昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

天平の信仰(平城遷都1300年10)

2010-03-18 | 歴史・文化遺産
 古代の人たちは、この世の中では、すべてが神の意思によって動いていると思い、上手くいっても神のおかげであるし、うまく行かなかった時も、神の怒りと思いました。勿論、地震も雷も山火事さえも神のなせることでした。

 シャーマンとして権力を握ったという卑弥呼という人もいますが、この時代は遥かなことになり、豊かな収穫をもたらす国つ神の世界に、中国の文化とともに入ってきた仏教が全盛だったことでしょう。


しかし、素朴な信仰としての神様を敬って、祟りや恨み、さらには穢れを払おうとしました。

人形(ひとがた)を水に流して、厄を払うと言うのは、今に続いています。記憶に残っているのは出羽三山の湯殿山でしたね。


厄払いには、祓い、禊ぎなどの言葉が絡みますね。




食あたりは勿論、口から入る災いを、守り神として、顔を書いたのでしょう。






木札に書いた、顔は、神の具現化した象徴ですね。







左:人形が立体になります。自分の身代わりとして、厄払いをしたか、自分を護るマスコットかもしれませんね。偶像に身代わりになってもらいます。
右:神事の儀式で使う魂の宿る鏡ですね。昔、鏡は女の命と言って一心に磨く人がいましたよ。卑弥呼の末裔かも。






刀剣・鳥・身を清めるはたらきをした物とか、右の縦長の板は、大きな人形です。





左:馬の土偶ですね。馬は貴重な宝物であったことでしょう。
右:人型には、その人の霊魂が宿っていたりして…。




遂に出ました「呪いの人形」。
あやつり人形は腕が取れていますね。ひげを生やし烏帽子を被り、役人ですかね。


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6 コメント

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おはよう(^o^)丿 (アガリ)
2010-03-18 05:41:24
当時の人にとっては原因も分からず突然襲ってくる天災や病気は
今以上に怖いものだったんでしょうね
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呪いなどの.. (地理佐渡..)
2010-03-18 06:29:54
おはようございます。

色々意味合いはあったでしょうけど、
こうしてちゃんと残っているあたりが
すごいですねぇ。
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アガリさんこんばんは  (tetu)
2010-03-18 19:53:02
 自然界そのものが、神様の作用だったでしょうね。

 その中で、少しでも科学的な思考をする人は、預言者だったかも。

 
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地理佐渡..さんへ (tetu)
2010-03-18 19:59:02
 現在でも、オカルト思考があるようですね。

 丑の刻詣り、藁人形の釘など、こんな世界が好きな人も時々居られますね。
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今とは (旭川3sen6gouの まりあ)
2010-03-19 14:11:16
ちがって、
単純明快な感じで、
かわいらしいですね~・・!
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旭川のまりあさんへ (tetu)
2010-03-19 19:40:49
 眼に見えぬものへの恐怖、因果関係が不明な現象、先立たれた人への思いが、凝り固まってできるという情念、科学で説明できない世界が、どこかにあるかも。
おそろしおそろし。

 祖父がなくなった時、暫くの間、化けてでもいいから、出てきて欲しいと持った若い頃がありましたよ。
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