早春のいすみ鉄道 その１「8年ぶりにいすみ鉄道へ」

よく晴れて初夏並みに暑かった3/9の土曜日、千葉県のいすみ鉄道へ行ってきました。そう毎週毎週飯田線マニアックスの手伝いばかり行くと、季節ものの写真を撮れずに終わってしまうのと、単純にしばらく行っていなかったから行きたかったというだけなんですけどね。あとは青春18きっぷの回数消化もかねてです。

さて、朝は6時頃には出るつもりだったんですが、金曜までの仕事の疲れが溜まっていて起きた時点でもう7時。逆にこの時間に起きると言うのが、会社へ出社する生活リズムが染みついていることでもあるんですが。それでまあ、もう腹を据えて、慌てずに朝食を取ってから東京駅へ。時間短縮のために、青春18きっぷの適用外ですが、特急「わかしお」に乗って大原へ向かいました。


東京駅で撮影したE257系500番台「わかしお」

この列車は10両編成だが、全般的にガラガラだった

10号車車内。自由席の半分も埋まらなかった

E257系500番台のシート。基本的に0番台と同じ形だが、シートモケットは異なる

大原駅に到着したE257系500番台「わかしお」

乗車してきた「わかしお」の発車後、反対方向の東京行き255系「わかしお」がやってきた

以前は「ビューわかしお」の列車名だったが、現在は「わかしお」でE257系500番台と列車名を統一している

大原駅で特急の撮影を済ませたら、いすみ鉄道へ乗り換えます。いすみ鉄道に乗車するのは8年ぶりで、当時は房総横断乗車券で大原から上総中野へ抜けただけでした。今回は撮影をメインにしつつ、新車とキハ52形の乗車もしようという感じです。
まず乗り換えたのはいすみ300形。最新型ではないですが、以前のいすみ200形を置きかえ始めた車両で、昨年営業運転に投入された車両です。そういう意味ではまだ新車に使いですね。もちろん乗るのは初めて。そういや、いすみ鉄道がムーミン列車を始めてから乗車するのも初めてです。

JRの大原駅

隣接していすみ鉄道の大原駅

昨年デビューしたいすみ300形。新潟トランシス製だが、なぜかデザインは日本車輌系のもの（松浦鉄道MR-600形や真岡鐵道モオカ14形に類似）を採用した

側面にムーミンファミリーのシール。1990年代に放映された「楽しいムーミン一家」のもので、私的にも見ていたアニメだけに懐かしい

この車両はいすみ302だ

車内はなんとトイレ付き。いすみ200形には無かったのでちょっと驚いたが助かる。ちなみに最新のいすみ350形はトイレ無しに戻っている

反対側エンドから見た座席。セミクロスシートだ

料金表は今時の液晶式

運転台

トイレの横に飾られていたもの

キャラクター紹介があった。名前が「ノンノン」ではなく「フローレン」なので、フジテレビではなくテレビ東京バージョン

車内にも車外の縮小版シールがありました

路線図と料金表の下にもムーミン一家

ムーミントロールとフローレンがキスしてますね

スナフキンではなくヨクサル。ムーミンパパが子供の頃にあっていたスナフキンそっくりな人


今回、どこで撮影するかは特に決めていなくて、そもそも1度しか乗っていないいすみ鉄道でしたので、ホームページ上の情報を見ながら行き当たりばったりで行くことにしました。で、とりあえず降りたのは2駅目の上総東駅。ここで反対から来る急行列車を撮影することにしました。ちょうど駅の大多喜側に1株だけ割いている菜の花があったので、これを入れて撮影することにしました（後で気が付いたんですが、大原側にもう少し咲いている株もありました）。

上総東駅停車中のいすみ300形

上総中野へ向かういすみ300形

上総東駅の駅名標

上りホームは古い木造の待合になっている

ホームを大多喜側の駅横の道から撮影

さて、実は全然知らなかったんですが、なんとこの日3/9からいすみ鉄道に譲渡された元JR西日本のキハ28 2346が営業運転を開始していました。
キハ52形を撮るつもりで、一両だけ写真に入る構図のつもりでいたもんですから、コレはびっくり。慌てて撮ったので、微妙な構図になりましたけど、まあいいかなあと。キハ28形が新品のようにきれいな状態ですね。

カーブの向こうからキハ28形が姿を現した

菜の花と一緒に。ああ、これこそ正しい急行列車の姿（後は遜色急行だけどね）

後方のキハ52 125には「夷隅」のヘッドマーク

上総東を発車していく急行列車

古い待合を含め、国鉄時代にタイムスリップしたかのような錯覚を受けた

思わぬキハ28形の登場に喜んでいる間もなく、次はあえて徒歩で移動してみます。
以下、次回。