鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

移動と振動のこと

2011年10月14日 10時11分36秒 | 随筆或いはエッセイ
ちょいと野暮用で京都・東京間を夜間高速バスで往復した。東京での滞在時間は40時間。高速バス車中往復で14時間。徒歩・バス・電車での近距離移動と待ち時間4時間。計58時間(2日と10時間)の外出だった。所要経費13000円余り。

数字をいじり始めたら上記のようなデータになった。こんなことを書くつもりでタイトルを決めたのではない。夜間高速バスの車中は、カーテンが閉められ消灯もされて眠るしかない状態になっている。リクライニングシートになっているとはいえ、うしろの席のこともあり最大に倒すことはできない。体力のある若い節約旅行者たちは皆が慣れたふうでさまになっている。

2カ月前に同じ経験をしているので、今回は買ったなりで使ったことのない旅行用空気枕を引っぱり出して持参した。乗車したらすぐにプープーふくらませて首にはめる。首周りが窮屈なのだが、慣れてしまうと実に具合がいい。慣れてしまうとというより眠ったときといった方が正しい。眠り込んでも首が痛くならない。左右に枕が当っているので不自然に頭がぶれない。けっこう旅慣れたふうに眠れた。

それでも何回も目が覚める。本当の熟睡はできない。走行騒音が耳についたり、高速道路だとはいえ振動も相当にある。トイレタイムでサービスエリアにバスが止まるたびに必ず目覚めたので外に出た。乗客の大半は降りるどころか起きることもなく眠っている。エコノミー症候群が心配ではないのだろうか。そんな事を思うのは私の貧乏性か。

移動中に一番感じたのは振動だった。何せ外も見られない密室空間で皆が寝ているんである。眠るしかないのだが、それを妨げるのが主に振動だ。こんなにも人体が長時間振動を与えられていいものだろうか。むかし舗装されていない道路が多くて、自動車やバイクのクッションも悪かった頃のドライバーは腰をきつく締める幅広の専用帯を巻いていた。胃下垂にならないようにとか何とか聞いたことがある。

振動で思いだすことと言えば、地震での液状化現象、乳児揺さぶり症候群、各種バイブレーターあたりか。このバイブレーターは疲労回復目的や筋肉増強や脂肪燃焼やオトナの何とかやらあるわけだが、いま私の関心は脂肪燃焼バイブレーター。内臓脂肪まで燃焼させて筋肉増強にもなるとかなんとかテレビショッピングでやっている。楽をしながら若い頃の身体に戻りたいというご都合趣味。

話がどんどん拡散していく。はじめに考えたのは、移動は振動を避けられないものだなと感じたことから、こんな機械的振動を長時間経験してのマイナス面とプラス面を考察あるいは想像すること、そして今回少し贅沢をした3列独立シートのことから未来交通システムへの提言まで持っていくつもりであったのに・・・。それはまたそれぞれに分割して小出しにやっていこうと思ったりするけれど、たぶんダメだろうな・・・と。最近ナゲヤリでヤリナゲな私。やりっぱなしで投げてしまうことをヤリナゲというだろうかと、いまふと思った次第。

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