晴れ間があったのでヤーコン2畝14本の半分だけ収穫してみた。
今年はどんなに不作不出来でも少雨日照りの天気のせいにできる。
背を軽く越えるほどに伸びるはずが、寸足らずの伸び悩み状態なので豊作はありえない。
今まではいい加減にシャベルを入れて引っこ抜いていたので必ず半分くらいは折れてしまった。
今年は不作なのに折れてはまずかろうと、慎重にシャベルを使いながら掘ってみると、ヤーコンの収穫はなかなか難しいものだと今更ながら分かった。
少し先が埋まっているのを、これくらいならと力を入れれば必ずと言っていいくらいに折れる。
だから、手袋をした指で慎重に芋の周りをなぞりながら土をほじくるのを繰り返し繰り返しで、なかなかに力が要る。
ヤーコンに初めてお目にかかったのは丸い芋で、生で食べる味は薄い梨のようだったが、私がこちら(新潟県十日町市)で買う苗のものは痩せたサツマイモのような形状にしかならない。
味は少し苦味があるようで決しておいしいものではない。
ポリフェノールだオリゴ糖だ食物繊維だともてはやされる健康食品としての値打ちがあり、きんぴらにして食感を楽しむもののようだ。
いくらにもならないけれど商品としてだして欲しいと言われてもいるので、選り分けて大小2本セットにパックする予定。
生産者は味見だけ形の良いものでやるが、あとは売れないカスを食っていくことになるのだから、なんだかなんだかなぁという気分。
まるで芋なのに、味も食感も全く違うのです。
生でも食べられるということで野菜サラダに入れたりするようです。
梨のような食感ですが、甘みは薄くて、ちょっと苦味のような渋みのような感じがあります。
でも、それが口に残ることはなくて、不思議な味です。
スーパーの店頭に出ているのは見たことがありません。
農協傘下の販売所や道の駅で地産ものとして出ることがある程度です。
私の知り合いの女性は見つけたら必ず買うというヤーコンファンです。
きんぴらにしたら、食感がなかなかに良いのです。
ぜひ、何かしらの機会にご賞味ください。
なにしろポリフェノールにオリゴ糖豊富という、薬のような野菜なのですから。