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 歴史が暗転する!

2022年07月12日 | インポート


 日本の歴史に、第二次世界大戦以来の暗黒の雲行きが見え始めた。

 また、もの凄い数の死者が出る時代がやってくる。

 日本社会は完全に二極化していて、心が真っ二つに分かれた人々は、もはや邂逅しないで、それぞれの道を思い通りに歩んでいる。

 「改憲は危険だ! 戦争への近道だ!」という声に耳を傾ける為政者は皆無だ。もう何を言っても無駄なのだ。



 安倍晋三の殺害があろうがなかろうが、自民党が圧勝することは分かりきっていた。

 ロシアのウクライナに対する軍事侵攻と、中ロによる日本への軍事的圧力から、日本国民の大半が、軍事力増強を求めていたからだ。

 若者たちの多くが、中ロに対抗できる核武装が必要だと思っている。



 「北海道はロシアのもの」

 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69661



 https://www.youtube.com/watch?v=OwcYU2g48g4



 だが、軍事的威圧に対抗して、日本国が軍事力を増強し、核武装に走るなら、それは中ロによる日本への核攻撃を正当化する口実にされることは確実だ。

 日本が核武装すれば、外国からの核攻撃を呼び込むことになるのだ。

 若者たちの望む「強い日本」は、「破滅的攻撃を受ける日本」ともなる。



 自民党圧勝を受けて、岸田政権は、次期国会で改憲に走り、核武装に進む事態は、ほぼ避けられない。

 たぶん、年内に改憲発議から国民投票に進み、憲法9条が廃棄される。

 稼働原発が中ロによるミサイル攻撃の標的になることが明らかなのに、岸田は原発の再稼働を全力で進めるという。サポリージャ原発を見よ!

 再びフクイチ事故のような巨大な放射能汚染事故が約束されたようなものだ。日本は世界の巨大地震の一割を引き受けている、大震災大国に加えて、戦争当事国なのだから。



岸田首相、改憲発議「できる限り早く」 物価高対策最優先 電力「火力使い夏は供給確保」 内閣改造・党人事「結束大事に」2022年7月11日

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA116B60R10C22A7000000/



 【岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、参院選の勝利を受けて党本部で記者会見を開いた。憲法改正に前向きな「改憲勢力」が国会発議に必要な3分の2を参院で維持した結果をめぐり「できる限り早く発議にいたる取り組みを進める」と表明した。改憲を政権運営の中心に据える考えだ。



 10日投開票の参院選は改憲に前向きな自民、公明、日本維新の会、国民民主の4党などが95議席を得た。非改選を含め179議席で参院の3分の2の166を上回った。

 首相は年内にも改憲論議を始める意向だ。秋に召集する臨時国会について「与野党全体で一層活発な議論を強く期待する」と語った。改憲に積極的だった安倍晋三元首相の死去に関連して「思いを受け継ぐ」と唱えた。】

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安倍晋三の殺害を、自民党は最大限に利用しようとしている。

 「安倍の親友」を自称する、テレ朝コメンテータ、末延吉正は、「このテロは、ネットで安倍を安易に批判したせいだ」と問題をすり替えてみせた。まるで自民党・統一教会の代理人のようだった。



 安倍を批判してきた私のようなブロガーの存在が、この事件を生んでいるから、我々を弾圧せよというわけだ。

 今後は、ネットにおける情報統制が中国のように加速するのも確実だろう。



 安倍暗殺と自民圧勝 現状追認の選挙結果で歴史が暗転する予感(上)2022/07/11 日刊ゲンダイ

  https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/308110



 この選挙が歴史の分水嶺だったと、後になって振り返ることになるのだろうか。10日、投開票された参院選は、予想通り自民党の圧勝だった。自民は改選55議席から大きく伸ばして63議席。単独で改選過半数(63議席)に達し、第2次安倍政権発足翌年の65議席、小泉政権時代の2001年に獲得した64議席に迫る大勝利となった。

 自公与党では非改選を含め146議席の新勢力となる。



 この大勝利はやはり、投開票2日前に元首相が凶弾に倒れるという信じがたい事件を抜きにしては語れない。

 8日に奈良市内で応援演説中だった安倍元首相が銃撃されて死去。事件翌日は選挙戦最終日で、自民陣営は喪章をつけて街頭演説に臨んだ。



 「安倍氏が非業の死を遂げたことによって、終盤に競り合っていた激戦区の風向きは一変しました。元首相が選挙の応援演説中に銃撃されるという衝撃的な事件だったことも大きかった。

 当日のテレビはこの話題一色に染まり、投開票前日の土曜日夜にはNHKが緊急特番を放映した。本来、選挙の投票行動には冷静な判断が求められますが、事件の衝撃に加え、大メディアの情緒的な追悼報道をずっと見せられていれば、自民に投票したくなるのも無理はない。

