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 中国共産党による台湾軍事侵攻が近づいたかもしれない

2021年10月18日 | 未分類
 10月2日、米原潜コネティカットが、南シナ海(西沙諸島?)で、未確認物体に衝突し、乗員15名が負傷した。6日に自力でグアム基地に戻ったが、アメリカは、やっと7日になって、情報を公開した。

 新唐人TV系列のFromTokyo·CoolEyesが、YouTubeで優れた分析を公開しているので紹介する。
 
 米国潜水艦が衝突した相手はだれか? 西沙諸島の中国原子力潜水艦の基地は重要ポイント|グアムへの帰港が、6〜7日後だったのはなぜか| 米原潜が未確認の物体に衝突【ニュース解明】吳嘉隆2021/10/17
https://www.youtube.com/watch?v=_gN9OkhLCFE&ab_channel=FromTokyo%C2%B7CoolEyes

 未確認物体との衝突が起きたのは、南シナ海という発表だが、上のリンク動画では、西沙諸島(パラセル諸島)付近だったと指摘している。それはベトナムと海南島の中間点ではあるが、中国共産党は、その南、約1000キロのフィリピン領海、南沙諸島に、勝手に巨大軍事基地を建設し、九段線以西の領有権を主張している。
 国際司法裁判所は、中国の主張には領有根拠は存在せず、国際法違反と裁定を下したが、中国共産党は無視して軍事基地を拡張し続けている。

 これに対し、英米加豪は、「航行の自由作戦」を実行し、軍艦を派遣し航行させてきた。 吳嘉隆の分析によれば、未確認物体ではなく、明確な軍事衝突であると指摘する。それは、南沙軍事基地を軸に、南シナ海を内海領土として実効支配する目的で、中国は無人機や無人潜水艦で監視にあたり、潜水艦を発見して体当たり攻撃を仕掛けたと推量されるとの分析である。

 この米国原潜損傷を受けて、中国は、台湾海峡での米軍の監視が弱まったとみて、10月5日までに150機による大規模な領空侵犯を行った。
https://www.fnn.jp/articles/-/249396
 これに対し、石平は、ずいぶん楽観的な分析を公開した。

 米軍には負ける可能性高く、習近平政権も共産党政権も潰れてしまう……中国が簡単に台湾に手を出せない現状 10/17
https://news.yahoo.co.jp/articles/2676fa76441accb8d7fec7430d5e649f48179389

 しかし、問題は、菅義偉政権に続いて、岸田新体制での恐ろしいほど逃げ腰の台中問題への意思表示だ。

 以下は、菅政権時代の加藤官房長官の発言
 台湾問題、平和的解決を期待 加藤官房長官・中国共産党100年 2021年07月01日
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2021070101005&g=pol

 【加藤勝信官房長官は7月1日の記者会見で、中国の習近平国家主席が台湾統一を「歴史的任務」と表明したことを受け、「わが国は台湾をめぐる問題が当事者間の直接の対話により平和的に解決されることを期待する、というのが一貫した立場だ」と述べた】

これは、岸田新体制、松野官房長官の表明=政府、中国への懸念表明避ける 米と温度差、台湾防空圏進入で 2021年10月06日
 https://kahoku.news/articles/knp2021100601001053.html

 【日本政府は中国軍の戦闘機などによる台湾防空識別圏進入に関し、中国への懸念表明を避ける構えだ。「(中台間の)平和的解決を期待する」(松野博一官房長官)と述べるにとどめ、中国を批判した米国との温度差を見せている。中国をにらみ多国間の防衛協力を強化する一方、日中関係も維持したい岸田新政権の狙いがにじむ。
 外務省の吉田朋之外務報道官は6日の記者会見で「当事者間の直接対話によって平和的に解決されることを期待する」と繰り返し強調。対中批判には踏み込まなかった。中国に「威圧」をやめるよう求めた米国の姿勢については論評しなかった。】

 引用以上、これは何を言っているかというと、菅・岸田政権ともに、日本政府は台湾中国問題には介入しない、中国共産党のやりたい放題、勝手にやってくれ……と意思表明しているわけで、おそらく自民党内、二階博文ら親中派勢力が、中国問題の主導権を確保していることを示している。

 「台湾問題に対して日本政府は介入しない」と超弱腰の意思表示をしたことの意味は、もしも、同時に尖閣侵攻が行われたとき、アメリカ軍は介入しないという結果を招くことに他ならない。
 尖閣諸島が一方的に占拠されても、日本政府=自民党はなすがままにさせるということだ。

この中国共産党による台湾侵攻に対する「日本政府の支援」とも受け取れる意思表明によって、中国共産党は味をしめて、米原潜を攻撃し、南シナ海の軍事的防衛と台湾侵攻の意思をますます明確にしたと言えるだろう。

数日前に、ブログにアップしたように、岸田政権の弱腰外交の姿勢は、中国共産党を勢いづかせている。中国は石平のいうとおり、勝てると踏んだなら、一気に台湾に侵攻し、さらに尖閣も占拠するのが確実だ。
 
 岸田政権は、あらゆる事態に事なかれ主義の弱腰、その場しのぎしかできない 2021年10月13日
 http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1646.html

 米国・英国・カナダは、明確に中国共産党を批判し、自国の海軍を南シナ海の「航行の自由作戦」に参加させることで意思を明確にして中国への圧力を加えているが、日本と韓国は、中国に姑息にすり寄って、逃げ腰の姿勢しか見せていない。
 これでは、尖閣有事が発生しても西側諸国の支援を受けることは困難だろう。

 習近平は、昨年2020年までに、台湾軍事侵攻の準備を完了せよと指示を出してきた。したがって、今年2021年は、いよいよ具体的な侵攻スケジュールの実施段階になる。
 
 「中国が2020年までに台湾侵攻の準備を終える」 暴かれた習近平指導部の計画 「尖閣諸島奪還は2040〜45年」 2017/11/18
 https://www.sankei.com/article/20171118-4FACDWSFL5ODFCFTAWUYBQ3HGU/

 私は、バイデン政権が「中国には手を出さない」という意思を中国に伝えたというニュースを見て、もう時間の問題で、台湾侵攻が実行されると予想している。

  後退するアメリカーー米中首脳電話会談で「一つの中国」を認め、ウイグル問題を避けたバイデン
 遠藤誉中国問題グローバル研究所所長 9/11
 https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20210911-00257686

 今回、原潜コカチネットが、おそらく中国軍による攻撃を受け損傷、乗組員に被害が出ても、明確な意思表示を示さないで「原因不明」としている姿勢は、バイデン政権の対中姿勢を反映したものだろう。
 乗員は軽傷との報道だが、実際には死者が出るような被害が出ている可能性があるが、大統領府が抑えているような気がしている。

 もしそうなら、中国共産党は、台湾に対し、年内にも侵攻する可能性がある。
 中国内はエネルギー不足でてんやわんやの騒ぎだが、これで政権に対する不満を抑え込むには、台湾侵攻の軍事的緊張がもっとも役立つ、つまり内憂を外患に転嫁するという政策が行われる可能性が強いのではないか?

 その次に来るのは、尖閣諸島強奪であり、自民党内の親中派の大黒柱であり続けている二階博文が、政権から遠ざけられているのが、ちょうど良いタイミングと認識されているかもしれない。
 こうなれば、戦争がエスカレートし、中国共産党が最期屁として、日本に核ミサイルを撃ち込んでくる可能性も、十分に視野に入れておきたい。。