Chronicle
十七のときに初めて
言語の荒野を彷徨い
十九で初めて
言葉の森に分け入り
二十一で初めて
languageの里山に登った
爾来、半世紀の間
僕は幾峰もの山に登頂してきた
その旅の記録は
十指で数えられる仲間たちに
その都度、報告書として送付してきた
途中、言葉の海に誘惑され
十数年の三十一文字への傾斜もあったが
再び山を目指してから
僕は合算して、二十八座の頂に登った
下りては上るを繰り返し
それは何時しか
我がLifeworkと成って現在に至り
今も、chronicleを筆記し続けている