少し前の話になりますが、9月13日(月)に(社)国立大学協会主催の「大学マネジメントセミナー」が学術総合センターの一橋記念講堂で開催され、国立大の理事、部課長等250人を越える皆さんが集まりました。その中で文部科学省大臣官房審議官(高等教育担当)の小松新次氏が「国立大学法人を巡る諸情勢について」と題してお話になりました。
小松さんのお話は、来年度の概算要求・要望が中心で、すでに新聞報道で紹介されていることではありますが、今日はそれに限って取り上げます。
皆さんご承知のように、10%減が求められている要求枠としては、文科省全体としては前年度約5兆6千億円から約13%(約6千2百億円)減にしたが、国立大学運営費交付金の要求額は前年度1兆1千6百億円から、5%弱(560億円)の減にとどめたこと。
政策コンテストで決められる要望枠の全省の合計は約3億円で、そのうち文科省は約8千6百億円と、全省の中で最も多額の要望をし、このうち1兆円超が政策コンテストで決められること。
要望枠の中の国立大学運営費交付金については884億円。つまり、要求枠・要望枠合わせると、運営費交付金は約324億(約3%)増で出されていることになります。
そして、今月末ころに政策コンテストに関してパブコメが集められることになっています。
そして、今からすべての大学関係者に(私大の予算にも影響するので私大も含めた大学関係者に)お願いしたいことは、大学が社会のためにかけがえのない存在であることを、ぜひとも国民や地域の皆さんに発信をしていただきたいこと。そして、大学予算が他の予算よりも優先されるべきであることを、説得力あるデータとして示す努力をしていただきたいということです。
小松さんのお話は、来年度の概算要求・要望が中心で、すでに新聞報道で紹介されていることではありますが、今日はそれに限って取り上げます。
皆さんご承知のように、10%減が求められている要求枠としては、文科省全体としては前年度約5兆6千億円から約13%(約6千2百億円)減にしたが、国立大学運営費交付金の要求額は前年度1兆1千6百億円から、5%弱(560億円)の減にとどめたこと。
政策コンテストで決められる要望枠の全省の合計は約3億円で、そのうち文科省は約8千6百億円と、全省の中で最も多額の要望をし、このうち1兆円超が政策コンテストで決められること。
要望枠の中の国立大学運営費交付金については884億円。つまり、要求枠・要望枠合わせると、運営費交付金は約324億(約3%)増で出されていることになります。
この予算組みは、大学関係以外の予算をかなり大幅に削らないとできませんので、私は文科省内でかなりの努力がなされたものと想像いたします。おそらく大臣、副大臣、政務官の政務三役の皆さんの大学へのご理解が大きかったのではないかと想像しています。そして、その指示を受けた会計担当の皆さんが編成に相当苦労されたと思っています。
そして、今月末ころに政策コンテストに関してパブコメが集められることになっています。
”またパブコメか。”とおっしゃっている御仁もおられるかも知れませんが、できるだけ多くの国民の皆さんにパブコメをお寄せいただきたいと思います。また、大学関係者はそのパブコメに出来るだけ意見をお寄せいただくよう、市民の皆さんにも働きかけていただきたいと思います。
他省の要望についても、また、大学関係以外の要望についても、たくさんのパブコメが集められると思いますので、今までのように、大学関係のパブコメだけが少ないようでは、厳しいことになるかも知れません。
他省の要望についても、また、大学関係以外の要望についても、たくさんのパブコメが集められると思いますので、今までのように、大学関係のパブコメだけが少ないようでは、厳しいことになるかも知れません。
そして、今からすべての大学関係者に(私大の予算にも影響するので私大も含めた大学関係者に)お願いしたいことは、大学が社会のためにかけがえのない存在であることを、ぜひとも国民や地域の皆さんに発信をしていただきたいこと。そして、大学予算が他の予算よりも優先されるべきであることを、説得力あるデータとして示す努力をしていただきたいということです。