創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

先手必勝、攻めるに如かず

2009-04-15 07:31:44 | 学習
おはようございます。

 またか、と思われるかもしれませんが、私は何事も先手必勝と考えています。最初が肝心というわけです。これがフレッシュマンに向けてブログを書いている理由でもあります。特に、弱者は、先手必勝、攻めるに如かず、と考えています。今は不況であり、買い手市場の時代です。売り手である就職志望者は弱者と考えるべきでしょう。ですから、就職活動の開始は早いほどベターとアドバイスしています。

 皆さんもお分りのことと思いますが、本年度、就職活動の開始時期が例年より1ヶ月程度早まりました。企業側は経済の回復状況を眺めつつ、採用人数を決めたいと考えているため、多分、終了は1ヶ月ほど遅くなるでしょう。6月まで、大企業もずれ込むところが増えると私は予想しています。それなのに何故、私は早く始めて欲しいと言っているのでしょう。お奨めしている、早める程度は1ヶ月、2ヶ月の話ではありません。大学の入学試験合格から、オリエンテーションまたはシラバスを手にする間に、将来進むべき業種や職種を決めなければいけない、とアドバイスしています。すなわち、将来従事するであろう、または従事したい仕事を3年近く早く決めましょう、となります。

 今年の4年生はいわゆるゆとり教育世代でしょう。40年ほど前に富士通高等専門学校講師を経験し、インターシップ支援業務をシャープと定年退職後にして、20年近く前からある大学で10年間、非常勤講師をしてきました。シャープでは採用面接も担当しました。学生気質の世代間の違いは明確に存在し、毎年、今年の特徴に非常に興味がありました。このため、普通より今年の大学生気質を認識できている、と自負しています。昨年の3年生、すなわち今年の4年生は、5年前の生徒さんと考え方が大きく違っているのかも知れません。

 今年の大学フレッシュマンはゆとり教育世代でしょう。ゆとり世代と言われる世代が、ゆとりがない就職活動をしているのですから皮肉です。今、私のブログが想定している読者はゆとり教育世代です。私の推測では、フレッシュマンは今年の就職活動生と同じ傾向があるでしょう。1年生が先輩達の就職活動に興味を持てば、自分の3年後の考え方を予想しやすいのではないでしょうか。

今日はここまでにします。

追記:余談ですが、私は社内教育、高専、大学からはじまり、今は高校で教えています。そして、今年から、年金生活者に相応しい新しい挑戦をはじめます。それは、今の仕事の延長線から、まず義務教育の生徒の教育です。鉄は熱いうちに打て、発達心理学の教えからも、教育は保育園や幼稚園や小学校の時が非常に大切なのは間違いありません。この分野の人と話をしてみたいと思っています。お願い致します。さらに、社員の個性を生かした管理などに、日ごろ悩んでいる企業人とお話させていただけるなら、ぜひメールかコメントをお願い致します。
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時間と納期が一番大事

2009-04-11 08:07:16 | 学習
おはようございます。

 時間厳守、納期厳守が一番大事とビジネスマンなら分かっていること、当たり前のことを言うな、と笑われるかもしれません。どんなに良い特許も競争相手より1分でも遅れたらパー。見積もり期限に遅れたら、土俵にも上がれません。時間厳守と言えば、高校生や大学生ですら、いえ、小学生も分かっているルール。でも、分かっていることと実践できていることは別問題です。大型システムの大問題も保育園や幼稚園で教えられたルールや規律を実践できていたら起きなかったことが多いのかもしれません。

 成績の良い営業マンは特に時間に厳しい、が私の記憶です。訪問企業近くに早めに行って、喫茶店で時間を潰すのが彼らの常識。ビジネス書は、相手の居室や建物を訪問するなら、約束時間の5分前から、10分過ぎまでにドアーをノックする、と、書かれているかも。私も基本は理解しているつもりですが、大学の先生を訪問するなら、5分前からジャストの間に、部屋のドアーをノックしました。会社の担当者なら、早く行き、約束時間までソファーや喫茶店で待っていました。営業との駅の改札口の待ち合わせなら、20分前に行き、相手を待ちました。若かったとき、売り上げ成績の良い営業マンを見て、私はマネをするようになり、習慣にしました。

 お客様が早く来ても、待たせない会社は売り上げ好調です。何故、私はぴったりに訪問するのでしょう。ここで少し考えてください。ジャストに訪問し、待たせる時間で相手の会社を判断できる、と思っているからです。他社の重役を訪問すると、秘書さんがまず応対してくれるのが普通です。お茶かコーヒーが出て、10分程度待たせる会社はやや官僚的、事例重視でしょう。新規事業で手を結ぶべき相手ではない、と思っていました。それで困ったことはありません。

 最近、インターネットや携帯電話の問い合わせは、0120の無料専用電話にお客様が電話するシステムが増えました。年寄りはこれが困ります。聞きたいことや契約内容変更の依頼のため、電話してもお話中ばかり。コンピュータの音声案内が1番を押せとか、2番を押せとか言う相談窓口も増えました。何度押しても認識できず、最後にコンピュータが諦めたのか、交換台に繋ぐといい、やっと繋がった、と思ったら、6時なのに既に業務終了。明日、電話しろ、とはこれいかに。二度と商品を買わないぞ、と思うことが度々です。

