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蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

ヘーゲル精神現象学 導入章の紹介4_2Youtube投稿案内

2024年11月05日 | 小説
まとめ(2024年11月5日)人の理性(精神)活動は現象の野、悟性と知はその場で対峙し交信としている。これまでこのようにヘーゲルが説明してきた。本投稿から「現象活動とは知が差し出す己の真実(sa vérité)を、悟性が見つめているだけに過ぎない」。この仕組みは真理を探れない。これから「知の真実」を語ると前置きして、知の概念と悟性の基準の正反対をヘーゲルは説明する。「概念はモノに付属する。モノは現象の外にある、故に(現象の野に住む)悟性が、(現象の野に見える)対象を通して(現象の外の)モノ概念を掴むのだ」と教える。悟性には、現象外のモノ概念(真実)を覚知できる「一つの何か」を持つと、我ら凡人を励ます」。この思想を発展させると「モノが思想を持つ、精神はそれを経験する」実存主義の魁となります。


動画のサムネイル


Youtube動画リンク https://youtu.be/4qlu27dSuHU

本投稿のホームページリンクは https://tribesman.net/Hegel4.html

本投稿のページ http://tribesman.net/Hegel4_2.html

部族民通信ホームページは http://tribesman.net/
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課税103万円枠の撤廃を熱烈支持

2024年11月02日 | 小説
(2024年11月2日)国民民主党は先の総選挙(10月27日投開票)で躍進した(議席数が7から28と4倍の増)。躍進の理由は色々取り沙汰されている、なかでも非課税限度を現行103万円から178万円に嵩上げする、この政策が子育て世代に大きな共感を得たとの見方がネット空間に広まっている。投稿子(K)もその評価を受け入れ、政策実現にこぎつけてほしいと願う。
この件で1の感想と1の指摘をしたい。感想とは個人のささやかな思いでしかないが、それを前段にして次文では俗に言う「財務オカルト教徒の乱暴狼藉」を語りたい。
小老の住むこの辺り(東京都日野市の浅川東側)は世代交代が始まっている。ご近隣の方々には子育て世代が多い、子の多くは高校、大学に通うまでに成長している。子にかける手間も減って主婦、奥さんは働く機会を探している。職種を問わなければ、東京の近郊、就業は速い。短時間労働に従事する職を選ぶ。

そうした奥さんに「年収の壁」がそびえ立つのだそうだ。1に103万円を越えると課税対象となる。 2国民年金の3号資格の停止(130万円だがとりあえず本投稿では100万円壁として一括する) 3夫の収入への配偶者特別控除(133万円を越す場合)資格停止 4健康保険の被扶養認定の停止(同じく130万円)。
国民民主の提案を知らないが、これら年収制限をすべからく178万円に引き上げるものとする。すると奥さんとその家庭では、178万円分を働き、75万円の増収の恩恵をうけ、年金を払わずに(3号のまま)配偶特別控除は残り、保険を同一世帯で維持できる。まさに大ボーナスの恩恵かと喜ぶ。

近所奥さんの働きぶりを垣間見ると、週に3~4日出勤と見受けられる。私(K)は団塊年金なので家、庭にいる機会が多い。奥さんたちを通りで見るにつけ「収入壁の調整で毎日は働いていない」のかと疑う、その通りだそうです(家人の話)。より長く、より日数を多く働く意欲はあるし、受け入れ側も歓迎するはずだけど、国税当局が定めた年収の壁が邪魔するかに立ち上がっているーまさに経済循環の活性化を妨害する図式が浮かぶ。ぜひ今国会で国民民主法案の通過を実現してもらいたいと願う一人です。

ここで第2題。妨害勢力。この案が発表されるやいなや財務省から横槍が入った。178万まで無税にすると7. 6兆円の税収減になる。オレ首をひねった。
ご近所の奥さんたちのささやかな税対策、家族配慮が改善されると、総額11~12兆円に登る所得税総額の6~7割が減るのだと(メディアが)騒ぐ。これは理屈に合わない。
調べた。


メディアも官房長官も7.6兆円の減収と騒ぐ、しかし根拠はない

もし非課税400万人(文中)が粛々と課税組に入って、国税5%課税を受けて、年金3号が消え別払いになって、配偶特別も消え夫の課税が増えて、健保を別払いにするなどと計算したのだとしたら公務倫理違反だ。そこに乗り込まないために主婦が103万円で呻吟しているのだ。

