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ウイルスの干渉

2022年07月21日 | インポート


 特定のウイルスが体内に侵入して支配的になると、他のウイルスが活性を失うというのが「ウイルスの干渉」である。

 新型コロナ禍がはじまってから、2020年と2021年の冬に、定例的に起こるべきインフルエンザの流行が起きなかった。これは「ウイルスの干渉」だろうと考える専門家が多い。



 インフルエンザ患者激減 新型コロナとの同時流行気配なし?「ウイルス干渉」の可能性も 東京新聞 2020年12月4日

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/72252



 例年ならインフルエンザの流行期に入る時期を迎えたが、今年は厚生労働省への患者報告数が極めて少ない。11月16~22日の1週間で全国の患者は46人だけで、昨年同時期(約1万5000人)の0・3%。専門家は、異なるウイルス同士で感染を阻害する「ウイルス干渉」の可能性を指摘。新型コロナウイルスとの同時流行の気配は今のところないが、警戒は必要という。(土屋晴康)



 厚生労働省は毎年、全国約5000カ所の定点医療機関から、インフルエンザ患者数の報告を受ける。8月31日以降のまとめによると、今年は11月22日までで217人。昨年の同時期は約7万人。

 平均して医療機関1カ所で毎週1人の患者が受診するようになると、インフルエンザの流行に入ったとみなされる。今年はまだ週0・01人で、流行入りにはほど遠い。



 海外でも似たような状況にある。世界保健機関(WHO)によると、冬を越したオーストラリアや南アフリカなど南半球では今年、インフルエンザがほとんど流行しなかった。

 WHOは「手洗いなどの衛生対策や旅行規制などの移動制限により、流行しなかった可能性がある」と理由を分析した。だが、衛生対策などが功を奏したのなら、新型コロナの感染拡大を止められなかったことの説明がつかない。



 北里大の中山哲夫特任教授(臨床ウイルス学)は、「ウイルス干渉」の可能性を指摘する。あるウイルスが体内の細胞に感染すると、ほかのウイルスには感染しにくくなる状態を指す。

 「例年、風邪に似た症状が出るRSウイルスは、インフルエンザの流行とともに収束する。これもウイルス干渉によるものとみられる。新型コロナの感染が広がり、インフルが感染できない状況があるのではないか」と中山氏は説明する。世界中でウイルス干渉が起きている可能性があるという。



 一方、富山県衛生研究所の大石和徳所長(感染症学)は「市中でのウイルス干渉の可能性は否定できないが、その明確な仕組みは分からない」と話す。マスクや手洗いの徹底が、インフルエンザの流行を抑えているとみる。

 インフルエンザが遅れて流行する可能性も否定できないとして、大石氏は「インフルエンザによる重症化を防ぐために、ワクチンの予防接種を受けるなど、これまで同様に感染対策は続けておくべきだ」と強調している。

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 引用以上



 感染症学が専門の衛生研究所の所長でさえ、実は「ウイルス干渉」についてろくに知らない。ましてや普通の医師の大半は、それを理解していない。

 だから、新型コロナ禍の渦中でインフルエンザが激減した理由について、「マスクや手洗いが徹底されたから」などとピント外れのトンチンカンなことばかり述べている。

 この程度の知識で、コロナ禍対策を殺人ワクチン強要ですまされたならたまったものじゃない。

  https://yoshinori-kobayashi.com/21713/



 ウイルス干渉について説明できているサイトは極めて少ない。メディアの大半はアウトで、せいぜい中学生レベルの知識しかないことを露呈している。

 その程度の知的レベルで「ワクチン推奨」を強要している。



 数少ないサイト リーレクリニック大手町から、『コロナとインフルエンザのウイルス干渉について』

 https://www.lireclinic.com/column/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%81%AE%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E5%B9%B2%E6%B8%89%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/



 ウイルス干渉とは

 ウイルス干渉とは、あるウイルスが流行すると他のウイルスが流行しないというものです。ウイルス同士で宿主の奪い合いをして勝ち負けが出ているような状況です。



 ウイルス干渉のメカニズム

 メカニズムとしては、あるウイルスに感染するとそれに対する免疫応答が起こり、他のウイルスに感染しづらくなる、とされています。これが個人レベルで起こり、ヒトヒト感染により集団レベルでも起こります。

