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『センター試験英語リスニング合格の法則(基礎編)』木村達哉

2006年03月29日 | 英語リスニング
 

今年のセンター試験からリスニングテストが導入されました。こちらの教室でも本格的にリスニング講座をはじめましたが、その折に相当数の類書を買い込んで研究しました(赤字になりそうなくらい)(笑)。

それぞれ評判になったリスニング対策の本の書評というか感想を書きます。

まずはもっとも有名な灘高キムタツこと、木村達哉先生が出した本書です。リスニング用のテキストというのは、高校や予備校の先生が書いたものと、より専門的に音声学などを基本にした大学教授や研究書などが出したものがあります。本書は前者ですね。

灘高ということから、東大や一部私大レベルの受験生が期待すると、あまりの易しさに落胆しかねません。本書はあくまで『センター試験』のしかも基本問題中心の対策本です。例えばわざわざ

★heardは『ヒアードゥ』ではなく『ハードゥ』と発音する★とか
★May I ~?は『~してよろしいですか?』と許可を求める際の表現★

と記述してあり、高校入試レベルでの基本まで書いてあります。さすがに大学受験生なら大丈夫でしょう。灘高の授業とは思えません。従って本当の基礎からやりたい人には、かゆいところに手の届く一冊といえます。ただそれならば、覚えるべき会話表現などを一覧などにして、集中的に聞かせる、音読させるような構成の方が学習効果が高いと思います。

もちろんセンターレベルにまで高めようとしているのですから、さらに高度で、受験生が陥りそうな解説も満載されています。ただし、本書はDay1からDay14で構成されており、つまり2週間で仕上げようとしているのでしょうが、それはムリというものです。heardの読みレベルから学ばなければならない生徒は、一年間毎日やるくらいの量がなければ、センター試験の高得点は不可能だと私は思います。

良い点は本書は音読ができるようにCDが工夫されていることです。リスニングができるようになるためには、発音できなければならない。このことは多くの生徒、ひょっとしたら教師まで見落としている点です。その意味では高く評価できます。

http://tokkun.net/jump.htm

灘高キムタツのセンター試験英語リスニング合格の法則 (基礎編)

アルク

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8 コメント

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ありがとうございます (キムタツ)
2006-03-30 11:41:51
灘高の木村です。紹介くださってありがとうございます。

ページ数の制限があり、もっと載せたかったこともあるのですが

なかなか100%というわけにもいきませんでした。

自分としては全くリスニングができない生徒たちを

対象に考えた1冊でしたが、灘の高2でもこの本の

ディクテーションには苦労していたようです。

音読とディクテーションの習慣をつけさせるのは大変ですね。

今年はリスニング以外の本も出す予定です。

今後ともよろしくお願いいたします
キムタツ現る!? (VIVA)
2006-03-30 17:02:52
失礼いたしました。

木村先生、まさかご本人からコメントをしていただけるとは思いませんでした。恐縮です。

本書は灘高の2年生にやらせていらっしゃるのですね。3年生にもリスニング対策をほどこされるのでしょうか。もしそうであればその教材などを参考までに教えていただけませんでしょうか?何かのご縁でしょうから、木村先生の他のリスニング対策本(実践編と東大受験用)を研究させていただきます。
現時点でOKですか? (キムタツ)
2006-03-30 21:57:16
僕は高2(新高3)の担任なんですね。で、現時点ではこんな

感じになっています。



あ、その前に・・・例年の灘ではリスニング対策は本人任せでした。

でも東大対策用にいい本がなかったので、生徒たちはめいめい

EJとかEEとかのニュース素材を使っていたようです。

ニュース系は大学入試にはあまり向かないと思いますし

初心者にはかなりハードで使いにくいのですね。

そんなわけで東大英語リスニングの対策本を自分で作りました。



さて、高2ではご紹介いただいた基礎編を夏休みぐらいから

やります。ご指摘いただいているように2週間完成なんて

わけにはいきません。ひたすらディクテーションと音読を

週に1回、授業をリスニングに充てて行います。

僕の本ではドリルとEXに分かれていますので、EXは宿題となります。

宿題といっても問題に答えるというやり方ではなく、とにかく

聞いて書き取ります。ディクテーションですね。それを秋いっぱい。



で、冬休みぐらいから実践編を使って、同様に潰していきます。

これまた10日間完成ですが、完成なんてできませんので

ひたすらディクテーションをやっていくわけです。

期末テストの範囲が実践編の最後のDAY8から10でして

とりあえずセンター対策本は2冊終わらせました。



高3の4月からは『東大英語リスニング』を同様に潰していきます。

そして8月にある東大模試に間に合わせるという感じですね。

9月からは過去問があるので、リスニングに関しては

十分間に合うことになると思います。



大事なのは一度聞いたものでいいので、何度も何度も毎日毎日

聞いては書く、書いては聞くと繰り返すことです。

なもんで、本はこの3冊あればだいたいOKかなと思っています。



東大 (VIVA)
2006-03-31 03:54:38
木村先生、ご丁寧に返信いただきありがとうございます。

東大の赤本に付いているCDは、読んでいる方の声が暗くて、あまり良い印象を持ちませんでしたが、先生のこのコメントがあれば、東大に入りたいこちらの生徒たち(東京・神奈川・名古屋)に『灘高のキムタツは高2から徹底的にやっている、しかも基本から。2週間でできると思うな!』と発破をかけることができます。本当にありがとうございました。

今後、他書についてもレビューを書きますので、お時間のある時にコメントいただければ幸いです。
こちらこそ (キムタツ)
2006-03-31 15:08:54
確かに『赤本』のCDは少し声がこもってる?みたいな

ところがありますよね。



僕の『センター試験・・・合格の法則』は、基礎編→実践編

とこなしていく間にリスニングの基礎体力をつけるための

ものでして、同じく『灘高キムタツの東大英語リスニング』

は赤本と入試への橋渡しとして使うつもりで作りました。



一応○日完成と書いていますが、それは直前期の生徒の

場合でして、一般的には徹底的に潰すのがいいと思います。



他教科についてはわからないですが、英語の問題集は

だいたいチェックしておりますので、お役に立てれば幸いです。

今後ともよろしくお願いします。

私も一押し (FFF)
2006-03-31 20:59:15
私は去年の夏頃、この本を買いました。本屋さんに山ほどあるリスニング関係の本の中から、

「これだ!」と判断して買いました。



ただ単に「聞く」だけでなく「音読する」ことの重要性が強調されていたので、迷わず買いました。やっぱり「音読」しなくちゃダメですよね英語は。



P.S.木村先生のListenig日記も、よく読んでます。
コメント恐縮です。 (VIVA)
2006-04-01 11:43:47
木村先生:暖かいコメント心より感謝いたします。



FFFさん:学生さんですね。コメント恐縮です。こちらのブログにも時々お越し下さいね。よろしく。
音読 (かな)
2006-04-01 12:50:20
受験はもう終わったのですが、改めて英語を勉強してみると、音読って凄く大切なんだって思います。高校時代は全く音読をしなかったので、灘高みたいな授業があれば良かったです。

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