ひねもす日報

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立川談春「紺屋高尾」 (平成17年)

2009年11月02日 | 落語
 落語をアイポッドに入れている。しかし昼間の運転中や電車内、歩いて移動中などは意外と外の音が邪魔をして噺が聴こえ辛い。それで、先週末しんとした夜に、ドライブしながら「紺屋高尾」と「明鳥」を聴いた。車は土地勘のない奥地へ入ってしまい、途中何度か地図を開くはめに。おかげで合計1時間40分あったCDをすべて聴いてしまった。人情噺が大好きなのだけれど、彼の人情噺は別格だなぁと感嘆。普通に聴いても「えぇ話や」となるものが、心の奥にぐっと沁み入る。談春師匠を知ったのは競艇からだったのになぁ。今、もし競艇場で師匠を見かけたら嬉しくて感電するだろうな。「赤めだか」にサインもらいたい。
 高熱のセガレの看病をしながらTBS落語研究会の録画、「桂米團治/親子茶屋」を観る。白地に白で模様が入った帯。こういうの好み。上手で品がいい感じだった。
 久しぶりに白酒師匠がききたいんだよなー。

 昨日は夕方下北沢トリウッドに山田広野活弁リサイタルへ。うしろに座っていた男性たちが、談春師匠の著書「赤めだか」のことや寄席の話をしている。広野氏の作品と落語を聴いての笑いに同じものを感じていたので、その思いを強くする。落語のお囃子をひく女子も来ていた。広野氏は大幅に遅刻。しかし意にも介さずトークを繰り広げ活弁に入る様はさすが。今年の活弁リサイタルはこれで終わり。今年は3回もこの会に行けたので満足。作品の8割が下ネタものの彼が、故郷の会津若松で「子どもと未来の映画祭」という趣旨のものに招待された話が面白かった。子どもたち泣いていたらしい。帰り道はせっかく雨のなか下北沢まで行ったので駅の周辺を一周。移住後いちばん遊びに行ったまちなので何だか懐かしかった。美容室がいっぱいできていた。内装を見るだけで楽しかった。うらぶれた横町もいくつかできていたけれど、昔ほど「行きたい飲みたい」と思わなかった自分にびっくり。シャノアールでチョコパフェを食べて帰った。
コメント (2)
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