(原題:BLOOD THE LAST VAMPIRE)
【2008年・香港/フランス】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
2000年に製作されたアニメーション映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を、実写リメイクしたアクション・ホラー映画。
1970年、東京。古来より存在し、人間に化けながら人の生き血を啜るオニと呼ばれるモノたちがいた。そのオニと闘い続けている秘密組織の中に、日本刀を武器にする少女サヤ(ジアナ=チョン・ジヒョン)がいた。サヤの目的は父親を殺害したオニの起源であるオニゲン(小雪)を倒すこと。ある日、組織のマイケル(リーアム・カニンガム)とルーク(JJ・フェイルド)から、東京の米軍基地内にあるパブリック・スクールにオニがいるという情報が入る。サヤはセーラー服に身を包み、潜入捜査を行う。そこでサヤは、女生徒2人に襲われているアリス(アリソン・ミラー)を助けることになる。しかし、アリスは女生徒たちがオニであることを知らず、サヤが殺人犯であると思い込む。そして、剣道部の顧問であるミスター・パウエル(コリン・サーモン)の言動にもおかしさを感じたアリスは、父親の目を盗みミスター・パウエルの講堂を監視しようとするが、そこへオニの大群が押し寄せてくる…。
最初この実写化のニュースを聞いた時に、『何でチョン・ジヒョン?』って思ったものでしたが、その辺の不安はまったく杞憂に終わりました。
物語はオリジナルと同じ1970年の東京。
外国人が描く変な日本を期待していたんですが、そんなにツッコミどころが無かったのがちょっと残念(笑)。
しいて挙げるとすると、
・丸ノ内線の車輛が1970年にしては最新過ぎ?
・丸ノ内線の終点が浅草?
・たぶん舞台は横田基地と思われる(飛行場があるため)が、品川まで30分?
・横田基地からあんなに富士山が大きく見えるかな?
…っていうぐらい。
28歳のチョン・ジヒョン(英語名はジアナなのね。エンドロールでその表記を見て、ちょっとビックリ)ですが、童顔でもあるために、ま、苦しいけれど16歳にギリギリ見えなくもないかな…って感じ(ま、18歳…くらいならギリ…か?)。
後は気になるのはアクションですね。
これも監督は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のクリス・ナオン。
アクション監督は「クローサー」「トランスポーター」「花都大戦 ツインズ・エフェクトII」「DOA/デッド・オア・アライブ」を監督し、「レッドクリフ」「ローグアサシン」「ロミオ・マスト・ダイ」などで武術指導を務めたコリー・ユンなので、心配していなかったのだが…。
ん?
ん?
ん?
アクションは凄いんだけど、その演出がどうにも違和感が…。
まるでCGの動き丸出しの「スパイダーマン」の肉弾戦を観た時のような…。
レイ・ハリーハウゼンの「シンドバッド 7回目の冒険」の骸骨の動きを観ているような…。
そしてカット割りが不必要に多すぎて、アクションの流れを楽しめない…。
しかも北野武の「座頭市」のような不自然なCG血糊エフェクト。
着ぐるみとCG感丸出しのヴァンパイア。
何かビデオスルーされたアクション映画を観ているようなチープな演出。
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の雰囲気にマッチしないのである。
オリジナルを観てるからこんな気分になっちゃうのかな?
でもすでに60歳を越えているのに、あのアクションを見せてくれる倉田保昭さんはステキ♪
監督はクリス・ナオン。
アクション監督はコリー・ユン。
2009年5月29日公開
公式HP:ラスト・ブラッド
■オリジナル作品はこちら
■「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を元にして作られたTVドラマ「BLOOD+」はこちら
【2008年・香港/フランス】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
2000年に製作されたアニメーション映画「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を、実写リメイクしたアクション・ホラー映画。
1970年、東京。古来より存在し、人間に化けながら人の生き血を啜るオニと呼ばれるモノたちがいた。そのオニと闘い続けている秘密組織の中に、日本刀を武器にする少女サヤ(ジアナ=チョン・ジヒョン)がいた。サヤの目的は父親を殺害したオニの起源であるオニゲン(小雪)を倒すこと。ある日、組織のマイケル(リーアム・カニンガム)とルーク(JJ・フェイルド)から、東京の米軍基地内にあるパブリック・スクールにオニがいるという情報が入る。サヤはセーラー服に身を包み、潜入捜査を行う。そこでサヤは、女生徒2人に襲われているアリス(アリソン・ミラー)を助けることになる。しかし、アリスは女生徒たちがオニであることを知らず、サヤが殺人犯であると思い込む。そして、剣道部の顧問であるミスター・パウエル(コリン・サーモン)の言動にもおかしさを感じたアリスは、父親の目を盗みミスター・パウエルの講堂を監視しようとするが、そこへオニの大群が押し寄せてくる…。
最初この実写化のニュースを聞いた時に、『何でチョン・ジヒョン?』って思ったものでしたが、その辺の不安はまったく杞憂に終わりました。
物語はオリジナルと同じ1970年の東京。
外国人が描く変な日本を期待していたんですが、そんなにツッコミどころが無かったのがちょっと残念(笑)。
しいて挙げるとすると、
・丸ノ内線の車輛が1970年にしては最新過ぎ?