 お客様の電話を待たせないのは常識ですが、お客様相談窓口が待たせるのでは最悪でしょう。直ぐに電話に出るだけでお客様を不愉快にしません。お客様の口調や文言が優しくなるでしょう。従って、商品に添付されている、説明書に記載された無料のお客様相談窓口に電話をすると、良い会社かどうかわかります。会社訪問の依頼をしよう、先輩を訪問しよう、と電話を会社にしても良く分かります。電話を受けてくれた人に伝言をお願いしたのに、他部門の電話番号を教え、架け直しを要求されたら、たらい回しが好きな会社と思って間違いありません。学校も会社も将来性はありません。小さな問題が発生しても、受け答えを誤って、大問題にしてしまう恐れがあり、危機管理が弱点の危険な会社ですので、受験するのは問題です。電話口の人が紋きり形で答える会社も減点です。

 伸びる会社はこちらの電話番号を質問し、責任者や担当者がすぐに電話をしてきます。お客様窓口が美しい日本語で礼儀正しく対応してくれます。このような会社は社員教育が徹底しているため、就職候補にしなければいけません。逆に皆さんも電話の対応に注意してください。特に、会社訪問の約束時間に遅れては絶対にいけません。

今日はここまでにします。
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言葉は心の現れ

2009-04-10 08:06:04 | 学習
おはようございます。

 私が専門にしていた情報技術市場に限らず、どんな分野だろうと、真のプロは仕事に誇りを持っている、と思っています。プロは自分に誇りがありますが、お客様やユーザーの言葉の大切さを十分過ぎるほどに認識しています。お客様の気持ちを大切にしたい心は半端ではないからです。一言一句、間違えないように、お客様の戯言かもしれない言葉を手帳にメモしようとしているプロが多いのではないでしょうか。江戸時代のような職人肌の親方はさておき、真のプロは非常に腰が低いのが一般的かもしれません。余談ですが、小学1年生でも、メモする子供を最近見かけました。その将来は期待できるでしょう。一方、大学も、きつく言われなければノートを取らないのが現代の常識かもしれません。嘆かわしいし、日本の将来は暗いかも。そのような人に遭遇するたび、暗澹たる気持ちになっています。

 この人があの有名な会社の社長だったのか、お金の勘定が好きと言われている、やり手の社長さんと思えない、の印象が度々ありました。超有名、格上企業の重役ですらほとんど、商談で訪れた若造の私に丁寧に応対してくれるものでした。実るほど頭を下げる稲穂かな、と成功人は腰が低いのが普通です。逆に、儲かっていそうにない中小企業の社長さんはEクラスのベンツに乗り、ふんぞり返り、偉そうにしている、の印象があります。現実に、不況にかかわらず、儲かっている近所の小企業の2代目社長は極めて腰の低い人、です。

 大企業の重役室は各社の考え方が現れているように思っています。普通、最上階にあり、ふかふかの絨毯、薄暗い廊下、綺麗な秘書さんまでは定番です。学生さんが企業訪問で重役室コーナーに案内されたら、合格は間違いないでしょう。重役を訪ねられたら、合格しやすい、と言うことかもしれません。

 若かった昔、大学のオープン研究室見学会に度々ゆきました。百聞は一見に如かず、分からない難しい研究テーマを見ておくことが勉強になる、からです。何時役立つかは分かりませんが。当時、私は学生に毛の生えた程度。それでも、総長の次の立場の、大プロジェクトのリーダーの先生が、面識はない初めての外部の若造に丁寧な言葉で対応してくれました。時代が違うと言わないでください。時代ではありません。定年退職するつい最近まで、私は色々な大学の研究室見学会に参加していました。多くの研究者が技術と研究テーマの説明を、丁寧な敬語を使ってしてくれました。大学の先生方に時代の変化を感じていません。

 違った印象の話もあります。パソコンの商品企画の責任者だったとき、営業の応援で、義務教育の学校に度々説明に行きました。コンピュータが得意という若い先生は私達に、人生の先生のような口ぶりで、質問してきました。その学校は教頭先生も同じような口ぶり。そのとき、ふと、義務教育や高校の先生は偉そうにしている人が多いと感じました。しかし、別の学校を訪れたら、校長先生は、企業人が良くいらっしゃいました、と待っていてくれて、教頭先生を紹介し、最終的に、担当の若い先生だけが応対してくれました。説明が極めて丁寧。見学先の教室の生徒さんも熱心でした。本当に、今でも不思議です。

 私の人生の先生、中村洋四郎元富士通取締役、システム開発の責任者だった氏は、私が報告するときも、彼が私の弟子のような口ぶりで、教えを乞うように話しかけてきました。今でも私は食事をご馳走になりますが、まるで私がご馳走するような、立場が逆の口ぶりです。私が育った環境は、負うた子に教えられる、の諺そのままでした。先生もそれを実践していました。生徒さんにも、後輩にも、敬語を使う先生が普通でした。実は私は、それが普通だと、シャープに入社するまで思っていました。

