


早朝ウォーキングコースの農道脇にオニタビラコが咲いている場所がある。
咲いているとしたけれど、早朝なのでいつだって律儀に閉じていて、つぼみの黄色が住宅地を日が暮れてから見下ろした景色に見える。
間延びした田舎の生地に居て、都会の大規模住宅地を恋しがる気分など無いはずだけれど。
圃場整備で出来たまっすぐなコンクリート農道は、田舎だからか一般車の抜け道や近道として利用されることはなく、農業従事者の軽トラックと農業機械車しか通らない。
私の歩く時間帯はめったに地元の人も動かないので、ごくたまに軽トラックが行くだけ。
5時半〜7時半なので、他の散歩をする人に出会ったこともなく、徒歩の私一人が早朝ウォーキングに利用するばかり。
もしかしたら、農業以外の用で通行してはいけないという通達でもあるのだろうか、と思うくらい。
前置きが長くなってしまった。
とにかく急ぎ足をしていたと思えば歩を止めてスマホなんぞを構える変なジジイがいると思われているかもしれない。
コンクリート農道脇の法面にオニタビラコ、スイバ(酸葉)、ハルジオン(春紫苑)が生えたままにされていて良い感じ。
刈りとばしたり、防草シートを貼ったり、除草剤を散布したりしないで欲しいと思う。