 具体例として夏場にはRSウイルスが流行し、冬場になるとインフルエンザが流行します。

 ウイルス干渉が起きて同時流行とはならない1例です。



 ウイルス干渉の論文

 ウイルス干渉に関する論文もあります。

Interference between rhinovirus and influenza A virus: a clinical data analysis and experimental infection study

 https://www.thelancet.com/journals/lanmic/article/PIIS2666-5247(20)30114-2/fulltext



 風邪の人にPCRを行ってライノウイルスを同定するという中々壮大な研究です。結果は、いわゆる風邪の原因のライノウイルスは年中流行しているけれど、冬場に感染者数が減りその時期にインフルエンザが流行すると報告されています。

 また重感染(ライノ+インフルエンザ)は理論値よりかなり低くウイルス干渉を支持する結果になっています。



 冬の感染症について

 以上のように、ウイルス干渉という現象が知られています。ですので今年はコロナウイルスとインフルエンザウイルスが干渉して、インフルエンザが流行しないだろうというお話です。

 個人的には、今年はインフルエンザはほとんど流行しないと思います。要因として



ウイルス干渉

インフルエンザワクチンの接種率の向上

体調悪い人が休み易い(WFH含めて職場で伝染しづらい)

熱の出た人が医療機関を受診しない(診断されないとカウントされない)

手洗い、接触を避けるなどの感染予防対策の効果が考えられます。

 ウイルス干渉でインフルエンザが流行しないと予想しているというのは裏返せば、冬場はコロナウイルス感染の方はかなり増えるとみられています。



 ファイザーとバイオエヌテック(ビオンテック)のワクチンはEUで承認されましたし、米国でもFDAに緊急使用許可を申請していますので近日中に接種が始まるかと思います。

 ウイルスの弱毒化、ワクチンの開発など状況を好転させる要素もありますので年単位でみると今が一番苦しい時期でこれから良くなっていくはずです。あまり悲観的にならず、冬の感染症シーズンをお過ごし下さい。

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引用以上



 だが、「ウイルス干渉」は絶対的法則ではない。ウイルス干渉原理を無視して、複数のウイルスに重複感染することが増えているのだ。

 新型コロナの場合は、変化するいくつものウイルスに多重感染した事例が見つかっている。そして、一人の中で多重感染すると、さらに毒性の強い、新たな突然変異ウイルスが出現するという指摘もある。

 https://www.sci.kyushu-u.ac.jp/koho/qrinews/qrinews_171222.html



https://048-442-5745.jp/fever-outpatient/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE/



 長崎大学と原爆後障害医療研究所の共同研究の論文が2021年10月28日にオンライン学術誌“Scientific Reports”に掲載されました。この論文では、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスが重複感染すると肺炎が重症化・長期化する可能性を示しました。

 https://www.nagasaki-u.ac.jp/ja/science/science248.html



 新型コロナウイルスとA型インフルエンザウイルスは、どちらも飛沫感染する呼吸器感染症の病原体で、パンデミックを起こすことが知られています。

 インフルエンザは世界中で毎年季節性に流行し、多くの患者が報告されますが、昨シーズンは世界的に患者数が激減しました。その理由として、世界的な人・物の移動の制限、マスクの着用、手洗いの励行、密を避ける行動などの新型コロナ対策が功を奏したという考え方に加えて、新型コロナウイルス感染によるウイルス干渉を理由に挙げる専門家もいます。



 ウイルス干渉は、特定のウイルスが感染すると他のウイルスの感染/増殖を抑制するという現象であり、双方のウイルスの増殖が抑制されることもあります。

 双方のウイルスは個体レベル、臓器レベル(肺)ではウイルス干渉を起こさないが、細胞レベルでのウイルス干渉は起こり得るということが示されました。つまり、両ウイルスの重複感染と同時流行は起こり得るということを示唆しています。



 インフルエンザは通常北半球での流行に先駆けて、季節が逆の南半球で日本の夏の時期に流行することが知られています。昨年の夏も南半球での流行は報告されなかったので、今シーズンも流行しないのではないかと見られていました。

そして今季日本では、インフルエンザは珍しい疾患になっております。



 昨シーズン、インフルエンザと同様に感染者数が激減した小児のRSウイルス感染症が夏には流行し、多くの感染者が報告されたことから、インフルエンザが流行しないという保証はありませんでした。

