思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ここだけの話

2005年09月01日 | Weblog
女房が時々電話で
「あなただから、ここだけの話にしておいて欲しいんですが、・・・」
と誰かとやっている。

私が
「そんなこと言って、相手は信頼できる人なのか?、女はおしゃべりが多いだろ、きっと別の人にすぐ喋るぞ」といったら

女房は
「そんなことは分かってます。こういえばすぐ皆に伝わるのよ」
というではないか。

エーッ、そんなもんか。
女房が言うには、本当のここだけの話なんて絶対に人には喋らない、噂を広めたい時には逆にそういう話の持って行き方をするんだそうだ。

恐ろしや、女の策略。

センスのいい女

2005年09月01日 | Weblog
年齢に関係なくセンスのいい女の人を見ていると気持ちがいい。
勿論、心とおしゃれのセンス。

一昨晩に見たセンスのいい女のひと。
要するに静かな音楽の流れる喫茶店なんかで、なんということもないお話なんか一緒にして気分に浸ってみたいなあ、と勝手に思ってみたりするひと。

50歳代と聞いた。
美人ではないし、教養人でもない。
物静かに見えるが強い意思は感じられる。自分を確立している。
スタイルも抜群とはいえない。
話しかけると、気取らず自分の能力の範囲内で的確に応答する。
服装も金がかかってるとは思えないが、スッキリと彼女にマッチしている。

美脚とはいえないが、夏の灰色のパンツスタイルの足元は少し高めの夏のサンダルシューズをさりげなく履いている。
顔の化粧は薄化粧、瞼の下に気づかないほどのラメを入れているのもにくい。
瞳はすこし大きめ、キッと相手を見詰めて話すが、一瞬憂いを帯びることがある。

姿勢はよろしい、ごく自然に出来上がっている。
上半身をストンと腰で支えて自然に立つ。
座っても猫背にならない、スッキリと座る。

手首は意外にごつい。マニキュアなし。爪はキチンと手入れしてある。
おそらく気楽な人生を送ってきた人ではない。
それなりの苦労をしてきて現在があるという感じだが、それは奥ゆかしく仕舞ってある。

「う~ん、これぞいい女」と思ってしまって片思いしたのでありました。



ケンコーさん

2005年09月01日 | Weblog
徒然草の吉田兼好。
徒然草の序文。

つれづれなるまゝに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

教科書の古文の時間に徒然草を随分勉強させられた。
今でも、何箇所か諳んじている文章があるほどだ。
定年退職して、仕事もせず暇な毎日を過ごしながら、ブログに嵌っていると吉田兼好さんの心境に思い至ってしまう。
しかし、兼好さんは「心に映りゆく由なしごと」といいながらも、エッチネタとか下ネタは書いてなかったな。
おんなのことは頭を掠めなかったのかなあ。
案外、公表しない日記にそんな事を書きまくっていたりしたかも知れない。
でも、女の匂いは感じられないなあ。
禁欲の世捨てびと?。

「すずりに向かいて」は、今や「PCに向かいて」に代わってしまったが、あの当時毛筆を使ってサラサラと書くのは、PCに向かって打ち込むよりはるかに早いスピードだったろうなと思う。
万葉仮名は日本の文字文化を著しく発展させる原動力だったような気がする。
平安時代に「源氏物語」や「枕草子」を生み出したし。
私は片手でポツンポツンと打ち込んでるから、結構時間がかかる。
26文字の英文は羨ましい。
英語文化圏の作家なんかは、物凄いスピートで作品をタイプしているんだろうと思う。

「あやしうこそものぐるほしけれ」も何となく分かる。
思いつくまま感じるままに書いていると、狂いかけている自分や世情を感じてしまう。
ブログこそ物狂おしい感じになる。