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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

石塚真一「岳」

2011-09-19 | 漫画

楽しいはずの山。けれど危険に遭遇することもある…。山を愛する人すべてに捧ぐ、山岳救助物語!!
ビッグコミックオリジナル本誌に掲載された読み切りが好評だったため、増刊で連載開始となった石塚氏の出世作。大自然のなかで繰り広げられる感動の山岳救助物語

山は楽しくて、恐ろしくて、美しくて、険しい。
そして、生命は尊い。
誰もが知っているこれらのことを、軽やかに爽やかに、時に激しく描き、心の奥底まで染み渡らせてくれる『岳』。
元気になりたい方、感動したい方をはじめ、どんな方にもオススメです

春に小栗旬主演で映画化した「岳」

1巻から13巻一日でよみました。

1話一話。つながりがないので、どの巻からでもすぐ読める。

三歩はすげー男だ!それに、久美ちゃんもかっちょええ。

山の男を担げるような女は…。想像するに。レスリング。伊調千春か?なでしこのメンバーか?柔道女子は、フットワーク。山登でトレイルランのように身軽に駆け回る姿を想像すると~?やっぱり、マンガだなあ~。

映画は、原作の三歩と小栗君のイメージがちょっとなあ~。とおもって見ていないけれど。原作は、おもしろーい。

三歩の高校時代、山岳部顧問の先生が進路指導で…「人の最終到達点は皆同じ。死。だけど、向かうルートは様々。自分自身が見つけるもの」ということばに。

親の家業を継ぐにしろ。山登りになるにしろ。結局は、自分自身で決断して、ルートを見いだしたに他ならないのだ。

住所不定…。「山」正真正銘の山に住む男。三歩。

5巻あたりから、救助もさることながら、人情味あるお話がじわじわと。作者の感受性も作品に反映されているのかなあと。山のことを知らない全ての人にもなかなか楽しめる漫画だと思う。

それにしても、山は美しいけれど。恐ろしい。物事に2面性。表裏があるということを見事に表現しているが。人は、何故、そんな危険を冒して、山に登るのか…。

山に登ったことがある人ならわかる山の魅力がそこにあるのでしょう。

けれど、自然を侮ってはいけませんね。大地と人と。感謝する心と…

救助の時。三歩が必ず言う言葉。生きていてくれてありがとう。よくここまでがんばって、ありがとう。生きている者へも無くなった者へも「また、山にきて」

と呼びかける三歩の笑顔がすてきだ!

 



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