

1週間前の5/19『草むらに野鳥の巣と卵』という記事を書いた。
たまに傍を通り確認をして雛が孵り育つ姿を撮ろうと考えていた。
今までたぶん5回ほど確認したと思うのだが、その度に親鳥は偽傷行動のたどたどしい飛び方で同じ方向に逃げていった。
ちょっと確認するだけなので抱卵を諦めて放棄するようなことはしないだろうと考えていた。
ところが昨日見たら、親鳥も居なければ卵も無くなっていたので、全くもって残念な結果となってしまった。
蛇に呑まれたか鴉にやられたに違いない。
もしも孵っていたのなら猫にやられた可能性も否定できないし、他の生き物、例えばネコ、アナグマ(穴熊)ハクビシン(白鼻芯)あたりかもしれない。
ネコは三毛と白黒の2匹が我が物顔でウチの敷地内を徘徊している姿を観た。
アナグマ(こちらではムジナと呼ぶ)はここ数日に縁の下を出入りする姿を2回観た。
ハクビシンは、ウチの敷地から出てくるのを前の家の人が観たと言っているが、これはアナグマをそのように勘違いしたのではないかと思われる。
カラスの仕業である可能性が1番高い、というのは奴の場合、とにかく知恵が働くというのか目ざといというのかワル賢い。
先ほども杉のてっぺんに止まって、周りを睥睨(へいげい)しながら『カーカー』と喚いていた(この辺りは図体の大きいハシブトガラス(嘴太鴉)で、小さめのハシボソの場合は『グヮーグヮー』と鳴く)。
昨日も巣を確認したのだが、親鳥ごとやられたとは思いたくないけれど、そうなのかそれとも諦めたのか、空のままなので自然の厳しさを思い知らされる。