働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

言葉で育つこと

2010-08-20 06:38:17 | 教育
コメディアンの萩本欽一さんは、子供の頃、目立つのが嫌いで、おとなしかったと言う。
その人生を、大きく変えた「事件」がある。

中学校の頃、いたずらっ子にそそのかされて、黒板に担任のあだ名を書いた。
教室に入ってきた先生が
「誰が書いたの?」。。。
みんなとぼけるから、つい先生の声が怒気で荒くなる。
「誰!!」

ものすごく大きな声の勢いに押され、気づいたら立っていた。

どんなに怒られるかと、ビクビクして「はい」と答えたら、
「男の子はね、これぐらいの勇気がないとダメなのよ」と、
意外にも優しい言葉で、ニコッと微笑まれたと言う。

普段は怖い先生だったから、この一言が嬉しくて、先生への恩返しをしようと、
おとなしかった彼が、授業中に勇気を持って手を挙げるようになる。

ところが指されて立ち上がると「わかりません!」。。。
これが、どっとクラスに受けた。

黒板事件の先生のあの一言で、大変わり。。。
いわば、あの日は「欽ちゃん」の誕生日なのだと言う。

普段は笑顔を見せず取っ付きにくい萩本氏だが、叱られるという覚悟が相手に見えれば、
どこかで褒めるそうだ。
その一言で、相手が変わるきっかけになるかもしれないから。。。

ここで「叱られる覚悟」とは、自分の非を認めたことだろう。
自分が悪い、間違っていた、と心から認め、反省している人に、それ以上叱る必要はない。

むしろ、気遣う言葉の方が、奮起させる。。。

叱るにしても、褒めるにしても、相手を思い、育てるため。。。

つい怒りをぶつけたり、落ち込ませたり、おだてて好かれようという自分のご都合主義に
なりがちだが、それでは人は育たない。

どんな時も、自分より相手のことを優先する。
つまるところ、常に自己との闘いなのだが、世の師表とは、この心がけが身についた人を
言うのだろう☆

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