 この研究では新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスが重複感染すると肺炎が重症化・長期化する可能性も示されました。



 イムノクロマト法 の抗原検査では、インフルエンザと COVID-19 の両方の検査を同時に行えるキットがあります。ドライケム抗原検査でも、一回の鼻咽頭ぬぐい液の検体で両方の検査を行うことができます。

 インフルエンザは季節性がなくなり、年間を通して発症が見られるようになってきました。数年間流行がみられないと、集団免疫がなくなりいつ爆発的に流行してもおかしくありません。



 新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの重複感染が、肺炎を重症化・長期化する リスクを有するなら、 COVID-19 陽性の患者さまのインフルエンザ感染の有無について調べておくことは、重要なのではないかと思われます。

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 引用以上



 なぜ、ウイルス干渉法則から外れて、このような重複感染が起きるのか?

 この現象については、新型コロナワクチンが免疫力を低下させることで、多種病原体の重複感染を引き起こしているとの指摘がある。

 新型コロナが次々に変異して感染力や毒性を増している理由は、ワクチンによる免疫力低下がもたらしている可能性が大きいのだ。



  ワクチン接種で免疫低下が起きている

 https://k-doujou.com/choice-39/



 頻繁なブースター接種で免疫低下? 免疫学の専門家に聞きました。

 https://news.yahoo.co.jp/articles/468fa49334a48ade053fa450d08a7ce3d5143885



 名大名誉教授が指摘、ワクチンによる免疫力低下の可能性 接種サイクルに議論必要か 2022.06.19

https://www.news-postseven.com/archives/20220619_1764653.html?DETAIL



 「もう4回目の接種券が届いたのよ。2回目は40℃近い熱が出たし、3回目は副反応は弱いって聞いていたのに腕があがらなくなったし。それでもやっぱりコロナは怖いから、打たなきゃダメよね……」

 60代女性のそんなつぶやきに、友人が答える。

「えっ、4回目も打つつもりなの? もういい加減にやめた方がいいんじゃない。私も3回打ったけど、ワクチンを打つたびに体が弱っていくような気がしているのよ」



 打つべきか、打たざるべきか。日本中、いや世界中で、それに似た会話がどれだけ繰り返されてきたことだろう。5月25日から、新型コロナワクチンの4回目接種が始まった。3回目接種から5か月以上経過した、60才以上の高齢者などが対象だ。多くの人は、つらい副反応が出ても感染を予防すると信じてワクチンを打つだろう。だが、その大前提を覆す衝撃の分析データが公表された。



 医療機関や保健所が、新型コロナの新規感染者のデータを入力する厚生労働省のシステム『HER-SYS』。そこには、感染者の年齢や性別、ワクチンの接種歴が入力され、コロナ対策のための重要で膨大なデータが蓄積されている。ワクチンの接種歴に限って見ると、「未接種」「2回接種」「3回接種」「接種歴不明」に分けてカウントされる。



 例えば、オミクロン株の新規陽性者数の高止まりが懸念されていた今年4月4~10日の1週間では、すべての年代において、ワクチンの未接種者よりも2回目、3回目の接種を終えた人の方が、陽性者が少なかった。このデータが示すのは、「ワクチンを打った人の方が、打たない人よりもコロナに罹りにくい」ということだ。誰がどう見ても、疑いの余地のない至極当然の結果だろう。



 だが、厚労省が集計したこのデータに疑いの眼差しを向けた専門家がいる。小児がんや難治性血液病の専門家で、遺伝子治療やワクチンにも詳しい、名古屋大学名誉教授の小島勢二氏である。

「海外の多くの研究では、オミクロン株に対してワクチンの感染予防効果が以前より低下したと報告されています。中には、効果は20%という調査もありました。



 しかし厚労省の集計データではワクチン接種者の感染予防効果が80~90%を維持しており、“あまりに高い”と不自然に思ったのです。厚労省の数値は、同じ『HER-SYS』のデータを用いているはずの国立感染症研究所(感染研)の数値と比べても大きく異なり、不審に思いました」(小島氏)



 数値の“改ざん”に等しい大問題

 厚労省の集計データは間違っているのではないか──そう直感した小島氏が、知人の国会議員に伝えたところ、この件が国会で質疑された。すると、厚労省は突如として、データの集計の仕方を変更した。大きく変わったのは、「未接種者」の取り扱いだ。