 いわゆる“香典票”で、浮動票の多くが感傷的に自民に流れたとみられます」(政治評論家・野上忠興氏)



 銃撃事件の容疑者の供述によれば、犯行動機は宗教問題にまつわる私的な恨みだったようだが、選挙演説中の銃撃事件は政治テロの様相で、「民主主義に対する挑戦」と受け止められた。暴力に屈せず、「民主主義を守る」という使命感から、自民に投票した有権者もいただろう。

 選挙戦中盤以降、自民は比例代表で伸び悩んでいたが、最終的には18議席を獲得。前回(19年)、前々回(16年)の19議席にほぼ並んだ。



 令和の日本で、公衆の面前で元首相が暗殺されるという衝撃冷めやらぬ中で行われた参院選。投票率は52.05%で、3年前の前回を3.25ポイント上回った。

 これまで党内に気を使って「安全運転」に徹してきた岸田首相は、この先どう動いてくるのか。参院選の大勝を受けて、いよいよ独自色を打ち出していくかと思いきや、そう簡単な話ではないようだ。



 「岸田首相が先頭に立って戦った参院選で圧勝すれば、他派閥に気兼ねすることなく、本当にやりたいことができるようになるはずだった。しかし、安倍さんの急逝で状況は変わってしまった。

 党内でも多くの議員が内心では『圧勝は安倍さんのおかげ』と思っている。いきなり首相が安倍路線と決別してリベラル色を前面に押し出したり、安倍派を排除するようなことをすれば、それこそ政局になります」(自民党関係者)



 参院選後に予定されている内閣改造人事も、当初の構想からは調整が必要になりそうだ。

 「普通は国政選挙に圧勝すれば首相の求心力が高まるが、今回はそうなっていない。岸田政権の政策が支持されたわけではないし、安倍氏の岩盤支持層に助けられたことは首相も分かっている。

 今後しばらく『安倍氏の遺志を継ぐ』という訴えを無視できないでしょう。そうなると、アベノミクスからの転換もしづらいし、防衛費倍増もしかり。憲法改正も無視できない。人事でも、交代が既定路線と言われていた高市政調会長を代えられるかどうか。政策も人事もフリーハンドどころか、かえってがんじがらめになってしまったように見えます」(野上忠興氏=前出) 



 足元の物価高や円安、再びのコロナ感染拡大など、現実的な問題への対応は急務だ。のらりくらり検討しているヒマはないのだが、党内に目配りして「安全運転」が続く可能性がある。安倍の影響力に手足を縛られたままでは、岸田カラーを打ち出すことも難しいか。



 翼賛国会で改憲・軍拡、民主主義は消滅危機

 改憲が悲願だった安倍元首相の銃撃事件が議論に拍車をかける(C)共同通信社

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 参院選の結果、自公与党に加え、日本維新の会、国民民主など「改憲勢力」が3分の2以上を維持。直近の民意を得たとして改憲議論が加速するのは必至だ。

 議論に拍車をかけるのが、改憲が悲願だった安倍の暗殺である。



 10日の開票中、早速、維新の松井代表は「自民党のみなさんは安倍さんの遺志を引き継ぐとおっしゃっている。ぜひ(憲法改正の)公約を守って欲しい」と強く求めていた。

 この状況では翼賛国会で改憲へ一瀉千里となっておかしくない。安倍が凶弾に倒れた衝撃が冷めやらないうちに、改憲発議に打って出る可能性がある。



 「メディアが安倍元首相の『功績』を強調するあまり、故人を英雄視するような世論が醸成されつつある。恐らく改憲勢力も『安倍さんは命がけで憲法を改正しようとした』と前面に打ち出すに違いない。

 ロシアのウクライナ侵攻と要人テロで国内外に不安が渦巻く中、『安全を守って欲しい』との国民心理に付け込み、9条への自衛隊明記や緊急事態条項新設を押し通す好機ととらえているはずです」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)



 GDP比2%以上の防衛費倍増、指揮統制機能を含めた敵基地攻撃能力の保有など、岸田自民党が掲げる軍拡メニューの大半は、安倍が言い出しっぺだ。

 「すべての軍拡を『安倍さんの遺志を無にするな』で押し切れば“偉大な故人”に反対する方が悪いというムードになりやすい。しかし、マトモな批判すら許されない風潮がはびこるようだと、民主主義は消滅の危機です」(金子勝氏=前出)



 岸田が手にした「黄金の3年」とやらで、時代は暗転の予感である。

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 引用以上



 なぜ、日本が、このように右傾化しているのか?