1 図は国税庁の公開データ。年所得100万円以下は332万人(千以下は捨象)納税者(57万人)を除く274万人が非課税(青下線)。主婦奥さんたちが課税対策(103万円以下に抑える)している苦労が如実に見えている。
2 年所得100~200万円の方は481万人、うち納税者は347万人。非課税の134万人は103万円意識の奥さんたちと想定できる。
3 これに274万人を加えた400万人強の奥さんたちが103万円枠で呻吟している。
4 年所得100~200万円の納税者は347万人の総所得は5兆4633億円(左赤楕円)、その総税収は1482億円(右赤楕円)。
5 結論~!178万円課税限度を嵩上げしても、1482億円(おそらくこれ以下)の実減にしかならない(200と178万円の差分があるから)。100万円以下の非課税者274万人が178万円枠に移る。4兆9000億円の増収につながる。400万人奥さんたちの4兆円(今の非課税総額)を差し引いて、9000億円の雇用拡大が実現できる。配偶者(夫)の収入に純増で加算されるから9000億円の大部分が消費に回される。

さて本題、国税側は1482億円の減収、国民側は9000億円の増収。やっぱり実行すべきだ。でも ;
財務省が国民民主党案潰しに必死漕いて、メディアに流した7.6兆円の減収はどうやって計算したの、まさか捏造でないよね。上(図の真下の説明、粛々と課税組に...などと計算した)に見えるありえない状況を想定しているなら、それが獲らぬタヌキの皮算用、捏造と言うぜ。
(部族民通信に賛同している日野市在住のK氏、名誉部族民の投稿です)
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Hyppolite訳、ヘーゲル精神現象学 導入章の紹介(Youtube動画4_1)

2024年10月30日 | 小説
Hyppolite訳、ヘーゲル精神現象学のYoutube投稿を案内します。
精神現象と弁証法、モノに潜む思想 
本投稿のまとめ。弁証法の段階をmoment(節目と訳す)とします。そこでの精神活動をまとめています。それは概念(知が理解する対象の姿)、と基準(精神が持つ思想)の突き合わせで、整合不整合を(悟性が)判断します。これらを「一連の基準」活動とする。その一連を経験expérienceとして、訳者Hyppoliteは「弁証法そのもの」の脚注を入れています。この活動での理性、認識、知、悟性の役割を説明するのですが、最終文節(次回4_2)で「精神がモノ概念を形成、しかしこの反対もあり得る」それを「モノが概念を所有し、精神は対象モノを現象と見つめるだけ」と語ります。概念を思想と言い換え「モノが思想を持ち精神はそれを経験する」と理解すると、実存主義の魁となります。


現象の野での精神活動


Youtube 動画リンク https://youtu.be/zTDRmZRls1M
本投稿のホームページリンクは https://tribesman.net/Hegel4.html
ホームページは https://tribesman.net/index.html
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ヘーゲル精神現象学 導入章の紹介3 Youtube投稿案内

2024年10月23日 | 小説
Youtubeの概要欄を貼っておきます。
(2024年10月23日)考える仕組みを精神現象として解析するヘーゲルそれが精神現象学、この題名には感じ入ってしまうけれど、これと同じように重要な2の思想が表に出ていない。それは、人は経験を経ずに、生まれながらの思考を持つ、2番目は人の考える方法は弁証法です。初原の作品ながら、ヘーゲル哲学は満載です。
さて本投稿、ヘーゲルは知を語る。「その目的は固定している、自身を越える必要性を持たない」。知はモノ世界の対象を理解するし、現象の野に持ち込む。その対象を概念化して、現象の影として現象域に投影する作業です。知の仕事とその範囲はこれだけで、それを「固定、自己を越えない」とヘーゲルが教える。しかし対象がモノ世界で具有していた実質、真理は失われる。その後、悟性に言及する。 « la conscience est pour soi-même son propre concept, elle est donc immédiatement l'acte d'outrepasser le limité » (本文中から) 悟性は自分自身にして覚自であり、自身の限界を知り、すぐさま越える。ヘーゲルはかく知と悟性の性状の差、そして正反対の行動を露わにする。現象世界での弁証法とは真理を表現しない概念conceptと、人がもともと所有する基準mesureのすり合わせとなります。節目事に基準は訂正を入れる、この流れが実際ではないけど実効的 « effectivement réel » 実効的実際の正体です。


