鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

アメリカザリガニ(8)

2009年11月04日 11時26分45秒 | カメ、メダカ、水槽ペット
画像はアメリカザリガニの胃石を見つめるサワガニ。もちろんヤラセ。とは言えザリーの胃石は本物でサワガニも本物。急激な寒さに硬直気味のサワガニは、つかみ上げても動作が我が家のテレビドアホン子機連続静止画のようにギクシャクのスローモーションなので参加させた。胃石は死んだザリーから取り出したもの。

実は丸2日近く水槽のこども達をほったらかしにしていた。そうしたらペアリングさせようと一緒にした雄が死んでいて、腹から肉までかなり食われていた。実際に目撃した事がないので、私はまだアメリカザリガニの共食いというのを信じていない。こんなにもあっけなく死んでしまうのか?本当に襲われて致命傷を受けて殺されたのか・・?生きながら食われつつ絶命したのか? 水がかなり白濁していた。死んだ雄ザリーの体液だったのか?

取り出してみると、かなり腐臭がしていた。ピンセットでほぐしてみたら胃石が出てきた。見たのは初めてだ。脱皮後にそなえて蓄えていたカチカチのカルシウムの塊。1匹のアメリカザリガニの生きた証。このザリーは以前に画像のサワガニの同僚を食い殺したかもしれないのだ。胃石を見つめるサワガニは生存競争のおぞましさを想うや、生きることの空しさを想うや・・い・かに。

殻はせっかくのものを取り上げてしまったわけなので、この何日か追い掛け回してあまりの愛おしさに食い殺してしまった赤い雌ザリーに半分返した。もう半分はあとの2匹のなかに入れた。一晩明けたら2匹の方に入れた殻はもうほとんど無くなっている。共食いを避ける助けになったのかどうか。ペアリングはタイミングが必要なのだろう。一瞬だけのものかも知れない。3匹が残ったけれど、もうそれぞれ別々に飼うしかなさそうだ。厄介なものを飼い始めたものだと思い始めている。 (おわり)

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アメリカザリガニ(7)

2009年11月02日 11時00分27秒 | カメ、メダカ、水槽ペット
画像は(1)(2)と同じ個体。教えてもらってわかったのだがどうやらメスらしい。目と口の間に吸盤みたいな白くて丸いものが一対ある。これはオシッコをする穴だとか。この位置なら鼻であるべしだけれど、勢いよく水分を放出するそうで観てみたいものだ。

この水槽には3匹を同居させたのだが1番小さいヤツはすぐに死んだ。死骸を発見したときは尻尾がなくなっていて美味しそうな白い身が見えていた。エビやカニが死ぬと殻は赤くなる。そいつも泥色の保護色から真赤に変色していた。その時はまだ共食いの犠牲になったと考えずに、カラスか何かが悪さをして振り千切ったか・・と、そんな風に想像していた。

ザリガニのザリは居去るかららしい。後ずさりと考えると確かにぴったりの命名だ。浅く水を張ったバケツの中に入れたザリーを捕まえようとすると、必死に内周を逃げ回る小刻みの後ずさりが可笑しい。そんないじめかたはしたくないのだが雌雄の確認をしようと思ってのことだ。

赤いザリーと同居させていたヤツは彼女の半分にもならない雌雄のわからない臆病モノだったから、水草水槽から雄とわかったヤツと交替させた。一回り小さいだけなのに、こいつも弱いのか先住者には遠慮があるのか、雄はみなそうなのか、赤の雌ザリーにいつも追いかけられている。邪険にではなく、言い寄る感じそのものだ。 (つづく)

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アメリカザリガニ(6)

2009年11月01日 03時24分36秒 | カメ、メダカ、水槽ペット

画像はサワガニと同居のアメリカザリガニ。目つき顔つきがネズミのようだ。ドジョウにも似ている。先に出した個体は赤いのに、あとのやつらは皆がこのように地味な色だ。エビやカニは死ぬと赤くなるけれど本来はほとんどが地味なのか? 以前ペット屋で真っ青なザリガニが売り物になっているのを見た。あれもゆでると赤くなるのだろうか? などと余談から書き始めるのも慣れてきた。

さて、減ってきたサワガニの生存数を確認しようと、石を全部取り出して確認したところ、6~7匹いた筈なのに大小1匹ずつの2匹しかいない。(4)のペアだと思いたいがそんな偶然はないだろう。もう同居させておくのはいくらなんでもまずい。脱いだ殻を食べてカルシウムを補給するなどとは知らなかったので取り出したが、それが元でサワガニを襲ったのか・・と思ったり、そうでなくても生態を知っている人なら『当然の帰結』と言うかも知れないと思ったりする。

サワガニの居住地として1年が経ち、安定した秩序が出来上がっていたところに、とんでもないモンスターを入れてしまったという結果になったようだ。またサワガニをつれてこよう。異種同居はやめて、彼らだけの居住区にするつもりだ。ザリーは水草水槽に放り込む。これで元の2匹が再会となる。他には同居するモノがない中で2匹は水草をズタズタにし放題だ。  (つづく)

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