新潟・南東北撮影旅行の続きです。
津川駅から「SL X'masトレイン」に乗車し、会津若松を目指します。津川駅発車時点で20分ほどの遅れ。その後、とりあえずは雪の中をSLは進んでいきました。とは言え、降雪が多くてスピードがいつもほど出ません（本来の最高速度は60km/h）。山都駅の到着は1時間以上遅れ、13:45頃でした。
SLの車内より撮影した沿線の雪景色
車内から見た阿賀野川
山都駅では津川まで私が乗ってきた快速「あがの」の折り返しと交換。SLはここで水の補給を受けます。すでに雪の中を走ってきたSLはすっかり雪化粧。黒いSLが白くなっていました。炭水車の上で石炭を掘り返す作業員の方々も大変そうでした。
山都駅でC57は補給のために停車
黒い車体も雪を被る
ヘッドマークのクリスマスリースはすでに雪でほとんど見えない
補給中は撮影タイム。みんな雪をかき分けて撮影する
順番待ちしてSLを撮影
補給は通常10分で終了するのだが、雪のため時間がかかる。記念撮影する人も多い
反対側のキハ110系。交換後すぐに発車するかと思ったら、雪が酷くて発車できなかった模様
山都駅を定刻より1時間半ほどの遅れで発車。SLは慶徳峠越えに挑みます。
山都駅～喜多方駅の間は1駅間とは言え、距離は約10km。途中で長いトンネルがあるのですが、慶徳峠を越えないとそのトンネルまで入れません。そしてSLはついに5kmほど進んだところで停止してしまいました。圧力を使い切ってしまったのです。
停止した辺りでの風景
SLはその後圧力を貯め直し、再度峠越えに挑みます。しかし数百メートル走ってまた停止。勾配は多分22パーミルでしょうか？22という標識が見えたんですが、勾配の数字だったかは不明です。そしてSLは再度圧を貯め直し、動き出しました。やがて峠を越え、慶徳トンネルへ入ります。ここまで来れば大丈夫。SLは無事、2時間10分遅れで喜多方駅へ到着しました。
喜多方駅の駅名標。ごらんの通り雪に埋もれる
喜多方駅の停車時間は本来2分ほどとわずかなんですが、慶徳峠越えで水を使い切ってしまったため、SLは再度ここで停止。昨年は同様のケースで運休になったそうなんですが、今回は消防車を出動させ、ポンプで水の補給に入りました。とは言え、通常とは違うので時間もかかります。幸か不幸か、「あいづライナー」の代走でやってきていた583系と並んだため、乗客や撮り鉄が集まり、待ち時間中の撮影会となりました。
喜多方駅へ到着した「SL X'masトレイン」
消防車がやってきた
補給作業の準備をする作業員と車掌さん達
583系と12系が並ぶ。すでに両方とも屋根は雪で一杯
583系も雪を被る
SLと並んだ583系。国鉄車両同士が雪の中で邂逅する
やがて喜多方を発車した「SL X'masトレイン」は定刻より3時間半遅れて17:21頃会津若松駅に到着。すでに外は真っ暗。乗り継ぎの719系4連が用意されていました。SLの乗客のうち、新潟に戻る予定だった人は喜多方で降りてバスに乗って戻った人もいましたけど、郡山方面へ抜ける人はそれに乗り移りました。
会津若松駅へ到着した「SL X'masトレイン」
乗り移った719系は磐越西線色＋通常色
通常色側。ヘッドライトに降雪が照らされる
すぐに発車するという話だった719系。ところがどっこい発車しません。除雪が終わらないという話です。
いつ終わるか分からない除雪で、ついに駅長から可能な場合は旅行を取りやめるよう、放送が流れます。
そのうち喜多方から臨時の583系が到着。またも583系と遭遇しました。
会津若松から「SL X'masトレイン」に乗る人は、最初はこの583系で喜多方まで戻り喜多方からバスという話でした。
会津若松へ到着した583系
583系の先頭には雪とつららが
列車は雪に埋もれる
会津若松駅に到着して約2時間。降り積もる雪に発車できない電車。やがて雪の重みで乗っていた719系のパンタグラフも落ち、車内は停電。デスコン棒で雪を払うにしても、雪はいっこうに降り止む様子もなく、これでは今晩中の復旧は無理だと判断しました。元々の予定では、福島まで行って泊まり、日曜日は山形新幹線の撮影をするはずだったんですが、すでに高速バスでの移動も困難であり、タクシーではコストがかかりすぎる（タクシーで移動した人もいたようですが）。駅前のビジネスホテルに行ったところ、ぎりぎりで部屋を確保でき、福島の宿はキャンセルして宿泊することにしました。
雪は降る降る。すでにホーム近くまで雪が積もる
会津としては10数年ぶりの大雪だという。なんか去年も北陸でそんなフレーズを聴いたが・・・
私は運良く宿を確保し、ホテルで眠ることが出来ましたが、結局583系は発車できず、そのまままさしく列車ホテルとなったようです。
とは言え、3段寝台までは設備を準備することができないので、座席車で一番下だけベッド化した状態でした。
そういや、帰ってから知りましたけど、国道49号で300台ほど自動車も立ち往生したそうですね。
次回、「会津脱出」で最終回。
いや、脱出するだけで限界で、結局山形いけなかったんです・・・・