弁証法の工程で変遷するのは悟性


ヘーゲル現象学youtubeこれまでの動画の住所

この動画リンク https://youtu.be/L1p0Sewi6yM
ヘーゲル精神現象学の初回(全体の紹介) https://youtu.be/5JzC6p1e9B4
同本文の第1回動画リンク ヒトは現象の影で考える、現象である限り絶対にたどり着かない https://youtu.be/r1XfTUO7ohA
第2回リンク ヘーゲルはオソレを語る。無力の個が絶対を前にする心構え https://youtu.be/dfvH5yAa0Zg
第3回 動画リンク 現象の野に弁証法が展開 https://youtu.be/6sJEZTUqBbg
第4回動画リンク 限定否定が弁証法の進展を保証 https://youtu.be/3kxLZLB2rOM

部族民通信のSNS活動 ; 
Youtube動画リンク https://youtu.be/6sJEZTUqBbg

ブログアドレスは https://blog.goo.ne.jp/tribesman

ホームページアドレスはwww.tribesman.net 
HPではYoutube動画をサイト内に貼り付けています。PDF(Youtube でのプレゼンパワーポイントをPDF化)もリンクされている。

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ヘーゲル精神現象学 導入章の紹介3 Youtube投稿案内

2024年10月23日 | 小説
Youtubeの概要欄を貼っておきます。
(2024年10月23日)考える仕組みを精神現象として解析するヘーゲルそれが精神現象学、この題名には感じ入ってしまうけれど、これと同じように重要な2の思想が表に出ていない。それは、人は経験を経ずに、生まれながらの思考を持つ、2番目は人の考える方法は弁証法です。初原の作品ながら、ヘーゲル哲学は満載です。
さて本投稿、ヘーゲルは知を語る。「その目的は固定している、自身を越える必要性を持たない」。知はモノ世界の対象を理解するし、現象の野に持ち込む。その対象を概念化して、現象の影として現象域に投影する作業です。知の仕事とその範囲はこれだけで、それを「固定、自己を越えない」とヘーゲルが教える。しかし対象がモノ世界で具有していた実質、真理は失われる。その後、悟性に言及する。 « la conscience est pour soi-même son propre concept, elle est donc immédiatement l'acte d'outrepasser le limité » (本文中から) 悟性は自分自身にして覚自であり、自身の限界を知り、すぐさま越える。ヘーゲルはかく知と悟性の性状の差、そして正反対の行動を露わにする。現象世界での弁証法とは真理を表現しない概念conceptと、人がもともと所有する基準mesureのすり合わせとなります。節目事に基準は訂正を入れる、この流れが実際ではないけど実効的 « effectivement réel » 実効的実際の正体です。


弁証法の工程で変遷するのは悟性


ヘーゲル現象学youtubeこれまでの動画の住所

この動画リンク https://youtu.be/L1p0Sewi6yM
ヘーゲル精神現象学の初回(全体の紹介) https://youtu.be/5JzC6p1e9B4
同本文の第1回動画リンク ヒトは現象の影で考える、現象である限り絶対にたどり着かない https://youtu.be/r1XfTUO7ohA
第2回リンク ヘーゲルはオソレを語る。無力の個が絶対を前にする心構え https://youtu.be/dfvH5yAa0Zg
第3回 動画リンク 現象の野に弁証法が展開 https://youtu.be/6sJEZTUqBbg
第4回動画リンク 限定否定が弁証法の進展を保証 https://youtu.be/3kxLZLB2rOM

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ヘーゲル精神現象学紹介 導入章の2_2Youtube投稿案内

2024年10月13日 | 小説

(2024年10月13日) 
Youtubeのアドレスは  https://youtu.be/3kxLZLB2rOM (第4回否定は限定否定)

