(原題:THE CRAZIES)
【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
第23回東京国際映画祭・特別招待作品。
1973年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」(原題:THE CRAZIES)をリメイク。
アイオワ州ピアス郡、人口わずか1260人の小さな町オグデンマージュ。デヴィッド・ダットン保安官(ティモシー・オリファント)とラッセル・クランク保安官補(ジョー・アンダーソン)は、パトロールの途中で春に開幕した少年野球を観戦していた。そこへローリー・ハミル(マイク・ヒックマン)が猟銃を持って現れる。ただならぬ気配を感じたデヴィッドはローリーを射殺する。もともと酒乱の傾向があったローリーだが、妻のペギー(リサ・K・ワイアット)は『2年前から酒は絶っている』と証言。デヴィッドは念のためローリーの薬物検査を依頼する。一方、町で医療センターに務めているデヴィッドの妻ジュディ・ダットン(ラダ・ミッチェル)と助手のベッカ・ダーリング(ダニエル・パナベイカー)。何か様子がおかしいと妻のディアドラ・ファーナム(クリスティ・リン・スミス)に連れてこられた夫のビル・ファーナム(ブレット・リッカピー)の診察を行ったが、特に異常は認められず本人も『大丈夫、問題ない』と言うのでそのまま帰したが、その夜ビルは妻と息子ニコラス(プレストン・ベイリー)を殺害する。翌日デヴィッドとラッセルは1週間前に川に墜落した大型飛行機と操縦士の死体を発見。デヴィッドは積み荷から毒素が流出したのではないかと疑い、飲み水の使用を禁止しようとする。しかし、時はすでに遅く、電動ノコギリを持った検死官に襲われたり、町は異常事態に見舞われていた。そこへ防護服に身を包んだ軍が現れ町を隔離、住人たちは一カ所に集められ、ウィルスに感染していないかの検査を受けさせられる…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/b3/5913ea2e995785b0b066cf4153f8a962.jpg)
オリジナルは残念ながら観たこと無いんですよね~。
(どんな映画かっていう知識だけはありましたが…)
これを機会にDVD化してほしいな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/54/e8f850fd757c6fc0d08624ca05f10c43.jpg)
一見ゾンビ映画に思われがちですが、一番の違いは襲ってくるのが死人ではなく、細菌兵器「トリクシー」に感染している生者であるという点。
ちゃんと会話もするし、道具も使う。
感染者同士でコミニュケーションも取る。
ただとてつもなく凶暴=残虐になってしまうという部分。
もうとにかく何と言うか…感染の全貌がまだ見えない前半パートはめっちゃ怖かったです。
(特に感染したビルが家族を襲う場面ね)
別にエグい描写は無いんだけど、愛する者に襲われる恐怖。
「シャイニング」なんかもそうなんだけど、こういうシチュエーションが一番怖いかも?
後半はデヴィッドとラッセル、ジュディとベッカの4人が、感染者とこの町の住人を抹消しようとする軍から逃れて町を脱出しようとする様が描かれていく。
この辺はわりと定番というか、よくあるパターンなんで、ちょっと退屈だったかな?
監督のブレック・アイズナーは、2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(原題:SAHARA)以来、これが2本目となる長編監督作品。
現在は1980年公開の「フラッシュゴードン」や1981年公開の「ニューヨーク1997」のリメイク作品を手掛けることになっている模様。
それはそれで楽しみなんだけど、リメイクよりはマシュー・マコノヒーが主演の「ダーク・ピット」シリーズの新作が観てみたいかな~♪
監督はブレック・アイズナー。
製作総指揮・オリジナル脚本はジョージ・A・ロメロ。
全米興行成績(2010年2月公開):初登場3位→6位→10位→ランク外
2010年11月13日公開
公式HP:クレイジーズ
■「クレイジース」の予告編で使われているGary Julesの曲『Mad World』が収録されているサントラはこちら
【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
第23回東京国際映画祭・特別招待作品。
1973年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督の「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」(原題:THE CRAZIES)をリメイク。
アイオワ州ピアス郡、人口わずか1260人の小さな町オグデンマージュ。デヴィッド・ダットン保安官(ティモシー・オリファント)とラッセル・クランク保安官補(ジョー・アンダーソン)は、パトロールの途中で春に開幕した少年野球を観戦していた。そこへローリー・ハミル(マイク・ヒックマン)が猟銃を持って現れる。ただならぬ気配を感じたデヴィッドはローリーを射殺する。もともと酒乱の傾向があったローリーだが、妻のペギー(リサ・K・ワイアット)は『2年前から酒は絶っている』と証言。デヴィッドは念のためローリーの薬物検査を依頼する。一方、町で医療センターに務めているデヴィッドの妻ジュディ・ダットン(ラダ・ミッチェル)と助手のベッカ・ダーリング(ダニエル・パナベイカー)。何か様子がおかしいと妻のディアドラ・ファーナム(クリスティ・リン・スミス)に連れてこられた夫のビル・ファーナム(ブレット・リッカピー)の診察を行ったが、特に異常は認められず本人も『大丈夫、問題ない』と言うのでそのまま帰したが、その夜ビルは妻と息子ニコラス(プレストン・ベイリー)を殺害する。翌日デヴィッドとラッセルは1週間前に川に墜落した大型飛行機と操縦士の死体を発見。デヴィッドは積み荷から毒素が流出したのではないかと疑い、飲み水の使用を禁止しようとする。しかし、時はすでに遅く、電動ノコギリを持った検死官に襲われたり、町は異常事態に見舞われていた。そこへ防護服に身を包んだ軍が現れ町を隔離、住人たちは一カ所に集められ、ウィルスに感染していないかの検査を受けさせられる…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/b3/5913ea2e995785b0b066cf4153f8a962.jpg)
オリジナルは残念ながら観たこと無いんですよね~。
(どんな映画かっていう知識だけはありましたが…)
これを機会にDVD化してほしいな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/54/e8f850fd757c6fc0d08624ca05f10c43.jpg)
一見ゾンビ映画に思われがちですが、一番の違いは襲ってくるのが死人ではなく、細菌兵器「トリクシー」に感染している生者であるという点。
ちゃんと会話もするし、道具も使う。
感染者同士でコミニュケーションも取る。
ただとてつもなく凶暴=残虐になってしまうという部分。
もうとにかく何と言うか…感染の全貌がまだ見えない前半パートはめっちゃ怖かったです。
(特に感染したビルが家族を襲う場面ね)
別にエグい描写は無いんだけど、愛する者に襲われる恐怖。
「シャイニング」なんかもそうなんだけど、こういうシチュエーションが一番怖いかも?
