昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

墨・色・土の世界

2007-06-19 | 歴史・文化遺産
 機会があって、姫路市の書写山に向かいました。ロープウエイの山麓駅の横に姫路市美術工芸館があった。
 展示品の中で、姫路出身の元東大寺管長清水公照さんの作品を取り上げました。

左:姫路市書写の里・美術工芸館の表示
右:工芸館のパンフレットから、公照さんの部分の切り出し。


公照さんは、日本全国のみならず中国の窯元まで出かけていって、陶磁器の作品を作り続け、ここには作品が300点以上あるという。


姿も色も模様もなかなかいい。


悟りを開いたような文字が並んでいる。「矢が笛・地が太鼓・鳥が歌」この判じ物どう読みますか。みずのととりの年四月とあり、公照のサインがある。


上と同じ文字がある飾り皿。


左:慈眼衆生を視る。
右:手編みなる黒き帽子をつけしまま 熱烈歓迎法師の楫(かじ)
これは彼が中国へ行った時の印象であろう。


清水公照さんにおいても。まだ自戒の偈(げ)が出てくるようですね。

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4 コメント

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陶芸と墨の世界 (地理佐渡..)
2007-06-20 06:36:32
いいですねぇ..。

自分にな

1.なまけるな
1.おこるな
1.いばるな
1.あせるな
1.くさるな
1.おごるな

朝から良い戒めを頂戴しました(笑)。
こう言うのも好みの一つです。
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地理佐渡..さんへ (tetu)
2007-06-20 10:04:19
 東大寺の管長さんが、姫路の人であったことも知らなかったのですが、姫路市は彼のための美術館を建てたのでしょう。
 
 この偈といい、絵といい、陶器といい、解からない所が多いですが、面白さがでていますね。
 
 この戒めは、少々耳が痛いですが・・。
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書写山 (michioaruku)
2007-06-20 23:02:43
書写山は、倉敷に住んでいた時に1度訪れたことがあります。
墨・色・土の世界楽しませてもらいました。

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michioarukuさんへ (tetu)
2007-06-20 23:21:50
書写山円教寺も行く度に、いろんなところが変わってきています。
 道がよくなった、
 取り止めだった馬車がなくなってバスが走っている。
 奥の院の扉が開いて和尚がいつもいる。 開基の性空上人の焼けたと思われた像が発見され、奥の院に安置されている。
 などなど。33番札所は相変わらず善男善女でにぎわっています。
 世界遺産の姫路城となってからは、外人もよく見かけるようになりました。「その時のロープウエイのガイドは、ぺらぺらの英語で、「・・ラストサムライ・・」などというと、外人さんはよく頷いていました。ロケ地でしたね。
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