ヘーゲル弁証法は作用反作用、統合の仕掛けで、これを繰り返し進展する。1801年、ヘーゲル最初期(おそらく)の本書では弁証法の言葉は出現しない。しかしその概念が弁証法に酷似するexpérience経験なる語が重要な役割を占める。訳者のHyppoliteは経験を弁証法と捉えて良しとしている。では源初ヘーゲル弁証法、経験弁証法(Dialectique d’expérience)とは。 反作用に当たる言葉はnégation否定。この否定の様が限定的 « négation déterminée » であるとHyppoliteが指摘する。限定とはどのような否定か。ここで懐疑主義の否定をやり玉に挙げる。それは全面否定で、否定の後には己身の置き場すらない否定だと。Hyppoliteはデカルトも同じ穴のムジナじゃ(ムジナは出してないがそれに近い言質でひっくるめている)。 一方、ヘーゲル弁証法では部分否定をもっぱらとする。否定しても主体(悟性)は客体(否定された概念)とのつながりを残す。だから弁証法の次段階(moment節目)を形成できる。それ故に経験弁証法は「方向性完結性を具有するのだ」すなわち絶対知を捉えるに至るのじゃ。ヘーゲルの(今様の言葉)ドヤ顔が目に浮かぶ。 経験弁証法が方向性完結性を持つとは、そこ弁証過程には理性が支配していると言える。悟性も知も現象の野で影になってしまっているはずなのに、理性はどこから来るのか。ここでチョー天才のヘーゲル先生が持ち出したのは « conscience naturelle » 自然悟性。理性も悟性も知だって、現象の野に入ったら実在(en-soi , pour-soi)を失い現象、phénoménal、に果てる。しかし悟性に限って « conscience naturelle » 自然の悟性、現象の野に入る前の悟性に立ち戻り、否定を限定に、方向性を絶対知に向かわせるのであると。この理性に制御された弁証法の道のりは « effectivement réel » 実効的な実際だともヘーゲル先生は教えてくれます。


限定否定が弁証法を保証する


過去ヘーゲル現象学youtube動画の住所
ヘーゲル精神現象学の0回(全体の紹介) https://youtu.be/5JzC6p1e9B4
同第1回動画リンク ヒトは現象の影で考える、現象である限り絶対にたどり着かない https://youtu.be/r1XfTUO7ohA
第2回リンク ヘーゲルはオソレを語る。無力の個が絶対を前にする心構え https://youtu.be/dfvH5yAa0Zg
第3回 動画リンクは 動画リンク https://youtu.be/6sJEZTUqBbg https://youtu.be/dfvH5yAa0Zg 部族民通信のSNS活動 ブログアドレス 


gooブログ https://blog.goo.ne.jp/tribesman
ホームページアドレスはwww.tribesman.net  PDF(Youtube でのプレゼンパワーポイントをPDF化している)
Youtube動画をサイト内に貼り付けている
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ヘーゲル精神現象学紹介Youtube投稿の報せ

2024年10月08日 | 小説
Hyppolite仏語訳のヘーゲル精神現象学紹介 導入章の2_1

Youtube動画リンク https://youtu.be/6sJEZTUqBbg

前回(1_2)でHegelは怖れオソレcrainteを語った。「疑い」についてもヘーゲル特有の意義が認められる。懐疑主義の疑いは« Le scepticisme, qui finit avec l 'abstraction du néant ou avec le vide, ne peut pas aller plus loin » 懐疑主義は無あるいは空虚の抽象化で終わりそれ以上進めない。Hyppoliteはさらにデカルトの疑いと比べ、それはただの疑問にしか過ぎないとも語る。ではヘーゲルの疑いとは。実質的実際(effectivement réel)であると本人が教える。この意味は疑う行為に一種の方向性=これが実際=が帯びるとの意味。疑いの方向性とは弁証法の流れそのものであり、特定の一点、すなわち絶対知の獲得に向かう疑いである。その特異点に向かうにあたっての「不調」の疑いと言えよう。


精神の内、現象と弁証法の働きの図


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Hyppolite仏語訳のヘーゲル精神現象学紹介 導入章の1_2 Youtube投稿案内

