
すでに報道などでも取り上げられているが、春のダイヤ改正でまた夜行列車が1本消える。
東京と山陰地方を結ぶ夜行列車、寝台特急「出雲」だ。
夜行列車は元々長距離の移動を夜に行う事で、翌朝からは通常に行動する事ができるというビジネス向けの用途と旅行者向けの用途と両方をかねていた。
しかしながら、新幹線と航空網の発達により次第にその役目を失っていき、「新星」「明星」「紀伊」「ゆうづる」「はくつる」「みずほ」「さくら」「あさかぜ」「彗星」「つるぎ」「八甲田」「桜島」と言った数多くの夜行列車が消滅してきた。
一方で「北斗星」「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」は豪華寝台列車と言う新たな夜行列車の役割を作り出した。また、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は個室寝台を中心とした電車にすることで、夜行列車の利便性を最大限に生かす方向を示した。
「出雲」は乗車率の低下により、多くの夜行列車途同じく廃止の運命をたどる事になった。なんら乗車率向上の施策がとられていなかったのは、先に廃止になった多くの夜行列車と同じだ。
飛行機や大型バスを利用した格安旅行が世の中の主体となって久しいが、料金が高く、遅くて豪華でも無い、「出雲」のような夜行列車を使う旅行者は少なくなったのだろう。
せめて臨時格下げでも、夜行列車として残って欲しかった。
まもなく、赤いDD51牽引のブルトレは姿を消す。
(写真は米子駅で2004年に撮影した「出雲」)
東京と山陰地方を結ぶ夜行列車、寝台特急「出雲」だ。
夜行列車は元々長距離の移動を夜に行う事で、翌朝からは通常に行動する事ができるというビジネス向けの用途と旅行者向けの用途と両方をかねていた。
しかしながら、新幹線と航空網の発達により次第にその役目を失っていき、「新星」「明星」「紀伊」「ゆうづる」「はくつる」「みずほ」「さくら」「あさかぜ」「彗星」「つるぎ」「八甲田」「桜島」と言った数多くの夜行列車が消滅してきた。
一方で「北斗星」「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」は豪華寝台列車と言う新たな夜行列車の役割を作り出した。また、「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は個室寝台を中心とした電車にすることで、夜行列車の利便性を最大限に生かす方向を示した。
「出雲」は乗車率の低下により、多くの夜行列車途同じく廃止の運命をたどる事になった。なんら乗車率向上の施策がとられていなかったのは、先に廃止になった多くの夜行列車と同じだ。
飛行機や大型バスを利用した格安旅行が世の中の主体となって久しいが、料金が高く、遅くて豪華でも無い、「出雲」のような夜行列車を使う旅行者は少なくなったのだろう。
せめて臨時格下げでも、夜行列車として残って欲しかった。
まもなく、赤いDD51牽引のブルトレは姿を消す。
(写真は米子駅で2004年に撮影した「出雲」)