 その最大の理由について、私は、1980年代に、パソコンが登場し、多くのゲームが、好戦的な国家主義を題材にとっていて、青少年が戦闘ゲームに夢中になって戦争国家体制賛美に洗脳されていったことが大きいと考える。



 例えば、信長の野望とか、ドラゴンクエストなどだ。

 私は、1980年代、パソコンを購入して「信長の野望」に向き合いながら、青少年の多くが、こんなゲームに惹きこまれるなら、日本が軍国化するのは時間の問題だと考えていた。

 ちょうど韓国の若者が、反日洗脳教育を受けて、とんでもない反日思想を持つようになったのと同じだ。



 一方で、1970年代には、ジブリの高畑勲氏らが、「アルプスのハイジ」 「母を訪ねて三千里」など、平和と良心の社会を願う作品を提供し、大きな影響力を持っていたので、この時代に感受性の強い青少年期を過ごした人々は、平和と良心社会への志向が強い。

 こうした思春期の感受性傾向は、何十年も、その人の政治的思想傾向に影響するのである。



 だから、ゲームによって戦争愛好家にされてしまっている人たちは、原発・核兵器・軍事力増強を支持し、自民党や維新、国民に投票することになる。

 こうなるメカニズムは、韓国の反日教育を見れば非常に良く分かる。心の奥底に反日感情を刷り込まれた韓国の若者たちは、後に、どんな親日情報に接しても容易には心を開かない。自分で残酷、衝撃的な体験のなかで学ぶしかない。



 かつて、太平洋戦争前に、日清日露戦争の勝利に熱狂して提灯行列に馳せ参じ、天皇制日本に優越的幻想を持たされてきた人々が、戦後、180度価値観を変化させ、現実を直視させられたのも、500万人近い犠牲者の血の海によって思い知り、学ばされたのだ。

 間違った思想で自分の心を塗りつぶせば、必ず、恐ろしい結果、地獄がやってくる。地獄のなかで、「思い知らされる」以外に、誤りを正す方法は存在しない。



 一度刷り込まれた価値観は、容易なことでは変化しない。だから、平和社会のためには、感受性の強い時期に、高畑勲や宮崎駿らのアニメや、トルストイ、山本周五郎、浅田次郎などの良心を主題にした文学作品に触れることで、社会全体を良い方向に向かわせるか、あるいは、太平洋戦争のような残酷のなかで思い知るしかない。

 青少年時代の平和教育、良心を学ぶ機会が、どれほど大切か我々は理解すべきだ。



 ロシア人がプーチンの独裁を支持している最大の理由も、ソ連時代からのKGB・FSBの長年の洗脳活動によるものだろう。

 彼らが真実に目覚める日は、軍事独裁で、民衆が利用され、若者たちの命がゴミのように燃される、凄まじい悲劇のなかで思い知ることしかありえない。

 たぶん、ロシアという国は、プーチンのせいで地球上から消されてしまうことになるだろう。



 今、もし我々が、平和社会のためにできることがあるとすれば、それは『火垂るの墓』のような作品を、できるかぎり多くの青少年に見てもらい、戦争の残酷さを仮想現実として理解してもらうことではないだろうか。

 仮想作品によって激しく衝撃を受けるほどに、現実のなかで地獄を回避できるのだ。



 今回のウクライナ戦争も、ロシアの若者が歴史の真実を理解できる情報に触れていたなら、侵略を回避する方向に向かっただろうが、プーチンは、独裁と利権を守るため、真実をねじ曲げ、虚構の偽旗作戦で若者たちを好戦的に洗脳していた。

 日本が北方領土を本気で取り戻したければ、ロシアの底辺の若者たちに、真実を伝える良質の情報を提供し続けなければならなかったのだ。

 それは中国、韓国や北朝鮮も同じだ。



 だが、時代はもう間に合わないほど、もの凄いスピードで戦争に向かって突っ走っている。自衛隊の軍隊化、海外派兵、戦争行動、核武装とすでにスケジュール化されてしまっている。

 あとは領土問題で、中ロと直接衝突し、ミサイル合戦になるだけだろう。地球は、人類の滅亡を欲しているのかもしれない。



 日本は核ミサイルの攻撃を受け、中ロ軍による侵略も受けるにちがいない。壊滅的な打撃のなかから再び立ち上がるしかない。

 しかし、戦争に向かって突っ走っている人たちとは、まったく別の極を歩いている人たちがいる。

 それは、人間社会の真実が見える人たちだ。権力者の思い通りにならないで、社会の基礎に人間愛が必要だと考える人たちだ。



 そんな人たちは、過疎の山村で、自給自足共同体を目指して細々と息抜き、子供たちの未来を確保するしかない。

 私は、30年前から、このビジョンを前提に、「本当に我々に必要なものは何か?」

 と問い続けてきた。

 いよいよ、事態が切羽詰まってきた。今、我々には、平和社会のビジョンが必要なのだ。