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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

奇妙な関係

2005年09月23日 | Weblog
国の借金がどんどん増えている。
赤字を穴埋めするために国債を発行しては更に赤字を膨らませている。

我々国民1人当り800万円以上を国と地方自治体に拠出貸付していることになる。
地方自治体を含めて国の借金である長期国債は1000兆円を超えてしまった。

国とはいえ国民の代表機関であるから、国は我々そのものである。
従って国民は貸主でもあり同時に借主でもある。
奇妙な関係である。
このとてつもない借金は将来何で穴埋めされるのか、唯一各種の税金でしか穴埋めできない。

家計を預かる賢い主婦なら、こんな状態になるまで放置することは無いだろう。
亭主の小遣いを削り遊興費を削り、と有効な対策を次々実行に移していくだろう。
優秀な頭脳集団であるはずの国会と官僚は何を考えて行動してきたのだろう。

800万円を今全国民から取り立てることは不可能だから、長期分割でジワジワと取り立てる。
経済も右肩上がりは終わり活力を失い安定成長または縮小していく。
つまり消費税率を大幅に上げたり各種の税率を上げていかざるを得ない。

一方国の支出も大幅に削減されてくる。
年金給付、健康保険給付、各種の福祉給付、なども当然削減の対象になってくる。
サラリーマンも実質的な大増税で、手取り賃金は大幅に減少していく。

現在中流階級と思いこんでいても、何年後かには極貧の階級に落ち込んでいることに気づく時が来る。
一握りの富める階級と極貧の下層階級に2極分化していく。
富めるものは益々富み、貧しきものはますます貧しくなる。

仮に国家財政が破綻したら何が起こるのだろうか。
分からん。
多分、超一流企業が債務超過で倒産するのと似たような事態になるのだろうか。
だとすれば、企業の資産はたたき売りされ従業員は路頭に迷う。

国の場合は、超インフレが襲い、預貯金は価値を失い、企業は次々に倒産し、貧民が町に溢れ、略奪が横行して無政府状態になる?

今回の選挙で自民党は圧倒的多数を確保した。
国家財政の破綻を防止するために強硬手段に打って出るかもしれない。
大増税政策である。
それが一握りの特権階級のみ利するような政策で無いように監視していく必要がある。