【2010年・日本】試写で鑑賞(★★★☆☆)
ジャパニーズ・ホラーを代表する6人の監督が結集し、世界を視野にホラー映画を競作する新レーベルとして2004年に発足した【Jホラーシアター】。
その最終作である第6弾は、脳の不思議に取りつかれた家族の悲劇を描くホラー作品。
脳科学の研究者である太田悦子(片平なぎさ)は、戦前の満州で行われた脳の人体実験のフィルムを入手する。スクリーンには真っ白な光が写っており、偶然部屋を覗いた2人の幼い娘・みゆきとかおりもその奇妙な映像を目にしてしまう。
それから17年後。大学病院に勤めている太田みゆき(中村ゆり)は、あの日以来、死の誘惑に取り憑かれていた。自殺した父の後をが追うかのように、インターネットで知り合った仲間…服部(斉藤陽一郎)、理恵子(波多野桃子)、和志(郭智博)、拓巳(松嶋亮太)…らと、練炭を使っての集団自殺を結構する。みゆきが目を覚ますと、そこは殺風景で薄暗い部屋だった。そこへ現れた看護婦のような女性・雅美(長宗我部陽子)から「自分が死んだこと」を告げられたみゆきは、ここがあの世かと思い込む。実はこの施設、脳神経外科の権威として名高い悦子が経営するクリニックの隔離病棟で、17年前のフィルムに触発された悦子はここで非合法の脳手術を繰り返し行っていた。悦子は被験者の脳のシルビウス裂を電極で刺激し、「もうひとつの現実」という禁断の領域に達することで、人間の霊的な新しい進化の可能性を探っていた。一方、謎の失踪を遂げた姉のみゆきを捜すため、妹のかおり(藤井美菜)は、みゆきの恋人・本島(日下部そう)と平沢刑事(高橋長英)と共に、みゆきのマンションに訪れる…。

2004年「感染」(落合正幸監督)
2004年「予言」(鶴田法男監督)
2005年「輪廻」(清水崇監督)
2006年「叫」(黒沢清監督)
2007年「怪談」(中田秀夫監督)
一時期は【Jホラーシアター】ってどうなっちゃったんだろう? って思ってたけど、いろいろな大人の事情で、銘打てなかっただけで、「叫」と「怪談」も【Jホラーシアター】だったのね。
それにしても第6弾で最終章となる【Jホラーシアター】、ものすごい変化球で来たな~。
心霊系というか、マッドサイエンティスト系というか。
高橋洋が描く「人類保管計画=サード・インパクト」、もしくは別のアプローチで語られる「回路」(黒沢清監督)と言っていいかもしれない(笑)。

とにかくここで注目したいのは、「サスペンスの女王」=片平なぎさの怪演。
作品の怖さとは別の意味で怖い。
存在自体が怖い。
「サスペンスの女王」の名は、伊達じゃありません♪
それにしても、これは(オチも含めて)好き嫌い分かれるだろうなぁ。
観賞後のほとんどの人が、茫然自失してしまうハズ。
ともやもそこから再起動するまでに、かなりの時間を要しました(笑)。
そして高橋洋監督のインタビューを読んで、腑に落ちなかった部分がすべて氷解していきます。
『これは現実がひと通りしかないという可能性に疑問を投げかける映画です』
あ~、その感覚はすごく分かる。
インタビューでは具体的な例も挙げて語っていたんだけど、ネタバレにも繋がるんで、引用はしません。
いや~、心霊だけがホラーじゃない。
まだまだ無限の可能性が眠ってますな、Jホラー。
監督・脚本は高橋洋。
2010年7月10日公開
公式HP:恐怖
■「Jホラーシアター」シリーズはこちら
ジャパニーズ・ホラーを代表する6人の監督が結集し、世界を視野にホラー映画を競作する新レーベルとして2004年に発足した【Jホラーシアター】。
その最終作である第6弾は、脳の不思議に取りつかれた家族の悲劇を描くホラー作品。
脳科学の研究者である太田悦子(片平なぎさ)は、戦前の満州で行われた脳の人体実験のフィルムを入手する。スクリーンには真っ白な光が写っており、偶然部屋を覗いた2人の幼い娘・みゆきとかおりもその奇妙な映像を目にしてしまう。
それから17年後。大学病院に勤めている太田みゆき(中村ゆり)は、あの日以来、死の誘惑に取り憑かれていた。自殺した父の後をが追うかのように、インターネットで知り合った仲間…服部(斉藤陽一郎)、理恵子(波多野桃子)、和志(郭智博)、拓巳(松嶋亮太)…らと、練炭を使っての集団自殺を結構する。みゆきが目を覚ますと、そこは殺風景で薄暗い部屋だった。そこへ現れた看護婦のような女性・雅美(長宗我部陽子)から「自分が死んだこと」を告げられたみゆきは、ここがあの世かと思い込む。実はこの施設、脳神経外科の権威として名高い悦子が経営するクリニックの隔離病棟で、17年前のフィルムに触発された悦子はここで非合法の脳手術を繰り返し行っていた。悦子は被験者の脳のシルビウス裂を電極で刺激し、「もうひとつの現実」という禁断の領域に達することで、人間の霊的な新しい進化の可能性を探っていた。一方、謎の失踪を遂げた姉のみゆきを捜すため、妹のかおり(藤井美菜)は、みゆきの恋人・本島(日下部そう)と平沢刑事(高橋長英)と共に、みゆきのマンションに訪れる…。