・丸ノ内線の終点が浅草?
・たぶん舞台は横田基地と思われる(飛行場があるため)が、品川まで30分?
・横田基地からあんなに富士山が大きく見えるかな?
…っていうぐらい。
28歳のチョン・ジヒョン(英語名はジアナなのね。エンドロールでその表記を見て、ちょっとビックリ)ですが、童顔でもあるために、ま、苦しいけれど16歳にギリギリ見えなくもないかな…って感じ(ま、18歳…くらいならギリ…か?)。
後は気になるのはアクションですね。
これも監督は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のクリス・ナオン。
アクション監督は「クローサー」「トランスポーター」「花都大戦 ツインズ・エフェクトII」「DOA/デッド・オア・アライブ」を監督し、「レッドクリフ」「ローグアサシン」「ロミオ・マスト・ダイ」などで武術指導を務めたコリー・ユンなので、心配していなかったのだが…。
ん?
ん?
ん?
アクションは凄いんだけど、その演出がどうにも違和感が…。
まるでCGの動き丸出しの「スパイダーマン」の肉弾戦を観た時のような…。
レイ・ハリーハウゼンの「シンドバッド 7回目の冒険」の骸骨の動きを観ているような…。
そしてカット割りが不必要に多すぎて、アクションの流れを楽しめない…。
しかも北野武の「座頭市」のような不自然なCG血糊エフェクト。
着ぐるみとCG感丸出しのヴァンパイア。
何かビデオスルーされたアクション映画を観ているようなチープな演出。
「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の雰囲気にマッチしないのである。
オリジナルを観てるからこんな気分になっちゃうのかな?
でもすでに60歳を越えているのに、あのアクションを見せてくれる倉田保昭さんはステキ♪
監督はクリス・ナオン。
アクション監督はコリー・ユン。
2009年5月29日公開
公式HP:ラスト・ブラッド
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ラスト・ブラッド林 巧角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
■オリジナル作品はこちら
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BLOOD THE LAST VAMPIRE COMPLETE BOX [DVD]SME・ビジュアルワークスこのアイテムの詳細を見る |
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■「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を元にして作られたTVドラマ「BLOOD+」はこちら
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BLOOD+ ORIGINAL SOUNDTRACK 1TVサントラアニプレックスこのアイテムの詳細を見る |
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でも吸血鬼アクションは好きなんで観に行きたいですねぇ、来週かぁ~でもできればチョコレートファイターを岡山でやってほしかったなぁ
「チョコレート・ファイター」は岡山で公開しないんですか?
でもとりうちさんなら、全国飛び回ってるから、現地で観られるのでは?
個人的には、「ラスト・ブラッド」より「チョコレート・ファイター」の方をオススメですわん♪
ぼくも丸ノ内線らしき車両の終点が銀座線にすり替わっているのは受けました。
しかしアクションはこういうCGはもうおなかいっぱい。
やはり『チョコレート・ファイター』だなあ。
アニメを実写化もそうだけど、他のリメイクなども含めて、オリジナルを越えるのは本当に稀ですよね。
これもオリジナルを観てなかったら、そこそこ楽しめたかもしれないんですけどね~♪
やはりオリジナルの良さを分かっていない欧米人に実写化はムリなんですよ。
少なくとも押井作品が好きなウォシャウスキー兄弟などに、メガフォンを取ってほしかったですよ。
>ウォシャウスキー兄弟などにメガフォン
むむっ!
これは観てみたいですね~♪
やっぱり原作に心底惚れ込んでないと、上辺だけのテイストを真似ただけになっちゃいますからね~。
この作品はその辺の部分をばっさり無視して、オニ退治アクション映画にしてしまった感じです。
みなさんおっしゃる通り、『チョコレート・ファイター』を観たあとでは下手なワイヤーアクションはもはやチープにしか観えないですもん…^^;
サヤの抱える深い闇の部分をチョン・ジヒョン自身は理解した上で演じていたように見えましたけど、如何せん作品全体の流れはそうではなかったんで、彼女が孤軍奮闘しても厳しいです。
凄く大好きな作品だけに期待も大きかったんで、失望間が大きいのですが、『BLOOD+』も日本人の手で映画化してくれないかなぁ…。それこそ無理かもだけど。^^;
>『BLOOD+』も日本人の手で映画化してくれないかなぁ…。
あぁ、いいですねぇ。
小夜は、ぜひ上戸彩か南明奈で♪
ハジは松田賢二さん辺りで♪
ハジはあのクールな長髪・・・松田賢二さん短髪
だしなぁ。(笑)
意表をついてGacktとかは?一応映画経験あるし(爆)
上戸彩は「あずみ」で多少アクションはやってますからね♪
他に若手で、線が細くて、ハツラツ系で、ショートカットで…ってなかなか思い浮かばないんだよね。
アイドリング!!!15号の朝日奈央がちょっと条件に当てはまりそうだけど、イメージじゃないしね~。
こんなこと考えてると楽しいね~♪
そうか、これがキャスティングの醍醐味か!