ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

暮らしの手帖/ECD

2009年11月10日 | 本・映画
 元ピチカートファイブの小西康陽氏の妻でありレディメイドインターナショナル社長の長谷部千彩氏のブログを閲覧している。ピチカートにもレディメイドの音楽にも興味はいまはもうないし、長谷部氏を全面支持!大好き!というわけでもないのだけれど、こういうおとなの女性が周りにいたら、3か月に一度会ってはなしを聞かせてもらいたい感じの人。そういう距離感でいたい人。
 さて、そんな彼女のブログにたびたびECDというミュージシャンの名前が出ていた。気になって紹介された本を読んだ。恐らく自伝とおぼしきこの作品。鬼のように暗い。でも嫌な感じではない。学生時代にお金がなくて時間はあって世界が狭かった頃、仲の良い友人らと自分のバックグラウンドや思考、その他もろもろについて若者特有の熱さでもって話していたのを思い出すような作品。おとなになった今、そういう話をすることも聞くこともほとんどなくなった。だから懐かしくもあり新鮮だった。
 ECDが彼女に二股をかけられる話がいちばん興味深かった。写真家の25歳くらいの彼女は、彼女より1歳年下のニノミヤと2周り年上の作者を、男二人に許しをもらって二股にかける。写真家の女性が男を二股かける話を、やはり長谷部氏がブログに書いていた写真家、神蔵美子の本で読んだ。こちらは女性の視線からだったが、暮らしの手帖ではふたまたかけられた側かつ男性視点だったので、興味深かった。何だか眠れなかったのと本の先が気になって、夜3時過ぎまで読む。こんなの久しぶりだった。

 今朝は育児しながら仕事復帰を目指す人の座談会へ。平日の昼間に会うお母さんたちがすべて保育所を探して仕事復帰を考えているわけではないので、この話題に触れることは何となくタブーとなっていた。しかしそんなんじゃ何も情報が入ってこんし、色々積もる話もあるんだよ!!という欲求が満たされたのでよかった。週にいちど、こういう話ができると全然違うんだけれどなー。お母さんの世界も微妙に複雑。今まで知った人間関係の複雑さとはまた違う、初めて遭遇する感じ。育児を通して色々お勉強させてもらっています。
コメント
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