後半はデヴィッドとラッセル、ジュディとベッカの4人が、感染者とこの町の住人を抹消しようとする軍から逃れて町を脱出しようとする様が描かれていく。
この辺はわりと定番というか、よくあるパターンなんで、ちょっと退屈だったかな?
監督のブレック・アイズナーは、2005年「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」(原題:SAHARA)以来、これが2本目となる長編監督作品。
現在は1980年公開の「フラッシュゴードン」や1981年公開の「ニューヨーク1997」のリメイク作品を手掛けることになっている模様。
それはそれで楽しみなんだけど、リメイクよりはマシュー・マコノヒーが主演の「ダーク・ピット」シリーズの新作が観てみたいかな~♪
監督はブレック・アイズナー。
製作総指揮・オリジナル脚本はジョージ・A・ロメロ。
全米興行成績(2010年2月公開):初登場3位→6位→10位→ランク外
2010年11月13日公開
公式HP:クレイジーズ
![]() | The Crazies(「クレイジーズ」輸入盤サントラ)Mark IshamVarese Sarabandeこのアイテムの詳細を見る |
■「クレイジース」の予告編で使われているGary Julesの曲『Mad World』が収録されているサントラはこちら
![]() | Donnie Darko(「ドニー・ダーコ」輸入盤サントラ)Michael AndrewsEverlovingこのアイテムの詳細を見る |
改めてリメイクを見られるのは楽しみだなぁ
でもこの映画をリメイクしたって言う事は、ロメロも走るゾンビや、感染するだけの恐怖の映画なんかを見て俺なんか30年前にこんな凄いの作ってたんだぞって言いたかったんだったりして(^-^;
いやいや、ロメロが偉大なのはこういうリメイクを作るまでもなく周知の事実ですよww。
でもこうしてリメイクされるってことは、オリジナルにそれだけ魅力があったってことですもんね。
こういう映画の公開に合わせて、深夜でもいいからオリジナルをTVで放送してほしいんですけどね~。
ありふれているというか、
それ以前に、やはりアメリカ人の意識って
そんな感じなのね…と、冷めてしまいました。
試写でご一緒だったので、ラストのあの甘さについては激論しましたよね~ww。
1953年に作られた『宇宙戦争』の時から、まったくアレに関する認識が変わっていない。
そこが本当に残念です~。
最後にアレを使うアメリカ政府って、定番と言えば定番なんですよね。
アレを映画に頻繁に使うのは、アレはそんなに恐ろしい兵器じゃないよ…という洗脳も兼ねているのか?ww
これ、あまりにフツウ過ぎだよね~
きっとロメロのは傑作なんだと信じてるわ!
かえってあの古臭いまんまのを観た方が楽しいだろうし、ロメロ認定してないなら製作って名ばかりだよね~。
DVDは確か去年出てるヨ☆
こんな後味だと、オリジナルがどうなのか気になるよね~。
オリジナルのDVDが最近発売されたのは北米版みたいだね。
Amazonとかでは2002年に発売されたのが、変なプレミア付いてるくらい。
TSUTAYAの在庫検索かけてみても、近所のTSUTAYAには置いてないや~orz
無政府状態で暴徒と化した人間と、クレイジーズたちにどれほどの差があるのよ?とか思っちゃって。^^;
ロードムービー風になってからは「フェーズ6」を思い出してたんだけど、チラシの構図が何だか似てるんですよ。(笑)
クレージーズもそうなんだけど、本当はもっと政府の軍が不気味さを増さなければいけなかったですよね。
だから納屋で軍人を捕らえて、軍人も普通の人間である場面を曝すべきではなかった。
ほんと怖かったのは家族を焼き殺す場面まででしたね。
>「フェーズ6」
これまだ観てない!
観なきゃ観なきゃ♪