働く主婦のじゅんこです 

自分探しから始まった幸せへの道・・いくつになっても旬な女性で生きるカギ☆

花火・『HANABI』

2009-07-27 06:45:16 | 音楽
夏の風物詩「花火」・・。

一昨夜、隅田川で、94万8000人の見物客を前に、2万2000発の花火が打ち上げられたと言う。

世界で、日本人ほど花火の好きな国民はいないらしい。
夏の花火大会のほかに、各種イベントも含めると、全国で上がる花火は、約8000回と言われる。

花火観賞のルーツを尋ねると、約270年前のこの隅田川の川開き花火だと言う。

時代は移り、年々進化を遂げる花火は、多種多様、ダイナミックな花の饗宴となっているが、
夜空に咲く一瞬の花を楽しむ心は、昔も今も変わらないようだ。

これは、儚く散っていく桜が好きな日本人の「一瞬の美学」に通じるものでなかろうか。

四季折々の変化の中で育つ日本人には、咲いて散りゆく姿に、美しさを見い出す感性が、
もともと備わっているのだと思う。

しかし、夜空を照らす光が鮮明で、鮮烈であるほど、消えた後の漆黒は何ともいえず身に沁みる。

人生も、華々しく咲く順境もあれば、散って寂しさに泣く逆境もある。が、大きく開いた花が
枯れた後ほど、ぽっかりと空く心の隙間は埋めがたいもの・・・。

こうして順逆を繰り返しながら、花火のうたかたの夢のごとく消えていく日々。
そこに見る心情はどんなものだろう。

ミスチルの『HANABI』の歌詞は、次のようにある。

どれ位の値打ちがあるだろう
僕が今生きてるこの世界に
すべてが無意味だって思える
(中略)
いったいどんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱き進んだらいい?
(中略)
決して捕まえることの出来ない
花火の様な光だとしたって
もう一回 もう一回 もう一回 もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願っている
(後略)

求める幸せが、捕まえることの出来ない花火の様な光なら、その幸せを捕まえることに、
どれ位の値打ちがあるのだろう。

理想や希望も手探りで、方向がつかめない悲しみを抱きながら、それでも手を伸ばさずにおれない。
もう一回、もう一回、何度も打ち上がる花火を望むように、今日がダメでも素敵な明日を願って、
もう一回、もう一回・・・。
気持ちは痛いほど伝わってくる。

しかし、残酷なことに、もう一回、もう一回は、エンドレスではない。
どんなに豪華絢爛な花火でも、必ず終わるときがくる。

花火のように儚く終わる一瞬の人生だからこそ、永遠の幸せをつかむチャンス求めて進みたい。
その願いを満たす、心の闇を照らす光がどこかにないのだろうか・・・。
それが、仏法なのである。
人生の打ち上げラストを迎える前に、早く知って、聞いてほしいと願わずにおれない☆

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