津川駅から「SL X'masトレイン」に乗車し、会津若松を目指します。津川駅発車時点で20分ほどの遅れ。その後、とりあえずは雪の中をSLは進んでいきました。とは言え、降雪が多くてスピードがいつもほど出ません（本来の最高速度は60km/h）。山都駅の到着は1時間以上遅れ、13:45頃でした。
SLの車内より撮影した沿線の雪景色
車内から見た阿賀野川
山都駅では津川まで私が乗ってきた快速「あがの」の折り返しと交換。SLはここで水の補給を受けます。すでに雪の中を走ってきたSLはすっかり雪化粧。黒いSLが白くなっていました。炭水車の上で石炭を掘り返す作業員の方々も大変そうでした。
山都駅でC57は補給のために停車
黒い車体も雪を被る
ヘッドマークのクリスマスリースはすでに雪でほとんど見えない
補給中は撮影タイム。みんな雪をかき分けて撮影する
順番待ちしてSLを撮影
補給は通常10分で終了するのだが、雪のため時間がかかる。記念撮影する人も多い
反対側のキハ110系。交換後すぐに発車するかと思ったら、雪が酷くて発車できなかった模様
山都駅を定刻より1時間半ほどの遅れで発車。SLは慶徳峠越えに挑みます。
山都駅～喜多方駅の間は1駅間とは言え、距離は約10km。途中で長いトンネルがあるのですが、慶徳峠を越えないとそのトンネルまで入れません。そしてSLはついに5kmほど進んだところで停止してしまいました。圧力を使い切ってしまったのです。
停止した辺りでの風景
SLはその後圧力を貯め直し、再度峠越えに挑みます。しかし数百メートル走ってまた停止。勾配は多分22パーミルでしょうか？22という標識が見えたんですが、勾配の数字だったかは不明です。そしてSLは再度圧を貯め直し、動き出しました。やがて峠を越え、慶徳トンネルへ入ります。ここまで来れば大丈夫。SLは無事、2時間10分遅れで喜多方駅へ到着しました。
喜多方駅の駅名標。ごらんの通り雪に埋もれる
喜多方駅の停車時間は本来2分ほどとわずかなんですが、慶徳峠越えで水を使い切ってしまったため、SLは再度ここで停止。昨年は同様のケースで運休になったそうなんですが、今回は消防車を出動させ、ポンプで水の補給に入りました。とは言え、通常とは違うので時間もかかります。幸か不幸か、「あいづライナー」の代走でやってきていた583系と並んだため、乗客や撮り鉄が集まり、待ち時間中の撮影会となりました。
喜多方駅へ到着した「SL X'masトレイン」
消防車がやってきた
補給作業の準備をする作業員と車掌さん達
583系と12系が並ぶ。すでに両方とも屋根は雪で一杯
583系も雪を被る
SLと並んだ583系。国鉄車両同士が雪の中で邂逅する
やがて喜多方を発車した「SL X'masトレイン」は定刻より3時間半遅れて17:21頃会津若松駅に到着。すでに外は真っ暗。乗り継ぎの719系4連が用意されていました。SLの乗客のうち、新潟に戻る予定だった人は喜多方で降りてバスに乗って戻った人もいましたけど、郡山方面へ抜ける人はそれに乗り移りました。
会津若松駅へ到着した「SL X'masトレイン」
乗り移った719系は磐越西線色＋通常色
通常色側。ヘッドライトに降雪が照らされる
すぐに発車するという話だった719系。ところがどっこい発車しません。除雪が終わらないという話です。
いつ終わるか分からない除雪で、ついに駅長から可能な場合は旅行を取りやめるよう、放送が流れます。
そのうち喜多方から臨時の583系が到着。またも583系と遭遇しました。
会津若松から「SL X'masトレイン」に乗る人は、最初はこの583系で喜多方まで戻り喜多方からバスという話でした。
会津若松へ到着した583系
583系の先頭には雪とつららが
列車は雪に埋もれる
会津若松駅に到着して約2時間。降り積もる雪に発車できない電車。やがて雪の重みで乗っていた719系のパンタグラフも落ち、車内は停電。デスコン棒で雪を払うにしても、雪はいっこうに降り止む様子もなく、これでは今晩中の復旧は無理だと判断しました。元々の予定では、福島まで行って泊まり、日曜日は山形新幹線の撮影をするはずだったんですが、すでに高速バスでの移動も困難であり、タクシーではコストがかかりすぎる（タクシーで移動した人もいたようですが）。駅前のビジネスホテルに行ったところ、ぎりぎりで部屋を確保でき、福島の宿はキャンセルして宿泊することにしました。
雪は降る降る。すでにホーム近くまで雪が積もる
会津としては10数年ぶりの大雪だという。なんか去年も北陸でそんなフレーズを聴いたが・・・
私は運良く宿を確保し、ホテルで眠ることが出来ましたが、結局583系は発車できず、そのまままさしく列車ホテルとなったようです。
とは言え、3段寝台までは設備を準備することができないので、座席車で一番下だけベッド化した状態でした。
そういや、帰ってから知りましたけど、国道49号で300台ほど自動車も立ち往生したそうですね。
次回、「会津脱出」で最終回。
いや、脱出するだけで限界で、結局山形いけなかったんです・・・・
アクセス
トータル
ランキング
