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沖縄料理もの語り

「にんじん食堂うずまさ」料理人

「ウニムーチー」

2014-01-09 00:49:38 | 沖縄料理

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「ウニムーチー」
「ムーチー」とは「もち(餅)」のことです。
「カーサームーチー」とも言います。「カーサー(葉)」に包んでつくるからです。
沖縄では、もち米を搗いてつくるのではなく、もち粉をこねてつくります。だから簡単。
でも、砂糖の甘味だけの単純なもちなのですが、月桃(げっとう、サンニン)の葉に包んで蒸すことによって、とてもよい香りが付きます。
また、「ムーチー」は「ウニムーチー」とも言います。漢字で書くと「鬼餅」です。子どもが大好きなお菓子なのに、何で怖い「鬼」の名が出...てくるのでしょうか? 不思議ですね。
その謂われを知っている人に聞いても、恥ずかしがって教えてくれません。その謎は続編に「鬼を喰らう口」として載せることにしましょう。お楽しみに。
沖縄ではひと昔前までは、旧暦の12月8日に各家庭でムーチーをつくる習慣がありました。子どものいる家では、その子の年の数だけムーチーを天井から吊るしました。これは「サギムーチー」と言われます。今ではつくる家庭が減って市販のものを食べているケースが多いようです。でも、誰にでも簡単につくれるおいしいムーチーですから、ぜひつくってみましょう。今回は白と黄色の二色のムーチーを紹介します。

 


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