 「それまで、“ワクチンは打ったけれど正確な接種日時などがわからない新規陽性者”を、『未接種』に分類していたんです。しかしこの分類だと、“打っているのに感染した人”が、“打っていなくて感染した人”とされてしまいます。つまり、ワクチンの感染予防効果が実際より高く見えてしまっていました」(全国紙記者)



 4月11日以降のデータからは、それまで接種歴があるのに正確な接種日時などがわからないため「未接種」とされてきた陽性者が「接種歴不明」に分類されるようになった。実際、集計方法が変わったことでワクチンの「未接種」は7万6877人(4月4~10日)から、3万3207人(4月11~17日)に激減。一方、正しく振り分けられた「接種歴不明」は3万7146人から7万8488人に激増した。



 「未接種」での新規陽性者が大幅に減ったことで、ワクチン接種歴と新規陽性者の関係は一変した。前述の通り、従来の“間違った”集計方法では、未接種の方が2回目、3回目の接種を終えた人より10万人あたりの新規陽性者が多かった。



 しかし正しい集計方法に改められたことにより、未接種と2回接種の新規陽性者数にほとんど差がなくなった。むしろ、「40~49才」「60~64才」「65~69才」「70~79才」では、未接種よりも2回接種の方が、10万人あたりの新規陽性者が多くなる逆転現象が生じたのだ。



 「端的に言えば、“2回ワクチンを打った人は、打っていない人と感染のしやすさは変わらない”という結果が導かれました。

 それだけではありません。新たな集計方法で『接種歴不明』に分類されるようになった人たちも、詳細がわからないだけで、接種したことは間違いありません。

 その人たちは本来ならば『接種歴不明』ではなく、『接種者』としてカウントする必要があります。改めて独自に試算したところ、ワクチンを2回接種した人の感染予防効果がマイナスになって、かえって感染しやすいという結果になったのです」(小島氏・以下同)



 ワクチンの効果は時間が経過すると薄れることは以前から説明されてきた。効果が完全に消えたら、未接種者と同じスタートラインに戻るはずだ。

 それは問題ない。だが小島氏の試算から見えてきたのは、「2回接種者の方が未接種者よりもコロナに感染しやすくなる」という、衝撃の結果だったのである。



 「感染予防効果がなくなるだけならまだしも、ゼロでとどまらずマイナスに陥ったのは憂慮すべき事態です。厚労省は、指摘を受けなければ集計方法を変えなかったかもしれないし、過去にはこの集計データをもとに“ワクチンの効果の高さ”を謳っていたこともありますから、さらに問題です」

 同様の“誤った”集計方法は、ドイツのバイエルン州でも行われており、昨年末に現地新聞の指摘で見直されたケースがある。



「そうしたことも把握していながら、実態に即していない集計を続けていたのだとしたら、厚労省による数値の“改ざん”に等しい大問題だと言っていいでしょう」

「ワクチンは切り札」だったはずなのに



 フランス在住のジャーナリストの羽生のり子氏が、デンマークの事例を挙げる。

 「昨年12月、デンマーク当局が公表した資料によると、2回接種者の感染リスクが、未接種者の1.3倍だったと指摘されています」



 コロナを防ぐはずのワクチンを打つと逆にコロナに感染しやすくなる──なぜそのような“想定外”が起きたのか。

 「ワクチン接種後は気が緩むので、マスクを外して大声を出したり、夜の街に繰り出すなどハイリスクの行動を取りやすくなる」



 よく聞かれるのが、こうした「気の緩み論」だ。だがウエブサイト「Think Vaccine」がワクチン接種者と未接種者それぞれ408人に行ったアンケートでは、感染対策の取り組みに大きな違いはなかった。



 「接種者、未接種者とも三密回避などの感染対策を緩和したのは3割ほどで同程度でした。この結果からは接種後に気が緩んで感染したとは考えにくい」(小島氏・以下同)



 そうなると、「ワクチンそのものが悪い」という疑念は拭えなくなる。日本で使用されるファイザーやモデルナのワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれるタイプで、人間の細胞内に「スパイクたんぱく質」を産生する遺伝子の設計図を打ち込む。

