山の伝承「高山植物・サンプクリンドウ」


高山植物・サンプクリンドウ


南アルプス・三伏峠ゆかりの高山植物、その名もサンプクリンドウ
は1938年(昭和13)にこの峠で発見されて以来、三伏峠から荒川
前岳から千枚岳、北岳など南アルプスの特産品とされてきました。


しかし1987年(昭和62)になり、八ヶ岳にもあることが分かった
ということです。


以前はリンドウ科リンドウ属だったそうですがいまはサンプクリン
ドウ属だという。


図鑑によればきわめて希な高山植物で1年草または越年草。このリ
ンドウは風当たりの強い高山の砂礫地に生え、花は淡紅紫色で長さ
1~1.5センチ。


白花のものもありシロバナサンプクリンドウというそうです。この
リンドウは、山の紅葉が盛んになるころに咲き出す花で、後につづ
くのは雪の季節というわけです。

サンプクリンドウの仲間は世界でも7種しかなく、日本で見られる
唯一の種がこのサンプクリンドウだそうです。







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山の伝承「山の花・ヤマトリカブト」


山の花・ヤマトリカブト


秋、低山の山道を歩いていると、林の縁や草原に青紫色をしたヤマ
トリカブトの花を見かけます。


有毒で悪名?高いあのトリカブトの山地に生える種類です。トリブ
ト(鳥兜)は花の形が烏帽子のようなのでつけられた名。


草全体に毒がありますがとくに根に多く含んでいるという。天然の
毒としてはフグの毒につぐといわれ、植物のなかではもっとも強い
という。


茎の高さ30センチから2mくらい。真っ直ぐか斜めに立ち上がりま
す。


人間でもいろいろな性格があるように、トリカブトにもサンヨウブ
シのように毒のない種もあり、また毒のある同じ種でも、地方によ
って毒の力に違いがあるというから面白いものです。


これらの種類は葉の概形が丸っぽいか、五角形ぽいか、また花柄に
生える毛があるかないか、あれば屈毛か開出毛かなどで種を見分け
ることができるそうです。


十歩入り憩ひし山の鳥かぶと(高野素十)。馬の屁の風下にをりと
りかぶと(勝峯晋風)。
とりかぶと朝々変る富士の雲(阿片瓢郎)などの俳句があります。
・キンポウゲ科トリカブト属の多年草






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