テルミンとJAZZ
テルミンやマトリョミンの話。私、こちろうこと相田康一郎のプロフィールは左メニューバーのCATEGORYを。
 



私が活用している中古CD屋さんはDISK UNION(ディスクユニオン)といってお茶の水や新宿に小さなお店が多店舗ある。渋谷にもあるし、近所では柏(千葉県柏市)にもある。新品も国内外ともに扱っている。

ここのいいところは販売価格に納得感があるということで、それは中古CDを持ち込んだ時の買い取り価格についても同様である。1点1点査定をして売価の40%~50%で買い取っているようだ。
つまり、中古でも1,500円で売れるものは750円とかの買い取り価格になる。1点ごとに査定価格を書いた表ももらうことができ、なっとくできなければ、売らなければよい。

これができるのは音楽ジャンル別に店舗やスタッフが分かれていて、専門家としての査定能力があるからである。おそらくJAZZだけではなくクラシックやその他の分野でも好きな方には「くーっ、たまらん!」CD屋であるに違いない。

一方、ビジネスとしてみると個人の査定能力に依存する部分が大きく、多店舗展開には一定の足かせをはめられる部分がある。やみくもに出店して、査定が不安定になると、顧客離れが起きるであろうことは容易に推測できる。

中古ビジネスは売れる販売価格を適正に設定できる能力(=仕入れ価格を適正に判断できる査定能力)があれば、その粗利益率は上記のように50%と、小売業としては相当高いレベルにすることができる。
問題は個々人の査定能力に依存せざるを得ない部分が大きいということである。コミックの中古販売で有名な「ま○だ○け」の社長は上場する際に「自社ビルを作って買取品をベルトコンベアで流しながら、私が査定する」とかいって、酷評をかってしまったが、あながちおかしなことを言っていたわけではない。現実感がなさすぎたし、投資家の評価は得にくい発言であった。

JAZZの国内外の新品、中古CD、そしてレコードがザクザクあって宝探しの楽しみのある新宿JAZZ館がリニューアルオープンとのこと。早く行ってみたい。

インディー~エレクトロ~ニュー・ウエーブ~テクノポップを専門に扱う「ショップ・メカノ」さんではマトリョミン販売も取り扱っておられて、マトリョミン演奏会のちらしも前回に続き、置かせてもらっている。ここのオーナーは今回紹介しているDISK UNIONにも勤務されていたことがあるそうで、品揃えや価格設定など、取扱い分野では間違いのないお店と思われる。お店のある中野ブロードウェイはディープで楽しいところなので、休日探検してみるのも面白い。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
中古ビジネス (tajimak2)
2007-05-10 22:47:16
なるほど、この査定方式は 一時代前の 古き良き古本屋のイメージですね、現代は BOOKOFFにても分かるように 定価の1/10で買い、半額で売るシステムですね。

でも これが若者の活字離れによって。頭打ちになっている気がします。かえって昔のように、客に丁寧な 納得の行く商売の時代に 回帰していくかもしれませんね
 
 
 
お客さん本位 (こちろう)
2007-05-11 00:16:48
でないと、生き残れない世の中になってきてるようですね。
 
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