ある医療系大学長のつぼやき

鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog

すばらしい人生の始まりを予感させる桜花のつぼみ膨らむ日に卒業式

2010年03月17日 | 高等教育
鈴鹿医療科学大学の薬学部のある白子キャンパスは、NTTの研修所のあったところで、桜の名所として有名ですが、写真のようにその桜花のつぼみがずいぶんと膨らんできました。もう、間もなくという感じですね。私が昨年この大学に着任したのもちょうど桜が満開の時でした。桜が開花する時期は、一般の市民の皆さんへもキャンパスを開放しているんですよ。今年は4月3日と4日の土日です。読者の皆さんも、一度ぜひ、白子キャンパスにお越し下さい。

そんな日(3月16日)に、白子キャンパスの講堂で鈴鹿医療科学大学の学位記授与式(卒業式)が開かれ、大学院生も含めて393人が巣立ちました。

私は副学長として初めて鈴大の卒業式の壇上に着席していましたが、三重大の卒業式とは少し趣が異なるところがあり、それぞれの大学に特色があって、大学の卒業式というのは、やはり感慨を感じますね。

学長式辞、理事長祝辞、来賓祝辞、在学生送辞、卒業生謝辞と続いていくのですが、今年から、成績優秀者に理事長表彰と学長表彰をすることになり、8つの学科の最優秀者が表彰されました。そのうち7名が女性という結果で、女性パワーに圧倒されたという感じでしたね。草食系男子が増えているとも言われていますが、それとも関係があるんでしょうかね?

午後は、F1開催で有名な鈴鹿サーキットのホテルで、学生達による卒業祝賀会が開催されました。三重大では学部毎に催されていますが、鈴大では大学全体で1会場なので、それだけ賑やかです。卒業式では着物姿であった女性達は洋装に着替えて、この時期ならではの、とっても華やかな雰囲気です。

私は、放射線技術科学科の4年生に、この半年間「救急医学概論」を教えてきたので、少し気になっていたのですが、学生さんたちの方から私を見つけてくれて、わざわざお礼を言いに来てくれたり、記念写真に収まったりしました。国家試験の合格率もたいへん高かったようで、ほっとしています。

私のブログにコメントを書きたかったのに、勇気がなくてなかなか書けなかったという学生さんもいたので、今からでも遠慮なく書いてくださいね、とお願いをしておきました。ブログの読者の皆さんもどうぞ自由にコメントをお寄せください。その方が、がんばって更新をする気持ちになります。

さて、卒業式の祝辞で、理事長の高木純一さんが、卒業式は終わりではなく始まりであること、このような人生の節目・節目に夢や目標を再確認すること、特に混沌とした今の世界ではそれぞれの人生をどう生きていったらいいのかわらかない状況であり、そんな状況である時こそ、目標を立てて、それを達成したかどうかを節目毎にきちんと見直していくことが、人生にとって大切であるとお話になりました。

つまりPDCAサイクルを回すことの大切さですね。私もまったく同感です。桜のふっくら膨らんだつぼみは、これからのすばらしい人生の始まりを予感させてくれます。桜花のつぼみが膨らんでいるこの日に巣立たれた卒業生の皆さん、毎年桜のつぼみを見る度に、理事長の言葉を思い出してください。


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2 コメント

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財務経営センター理事長ご就任お祝い (渡辺悌爾)
2010-03-19 20:41:05
豊田先生、財務経営センター理事長ご就任おめでとうございます。この6年間のご努力、奮闘、識見が評価されてのご指名と思います。健康に留意されてこの国の将来に展望を開く布石を打ってください。おめでとうございます。また、お祝いの会をできるといいですね。(3,19)
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御礼 (つぼやき)
2010-04-06 00:25:30
お祝いをありがとうございます。19日の夕刊に発表された小さな記事を、よくぞ見つけていただきました。さすがに渡辺先生です。会を楽しみにしています。
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