チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「マーダーボット・ダイアリー」マーサ・ウェルズ 創元SF文庫

2022-05-10 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「マーダーボッド・ダイアリー」
マーサ・ウェルズ 中原尚哉訳
東京創元社

チビクロわ、図書館を利用することが
多いのだけど、某巨大通販サイトを
あらすじを知るのに利用すると、
すかさずやつらぼくの好みを
分析、把握して、
おすすめを提示してくるですにゃ。
その誘惑でぼくわ、
この本を購入しましたにゃ。
だって、おもしろそうだったの
だものですにゃ。

趣味わ、連続ドラマ鑑賞、
自分のことを呼ぶのに、一人称「弊機」という人型警備ユニットが主人公の
物語ですにゃ。
コミュ障気味で内気な性格で、
人間が苦手ですにゃ。
自分の統制モジュールをハッキングしてるから、好きなようにできるはずなのに
警備業務の仕事を続けているらしい
ですにゃ。


チビクロの好きなSF的ギミックわ、
たっぷりですにゃ。
印象深いのわ、調査船のボット
ARTですにゃ。ボットというのわ、
人工知能と思ってくださいですにゃ。
こんなに巨大な宇宙みたいな存在にわ
人間の能力わ、束になってもかなわないのに、人間が作ったもので、人間に
管理される存在ですにゃ。

「ART」と「弊機」のやりとりの
すれ違いが、少し笑えるですにゃ。
この物語に登場する人工知能わ、
すごく優秀で、穏やかだから、
人間的に思えるですにゃ。
最近の人間的わ、暴力的で、
非人間的で、そのうち、
人間的と言う言葉わ、暴力で
危ない意味に変わってしまうかも
しれないなと、思うですにゃ。

チビクロわ、ぬいぐるみなので
時として、人間社会においての
暮らし方に違和感、まぁ、つまり
ここに出てくる「弊機」みたいな
コミュ障で内気な性格にとても
共感したですにゃ。
しかも、「弊機」の能力わ、
非常にレベルが高いですにゃ。
カッコイイにゃ。

この作品わ、本国アメリカでも
とても人気だというので
この主人公をみんな好きでいて
くれるようで、
ボクもうれしいですにゃ。

実は、3巻目もでているらしい
ですにゃ。

おもしろい本存在してくれて
ありがとですにゃ。



今日も、お読み頂き
ありがとうございますにゃ。