 このスパイクたんぱく質に体内の免疫系が反応すると、新型コロナの感染を予防する「抗体」がつくられるというメカニズムだ。



 ウイルスの一部のたんぱく質を体内に投与する従来のワクチンとは異なり、mRNAワクチンは体内に数日しか残らず、増殖しない遺伝子情報を打ち込むタイプなので、比較的安全といわれてきた。

 一方で、本格的なワクチンとして「mRNAワクチン」が使われるのは人類史上初めてであり、人体への影響すべてが詳らかになっているわけではない。



 「mRNAワクチンは従来と異なる特別なワクチンです。遺伝情報を打ち込み、いわば『人工のウイルス』を感染させることが最大の特徴ですが、産生されるスパイクたんぱく質が人体に与える悪影響にまでは充分配慮がされていなかった。血栓症や自己免疫疾患の発症などのデメリットが海外の論文で指摘されています」



 そもそも日本のワクチン接種が本格化したのは昨年5月だった。当時の菅義偉首相が「ワクチンは切り札だ」とハッパをかけて接種が進んだ。今年6月13日時点で2回目の接種を終えた人は国内の全人口の8割。3回目も6割の人が接種を終えた。特に65才以上の高齢者は9割が3回目まで打ち終わっている。



 「はしかや水ぼうそうのワクチンのように、子供のときに打っておけば効果が一生続くタイプのものもあります。しかし、コロナワクチンは想像以上に早く効果が弱くなっています。



 ワクチンメーカーはウイルスの変異が発生しても、そのたびに対応するワクチンを生産すると言います。しかし免役学には『抗原原罪』という理論があります。

 免疫システムの反応は最初に接したワクチンやウイルスの記憶に固執し、その後の変異株への対応力が低下するというものです。仮に変異株に対応したワクチンを開発し、それを接種しても、期待した効果が得られない可能性は充分あります」

 ワクチンは切り札ではなくなっているかもしれないのだ。



 帯状発疹や口腔カンジダの患者が増えた



 mRNAワクチンにはさらなる不安がある。接種後に血小板が減少する副反応があることは厚労省が認めている。海外の研究者からは心筋症の発生が増えることも指摘されている。小島氏は、接種後の「免役力の低下」による疾患の発症を危惧する。



「私は臨床医として、感染症である帯状疱疹の患者が増えていることを実感しています。子供の頃に水ぼうそうを起こすウイルスに感染した場合、そのウイルスは大人になっても神経に沿って潜伏しています。免疫力が下がると体内に潜んでいたウイルスが再活性化し、神経に沿って痛みのある赤いぶつぶつが出ます。これが『帯状疱疹』です。



 そのほか、カンジダという真菌(カビ)が口の中で繁殖する口腔カンジダも免疫力が低下しているときに生じやすい。帯状疱疹や口腔カンジダの患者が増えているということは、ワクチンを打ったことによって免疫力が下がっている人が増えている可能性が高いと思います。

 当然、免疫力が落ちていれば、コロナに感染する可能性も高くなる。2回接種者の感染予防効果がマイナスに転じていたのは、ワクチンによる負の影響も考えられるのです」



 負の側面はそれだけに留まらない。心配されるのが、命にかかわる病気の増加だ。

 「免疫の大きな働きは、ウイルスや細菌などの異物を排除することです。体内では、異常な増殖をする『がん細胞』も異物であり、免疫が働かなくなれば、がんも防げません。免疫力がワクチン接種で低下すると、それまで抑えられていたがんが急速に進行することも、理論上はないと言い切れません」



 過去の統計から見込まれる国全体の死者数の推定値を、実際の死者数がどれだけ上回ったかを示す数値を「超過死亡」という。感染症がないときの平年の国の総死亡者の推定値と、感染症が流行したときの総死亡者数を比べれば、「感染症によってどれだけの人が亡くなったか」を導き出せる。

 厚労省の人口動態調査(速報値)によると今年2~3月の超過死亡は、前年同期に比べて約3万5000人の大幅増となった。



 「超過死亡は昨年1年で約6万人も増え、今年の2~3月になってさらに急増しています。コロナにより医療が逼迫し、適切な医療行為が受けられなかったとする意見もありますが、コロナ発生から3年目を迎えた今年の2~3月はそんな状況ではありませんでした。

