Persona
僕は幾つもの貌を携えている
その時
その時々の有り様の
相貌を数えれば
きっと
あの観音様より多く
怪人よりも多いかも知れぬ
如何して、controlできよう・・
それだから時々
赤子のように泣き喚き
若者のように蹉跌に蹲り
老人のように小賢しく語る
思いの丈は奪い
殺しにさえ加担しようとする
聖人になり侏儒になり
凡庸凡夫であり続ける
何と云う不可解な存続よ
一括り出来ない
思念のイノチを抱えたまま
聖域と卑俗を右往左往する現実よ