2024年10月02日 | 小説
(2024年10月2日) 
表題にある通り、精神現象学のYoutube 投稿です。

本動画のYoutubeリンク https://youtu.be/dfvH5yAa0Zg
あるいはYoutubeに入って部族民通信で検索

本動画では精神現象の作業は決して真理に到達しないーを明言する。誤りに陥る理由、陥穽というか、は10挙げられる。


精神現象が真理に到達しない10の陥穽を表にした


またHegelは怖れcrainteを語る。動詞craindreの第一義が(envisager) 立ち向かう(Robertなど)となる。よって憂慮などとの感情の表現ではない。困難事態に対処するときの心構えを表している。日本語にも同じ使い分けが見つかる。靖子嬢に振られる怖れは感情だが、大雨後の洪水の「怖れ」は対処するにも無力な心構えを表す。「この怖れは明確に、認識が時に道具(動き)として時に場として(影)の現象表現を採るのを前提にしている。我々自身(理性)と認識との隔たりを予測している」(Hyppoliteの脚注)。 困難な状況とはヘーゲルでは絶対を勝ち取る困難さ、彼を受け継いだキルケゴールでは「神」への怖れとなる。


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ヘーゲル精神現象学紹介 導入章の1 Youtubeに投稿案内

2024年09月30日 | 小説
(2024年9月30日) 主題動画を本日Youtubeに投稿案内しました。前回(9月26日)はの前文に続いて章の本文に入ります。

2024年10月学期の投稿第一陣はヘーゲルの精神現象学紹介の第二回です。ドイツ語の原典をフランス語に翻訳したHyppolite版(1939年Aubier社刊)を元本に採り上げています。前回(9月26日)ではIntroduction導入章の主旨(現象、絶対、弁証法など)を説明いたしました。今回は精神特に認識と悟性を分析します。そもそもの認識は自己を律し、他者に惑わされないモノそのもの(la chose même )の性状であります。思考活動に入ると(考え始める)現象の野を形成します。そこにモノの概念やら悟性の介入が始まり、弁証法が進行する。なぜ弁証法なのか、悟性は検査対象を必ず「否定する」から、なぜなら現象であるから、現象の下での弁証法では真理にたどり着かない。


動画のサムネ


Youtube動画リンク https://youtu.be/r1XfTUO7ohA

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ヘーゲル精神現象学のYoutube案内

2024年09月26日 | 小説
部族民通信Youtube人類学講座、2024年10月~25年7月学期の開校を案内します。初日(9月26日)の演題はヘーゲル著の精神現象学となります。J. Hyppolite仏語訳。Gooグログに「ヘーゲル精神現象学の紹介」の表題で2024年8月14日予告から9月16日の第10回まで11の短文を投稿。そのYoutube版となります。

Youtube動画リンク  https://youtu.be/5JzC6p1e9B4 (Google Youtube の検索窓に複写)

これまで部族民のYoutube はレヴィストロース著作を紹介しておりましたが、本年7月に神話学第4巻「裸の男」の了にあたり、今学期は目先を変え哲学に挑戦いたします。本書はこれまで幾人かの哲学泰斗に(ドイツ語から)翻訳されています。今更の感を皆様抱くかと心配します。しかし原典に採り上げたのはHyppolite訳のフランス語版、書名は « La phénoménologie de l’esprit » (Aubier社、1939年刊)。仏語版の紹介には、確かに価値があると、これまでの訳本に目を通し比較し、確認しました。


本動画の挿画、絶対値の追求ヘーゲル哲学の原典


本書著者Hyppoliteは兄弟本にあたる « La genèse et structure … » も書き下ろしています。こちらは邦訳が刊行されています。しかし元本に当たる当該作品は翻訳が見当たりません。更に、訳者Hyppoliteの脚注が絶妙でして、部族民(蕃神ハカミ)が意味がつかめず立ち止まる行句に、多くの場合、脚注に行き当たり、解釈に助かりました。ドイツ語からの翻訳本と比べ、Hyppolite解釈を表に出せるだけでも、当方には至らなさも満杯ながら、皆様に紹介する労苦も労われるかと勝手に思っています。
導入章Introduction12頁を5回の投稿予定です。初回はヘーゲル思想の根幹、「思考作用とは現象」「現象である限り実質、真理にたどり着かない」「現象の野では悟性が経験=作用反作用、統合=の弁証法を展開する。幾回かの段階を経て(実質らしきモノ)を獲得する」本書700頁の訴えかけを紹介いたします。

(ブログ原稿は蕃神が書き下ろした。Youtube露出を避ける事情から動画は渡来部が担当いたします)


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