



しゃがんでする仕事は、立ち上がるのも横移動するのも多少の困難さがある。
そうであれば必然的に、しっかりと同じ姿勢のままで一定程度の成果を必要とする。
そんな動きの1つの草抜きの間にまに、目線の低さで普段は無視している花に注目したりする。
根を張って踏ん張る強い草に混じってヒョロヒョロの草が生えていて花も付けていたら肉眼では細部が分からないのでスマホで撮り拡大してみると意外に可愛らしかったりして、『調べる』機能で今まで聞いたことのない名が出てくることがある。
先端に青が見えるなぁ、程度にしか思わなかったが、拡大したら春先によく観るオオイヌノフグリ(大犬の睾丸)に似ていて色は少し濃い。
それが『調べる』ですぐに判明したタチイヌノフグリ(立犬の睾丸)。
姿がここまで違っても、同じ仲間だと花が似るということのようで、オオバコ科クワガタソウ属。
もう1つ昨日、同じくしゃがんで草抜き中に注目して撮ったのがトキワハゼ(常盤爆)。
人形浄瑠璃か能でこんな姿を観たことがあるような気がした。
笠を被った小顔の女の姿で、ふっくらした衣装に見える。
能装束というらしいけれど、もしかして常盤爆などと言われる装束があるのではないか、という気にさえなった。
いつまでも緑を保っているので常盤であり、種がはぜるから爆(ハゼ)なのだそうで、小さい割に大仰な名前が付いている。
亜熱帯には、「やっくぁなー」と揶揄する、睾丸がスイカのように張れる風土病がありました。
背中が曲がった年寄りも、やっくぁなーも見られなくなりました。
>ふぐり... への返信
そこか〜い!
ふぐりが出てくる度に、これを言わないではいられないんですか!?
頼みますよ。
私がスポットライトを当てているのはそこじゃないですから・・