 過去にブログに書いたように、システム開発のミスのほとんどが社員の心の様相に起因していると、中村氏は教えてくれました。社員が起こす会社の大問題の不祥事ですら、一人の社員の心の様相に起因している、と氏は言います。偉そうに出来ることは心の様相のなせる業、偉そうにしている社員ほど、開発をミスり、それでも相手の社長や責任者に謝らず、相手の社員のせいにする、と言っています。昔、度々納期が遅れ、何故か大問題になり、中村氏が担当部長に成り代わり、謝りに行ったそうです。偉そうにできる心が大問題を引き起こし、不祥事となる、のかもしれません。逆に、大問題の多くは個人の心が引き起こした、本来は小さな問題に終わるはずの出来事だったのかもしれません。

今日はここまでにします。
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ポジティブフィードバックを生かす

2009-04-02 07:57:44 | 学習
おはようございます。

 勉強する目的を自分が決めることは幸せな人生の必要条件でしょうが、世の中、一言言いたい人が多く、親切心からいろいろな注文をしてくれます。本当に困ったことです。

 他人のことなら、結果論からいくらでも、どのようにでも、正論や批判をできるでしょう。成功の理由なら素人でも評論できるでしょう。しかし、未来を見通すことは不可能です。プロでさえ、誤ることは度々です。若い人が、努力は水泡に帰した、と感じられる事が起きて普通です。上手く行けば天恵です。どうすればいいでしょう。秘訣は高い目標です。その目標は自分が決めなければいけません。そして失敗こそ、また無駄に思えた努力こそ、自分を成長させてくれていると考えてください。

 もちろん、無駄に終わった努力が価値があると思えるのは大変かもしれません。条件があるでしょう。まず、目標達成を妨げる壁は自分が作っていると考えることが必須です。そして、壁を壊すのも自分と考えることも必要です。先生や親は応援団であり、目標を決めた人でもありません。もちろん、友人も関係ありません。達成はひとえに自分にかかっていると考えられるかが勝負です。目標を自分が決めて、実現に向かい努力する、でなければ失敗は自分のためになりません。不満足な結果が起きれば、人を恨み、自分を堕落させてしまうからです。人が決めた目標の実現に努力するなら、のんびりと遊んでいる方がましかもしれません。

 しかし、自分の目標を決めるのは大変です。環境が変われば、それだけで大きなストレスです。むしろ、日々の勉強や部活に追いまくられ、その日をやっと過ごしているフレッシュマンが普通でしょう。でも、長期の目標など、定義できるわけはない、などと考えてはいけません。そうすると、新しい環境に慣れてきた連休明けの頃、心にポッカリ隙間が生まれ、何のために努力したのか、また、難しい詰まらない講義に出席しなければいけないのか、疑問を持ち始めるかもしれません。

 勉強が好きになるのは大変です。分からない勉強や講義は眠たいし、大学の先生の話は詰まらないと相場が決まっています。何故でしょう。講義を面白いと感じるには深い知識が必要であり、分からない話を聞くと、詰まらない話だと感じるものだからです。すなわち、知識はポジティブフィードバックがかかるものであり、面白さもポジティブフィードバックがかかります。ぜひとことん考えてください。ポジティブフィードバックがかかるのが人生であり、自然の摂理ではないでしょうか。安定なネガティブフィードバックは自然界では例外的な現象と私は考えています。一般には、ネガティブフィードバックが普通と言われているようですが。

 ポジティブフィードバックの言葉に馴染みが無い方も多いかも知れません。簡単に付言させてください。ツララができる状況や、鍾乳洞の柱が出来る環境を想像してください。鍾乳洞の柱は何処に出来るか、鍾乳洞ができたときは分からいのではないでしょうか。でも、ひとたび小さな柱の芽が生まれた所に水が集まり、ますます成長しやすくなります。バオムクーヘンの凸凹ができる現象と似ているように私には思えます。大きな瘤が生まれる必然性は無かったとしても、ひとたび小さな瘤が出来ると、その瘤はどんどん成長します。

 赤ん坊が言葉を習得する過程や、子供が勉強するようになる過程はバオムクーヘンの成長過程に似ているように私には思えます。そして、ほとんど全ての現象、社会分野であろうと、科学分野であろうと、ポジティブフィードバックが見られるように思えます。本質的な現象なのでしょう。バブル経済とその破綻はまさに典型的、大きくなりすぎ、破裂したように見えます。

 ここで課題が分かります。ポジティブフィードバックを味方にしなければいけません。たくさん勉強し、何かの科目を得意になることが能力向上の秘訣です。難しいことに、畳の水練ではなく、習うより慣れろ、と取り組むことが大切です。そうすれば、何時かそれを人生の目的にできるでしょう。イチローも言うように、継続は力なり、です。

今日はここまでにします。
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