 長いスパンで見ると、昨年4月12日にワクチンの高齢者接種が始まりましたが、その1週間後から、日本の超過死亡は突如プラスに転じました。その増加傾向は現在まで続いています。死者数の増加とワクチン接種の関係を否定するには材料が足りません。



 また、感染研が、日本の超過死亡のデータを毎月公表しています。この6月に入ってから、突然、集計方法を変えました。その変更は、過去に発表されたデータの数値にも影響しました。変更前のデータと比べて、変更後は、高齢者のワクチン接種が始まって以降の『1週間あたりの超過死亡』の増加が観察された週数が、大幅に増えています。



 さらに、新型コロナ感染症以外の死因で超過死亡が起こったとも発表しています。これまで感染研は、超過死亡の要因としてワクチン接種の関与を否定していましたが、変更後はどのように説明するのか気になります」



 ワクチンが死を招くことは起こりえない話ではない。ワクチン戦略が広まり始めた当初、ワクチンには「95%の感染予防効果がある」とされた。だが、接種した多くの人が感染した。その後、「人口の7割が2回接種すれば集団免疫ができてコロナは克服できる」と、社会生活を平常化させるために接種が推奨された。だが、7割が接種完了してもコロナは消えるどころか、さらに猛威を振るった。



 接種後に感染するブレークスルー感染が増えると、接種の目的はいつの間にか「コロナに罹らない」ことから、「重症化を防ぐ」ことにすり替わった。

 現在、政府は「重症化予防に意味がある」との理由でワクチンの4回目接種を推奨している。だがワクチンの重症化予防効果も感染予防効果と同様に、早晩効果がなくなるのではないかと小島氏は主張している。



「オミクロン株の流行とともに重症者が激減したのは、ワクチンの効果よりもウイルスそのものが弱毒化した結果である可能性が高い。海外のデータでは、3回接種から1か月はワクチンの高い効果が望めますが、その後急速に効果が落ちるというものもある。



 重症化率が低下し、感染しても“ただの風邪”である可能性が高いオミクロン株に対し、むしろ免疫力の低下や自己免疫疾患の増加など、さまざまな悪影響が懸念されるワクチンを、接種のサイクルをいま以上に早くしてまで打ち続けるかどうか、立ち止まって議論する必要があると思います」



 血液内科医の中村幸嗣さんが指摘する。

 「感染率や重症化率が高いデルタ株までは、ワクチン接種の効果に専門家の異論はほぼありませんでした。しかしインフルエンザウイルスほどに弱毒化するなか、リスクのあるワクチンをどう扱うのか。接種する側の国民も、政府の“接種推奨”に流されるのではなく、そのメリットとデメリットを天秤にかけて選択すべきです」

 ワクチンにも“出口戦略”が求められている。

※女性セブン2022年6月30日号

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 引用以上



 新型コロナワクチンは、安倍晋三・菅義偉、そして厚労省官僚たちが、対策の切り札として「ワクチン接種」を第一の戦略としたのだが、日本政府は、世界的な副反応報告激増から、この方針の正当性がほころんでも、メンツを死守するお得意の体質=官僚自己撞着に陥って、事実や統計をねじ曲げても、ワクチン接種の正当性に執着してきた。



 あげく、【接種後に感染するブレークスルー感染が増えると、接種の目的はいつの間にか「コロナに罹らない」ことから、「重症化を防ぐ」ことにすり替わった。現在、政府は「重症化予防に意味がある」との詭弁でワクチンの4回目接種を推奨している。】 



新型コロナワクチンが殺人ワクチンであることが明らかになっても、なお副作用死者を一切認めない頑な硬直に陥った日本政府の虚構は、やがてワクチン副作用の犯罪性が明らかになるとともに、「止められたのにメンツのため止めず、被害者を増やした」として、末代にまで語り継がれる政府の愚劣の見本として、歴史に残ることだろう。



 だが、ワクチンに幻想を抱く国民の側にも、権威を信仰して騙される、まるで統一教会の信者のような愚かさを見ないわけにはいかない。

 我々が、どれだけ「このワクチン接種は間違っている」と叫び続けても、耳を傾けてくれた人たちは、本当にわずかしかいない。

 みんな医学を信仰し、安倍晋三や岸田文雄に投票する人たちばかりなのだ。

 だから、ワクチンによる凄まじい被害は、カルマと言うしかない。