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随時随所楽しまざるなし

ポジティブフィードバックを生かす

2009-04-02 07:57:44 | 学習
おはようございます。

 勉強する目的を自分が決めることは幸せな人生の必要条件でしょうが、世の中、一言言いたい人が多く、親切心からいろいろな注文をしてくれます。本当に困ったことです。

 他人のことなら、結果論からいくらでも、どのようにでも、正論や批判をできるでしょう。成功の理由なら素人でも評論できるでしょう。しかし、未来を見通すことは不可能です。プロでさえ、誤ることは度々です。若い人が、努力は水泡に帰した、と感じられる事が起きて普通です。上手く行けば天恵です。どうすればいいでしょう。秘訣は高い目標です。その目標は自分が決めなければいけません。そして失敗こそ、また無駄に思えた努力こそ、自分を成長させてくれていると考えてください。

 もちろん、無駄に終わった努力が価値があると思えるのは大変かもしれません。条件があるでしょう。まず、目標達成を妨げる壁は自分が作っていると考えることが必須です。そして、壁を壊すのも自分と考えることも必要です。先生や親は応援団であり、目標を決めた人でもありません。もちろん、友人も関係ありません。達成はひとえに自分にかかっていると考えられるかが勝負です。目標を自分が決めて、実現に向かい努力する、でなければ失敗は自分のためになりません。不満足な結果が起きれば、人を恨み、自分を堕落させてしまうからです。人が決めた目標の実現に努力するなら、のんびりと遊んでいる方がましかもしれません。

 しかし、自分の目標を決めるのは大変です。環境が変われば、それだけで大きなストレスです。むしろ、日々の勉強や部活に追いまくられ、その日をやっと過ごしているフレッシュマンが普通でしょう。でも、長期の目標など、定義できるわけはない、などと考えてはいけません。そうすると、新しい環境に慣れてきた連休明けの頃、心にポッカリ隙間が生まれ、何のために努力したのか、また、難しい詰まらない講義に出席しなければいけないのか、疑問を持ち始めるかもしれません。

 勉強が好きになるのは大変です。分からない勉強や講義は眠たいし、大学の先生の話は詰まらないと相場が決まっています。何故でしょう。講義を面白いと感じるには深い知識が必要であり、分からない話を聞くと、詰まらない話だと感じるものだからです。すなわち、知識はポジティブフィードバックがかかるものであり、面白さもポジティブフィードバックがかかります。ぜひとことん考えてください。ポジティブフィードバックがかかるのが人生であり、自然の摂理ではないでしょうか。安定なネガティブフィードバックは自然界では例外的な現象と私は考えています。一般には、ネガティブフィードバックが普通と言われているようですが。

 ポジティブフィードバックの言葉に馴染みが無い方も多いかも知れません。簡単に付言させてください。ツララができる状況や、鍾乳洞の柱が出来る環境を想像してください。鍾乳洞の柱は何処に出来るか、鍾乳洞ができたときは分からいのではないでしょうか。でも、ひとたび小さな柱の芽が生まれた所に水が集まり、ますます成長しやすくなります。バオムクーヘンの凸凹ができる現象と似ているように私には思えます。大きな瘤が生まれる必然性は無かったとしても、ひとたび小さな瘤が出来ると、その瘤はどんどん成長します。

 赤ん坊が言葉を習得する過程や、子供が勉強するようになる過程はバオムクーヘンの成長過程に似ているように私には思えます。そして、ほとんど全ての現象、社会分野であろうと、科学分野であろうと、ポジティブフィードバックが見られるように思えます。本質的な現象なのでしょう。バブル経済とその破綻はまさに典型的、大きくなりすぎ、破裂したように見えます。

 ここで課題が分かります。ポジティブフィードバックを味方にしなければいけません。たくさん勉強し、何かの科目を得意になることが能力向上の秘訣です。難しいことに、畳の水練ではなく、習うより慣れろ、と取り組むことが大切です。そうすれば、何時かそれを人生の目的にできるでしょう。イチローも言うように、継続は力なり、です。

今日はここまでにします。

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