昨年からSCOTTのGENIUS 720を試(私)乗車としていろいろなところで乗ってきました。

 前にも書いたけど、150mmトラベルあるGENIUSの印象は軽快なクロカンバイクみたいに走ってくれるオールマウンテンモデル。

 スコットらしい味付けというか、ペダリング時のポテンシャルを損なわずに、しっかりと仕事をこなしてくれる優等生。そんな感じです。

 その秘密のひとつが、前後のサスペンションのコンプレッション側減衰(CTD)を、ハンドルバーにあるリモートレバーを操作して同時にモードを切り替えるシステム。

 このシステムがあるからこそ、このバイクがすばらしく走ってくれるんだと思います。

 もちろん、基本設計が優れていないとシステムは活かされません。スコットなら大丈夫。

 一台でなんでもこなしちゃうGENIUSは、まさに「今」なバイクだと思います。

 アルミフレームからカーボンフレームまで、20万円代から100万円オーバーまで、豊富なラインナップも魅力です。

 スコットの2015モデル、注目はダウンヒルバイクのGAMBLERが27.5ホイールになって、ポップなカラーをまとってきたこと。もう、めっちゃ目立つバイク。

 こちらもしっかりとした作り込み。標準は27.5ホイールですが、26インチホイールにも対応しています。

 リアセンター長、ボトムブラケット高、ヘッドアングルなどを変更することができ、乗り方や乗る場所にあったセッティング、ホイールサイズチョイスができます。

 GAMBLERは40万円から75万円までの3モデルをラインナップ。カタログ見るだけでウキウキしちゃいます。

 そして、超希少な遊びバイクのVOLTAGE YZ 0.2。

 ほとんどの完成車メーカーからストリートやジャンプなどに使えるバイクが姿を消していく中、スコットだけは残りました。

 ごついのに軽くて扱いやすい、10万円を切る価格。もう、これしかないでしょ。

 ということで、スコット2015も「ヤバい」です。