
わが十日町市の、あてま高原リゾート ベルナティオのレストランで、今までずっと憧れ続けてきた『つけ麺』を食べた。
その名も『冷やし豆乳坦々つけ麺』で、値段は1540円。
ほとんどの食材は、スーパーで買うか自分の菜園で作ったものという倹約生活をしているので、手を出しにくいところだが、思い切って食べることにした。
長年憧れ続けてきた、つけ麺にようやく出会えたのだから。
つけ麺が流行り始めた頃に、一度食べたことがあるような気がするのだが、その当時の私は忙しくて、何かの拍子にラーメン屋で食べたかも知れない程度の記憶しか残っていない。
そのラーメン屋に行っていつかゆっくり味わってみたいと思っていたのに、いつの間にか、そのラーメン屋は無くなっていた。
以来、つけ麺のあるラーメン屋とかレストランに入る機会がなくて、憧れのままだった。
友人と出かけた、それも単に見学程度のリゾート施設訪問だったのに、レストラン入り口のメニュー看板につけ麺の字を見つけて、ついに決断した。
運ばれてきた『冷やし豆乳坦々つけ麺』をつけ汁に入れて食べてみて驚いた。
こんなにも腰のあるラーメンは初めてだった。
上品な量で、しかも器の底には餅焼き網のようなものが入っている上げ底だったから、スルスルと直ぐに食べ終えてしまうと思ったのは浅はかな思い込みだった。
モチモチしているという表現を時々見聞きするけれど、これぞモチモチの代表と言っても良いようなモチモチで味も良い。
つけ汁は初めての味で、少し濃すぎるきらいではあるけれど、麺をくぐらせて食べる分にはちょうど良い。
最後に汁が残ったのは勿体無い気がして、柔らかめの何かしらの麺があれば、チュルチュルと汁が尽きるまですすりたい感じだった。
これでようやく私のつけ麺探求の旅が始まるのだけれど、こんなにも高価だったらなかなか進まないだろうと、すでに半分諦めモードではある。