2004年「感染」(落合正幸監督)
2004年「予言」(鶴田法男監督)
2005年「輪廻」(清水崇監督)
2006年「叫」(黒沢清監督)
2007年「怪談」(中田秀夫監督)
一時期は【Jホラーシアター】ってどうなっちゃったんだろう? って思ってたけど、いろいろな大人の事情で、銘打てなかっただけで、「叫」と「怪談」も【Jホラーシアター】だったのね。
それにしても第6弾で最終章となる【Jホラーシアター】、ものすごい変化球で来たな~。
心霊系というか、マッドサイエンティスト系というか。
高橋洋が描く「人類保管計画=サード・インパクト」、もしくは別のアプローチで語られる「回路」(黒沢清監督)と言っていいかもしれない(笑)。

とにかくここで注目したいのは、「サスペンスの女王」=片平なぎさの怪演。
作品の怖さとは別の意味で怖い。
存在自体が怖い。
「サスペンスの女王」の名は、伊達じゃありません♪
それにしても、これは(オチも含めて)好き嫌い分かれるだろうなぁ。
観賞後のほとんどの人が、茫然自失してしまうハズ。
ともやもそこから再起動するまでに、かなりの時間を要しました(笑)。
そして高橋洋監督のインタビューを読んで、腑に落ちなかった部分がすべて氷解していきます。
『これは現実がひと通りしかないという可能性に疑問を投げかける映画です』
あ~、その感覚はすごく分かる。
インタビューでは具体的な例も挙げて語っていたんだけど、ネタバレにも繋がるんで、引用はしません。
いや~、心霊だけがホラーじゃない。
まだまだ無限の可能性が眠ってますな、Jホラー。
監督・脚本は高橋洋。
2010年7月10日公開
公式HP:恐怖
![]() | 恐怖 (角川ホラー文庫 き 3-3)北野 勇作角川書店(角川グループパブリッシング)このアイテムの詳細を見る |
■「Jホラーシアター」シリーズはこちら
![]() | 感染 プレミアム・エディション [DVD]ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | 予言 プレミアム・エディション [DVD]ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | 輪廻 プレミアム・エディション [DVD]ジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
![]() | 叫 プレミアム・エディション [DVD]AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)このアイテムの詳細を見る |
![]() | 怪談 【通常版】 [DVD]メディアファクトリーこのアイテムの詳細を見る |
あれっ!?もう観てたの!?
イイなー。
んで、☆3つとはあんまり怖くないのかなぁ?ものすごい楽しみなんだけど!
(だから画像もとばしちゃった 笑)
でも、観るゾー!
その場で怖いとかいうか、後からジワジワくる感じの怖さっていうか、そんな感じ。
ほんとにストレートな、直球な恐怖じゃないんで、観てる間は片平なぎさの存在だけが怖かったww
migさんの感想が楽しみ♪
もうすぐ帰国なので、ご挨拶に♪
migちゃんから、コレを一緒に観ようと誘われているのだけど・・・
ひーっ!怖そう(涙)
大丈夫かしら私・・・
では、お目にかかれるのを楽しみにしております☆(がっかりされたらどうしよう・・・)
>migちゃんから、コレを一緒に観ようと誘われているのだけど・・・
あ、何て言うか、ご愁傷さまですww
でもその場ではそんな怖くないかもしれないから、大丈夫かもよ~。
>がっかりされたらどうしよう・・・
ひぃぃぃ、がっかりなんてしませんよ♪
楽しみですわん♪
まだーむも私もココに書いた事忘れてた!(笑)
昨日ご飯食べてる時にまだーむがKLYさんが観ていて詳しく書いてたって言ってて
え、観てない筈って話になってたら
ともやさんだった(笑)
確かになんか変な映画で、怖さもないし淡々としててつまらないで二人意見一致したのでした。
まだーむには申し訳ない。。。
ご愁傷様ですの意味がわかりました。
もっと、ハッキリ書いてほしかったYO!!
もういったいぜんたい、何なのー?って思っちゃった。
貴重な日本滞在時間が刻々と・・・
ま、かな~りピンポイントで、変な映画である事には変わりないよねww。
Jホラーシアターの締めくくりは、何か王道な怖いヤツで攻めて欲しかったですよね♪
これは万人が『怖っ!』って思うような作品じゃなかったですからね~。
でもこういう怖さもあると思いますよ♪
いよいよ、あさって初対面ですね♪
いろんなお話聞かせてくださいね~♪