福知山から始まる由良川下り。右岸線と左岸線のどちらを通るかを選択しなくてはなりません。が皆さん僕のお奨めにしたがって右岸線を選択されました。何といっても交通量の少ない農道の方が気持ちいいですもんね。それに信号が少ないのが魅力です。
それにしても由良川の向かい風は有名なんですが、ここまでキツいといい加減腹立たしくなるのは僕だけでしょうか。特に山を回り込んで川側に出た途端に吹きつけて来る風の強いことといったら(T_T) 空気の壁にぶち当たったようなとんでもない衝撃が容赦なく襲います。いきなり速度が5㌔くらい落ちたりする事も。
それでも風に負けないようにペダルを回して行きます。他の3人の足を引っ張らないようにと頑張って来たのですが、アクシデントは突然やって来ました。右の膝に激痛が走ったのです。これは覚えがある。長脛靭帯の疲労というやつです。みるみる速度は10キロ台の前半にまで落ちてしまいます。いくつか山沿いのカーブを曲がり、アップダウンを越えたところにある橋のたもとで仲間たちが待って居てくれました。でももうついて行くことはできません。僕を切り離して先に進んでもらうようにお願いしました。「無理だったらサポートカーに連絡して」と言ってもらいました。でも「走りきりたい、走り抜いてみせる」という気持ちだけは萎えていません。先行する仲間たちを見送って由良川最後の橋である八雲橋を目指します。右脚のクリートを外し、フラットペダルの上に乗せて、左脚だけでのペダリングを試みます。右膝に水をかけつつ、怖々と、わずかに右脚に力をかけて見ますがやはり痛みが走ります。おまけにこの向かい風です。少しづつ無理せずに進むしかないでしょう。1㌔ほど進んだところで安寿姫塚という塚の説明板がありました。そこの前が広場になっていたのでバイクを停め、サドルバックに持っていたテーピングテープを取り出して慣れないテーピングを試みます。曲げる時に痛む筋にそって膝を伸ばした状態でテーピングします。反対側にも同様にテープを貼ります。どうやらこれで少しは痛みがとれそうです。
再び走り始めます。風は相変わらず向かい風。でも時間内に完走することはできるでしょう。サポートカーから声がかかります。「大丈夫?」「はい、なんとか完走します」と答えて先へと進みます。と、後方から「来ましたぁ~」という声が。なんと朝キャンディーを分けてくださったTさんでした。こんなところを走られてたんですねぇ(^^)
「は~い」とお返事をしたものの、ついて行くまでには至りません。由良川の河口が広がり、由良川橋梁が、そして日本海の水平線が見えて来ました。やっとここまで来た。ゴールまで後12㌔程でしょうか。丹後由良の町並みを抜けて、宮津の海を見ながら海岸線の坂道を登って行きます。膝を休めるのを兼ねてちょっと展望台に立寄りました。宮津の海を写真に納めます。再びゆっくりとペダルを回して行きます。粟田の集落を抜けて最後の粟田隧道への登り。でももういけません。膝は限界に達しました。緩やかな坂道。いつもならダンシングですいすいと登って行ける筈の坂道を押してあがるしか無い今の自分。でもそれが今の僕の実力なんだと認めないわけにはいきません。帰ったらポラール君のデータを解析しよう。そんなことを思いながらゆっくりと坂道を登ります。粟田隧道は宮津に向かって下っています。トンネルの中を押して歩くのは気がひけたのでこれはありがたい事でした。5回目の通過でそんなことも初めて気づきました。
そして宮津駅にゴール。完走認定書には9時間2分と記載されました。先にゴールしていたメンバーとも再会できて僕の無事を確認してもらえました。心配してもらってありがとう。
こうして今年の列島横断は終りました。
それにしても由良川の向かい風は有名なんですが、ここまでキツいといい加減腹立たしくなるのは僕だけでしょうか。特に山を回り込んで川側に出た途端に吹きつけて来る風の強いことといったら(T_T) 空気の壁にぶち当たったようなとんでもない衝撃が容赦なく襲います。いきなり速度が5㌔くらい落ちたりする事も。
それでも風に負けないようにペダルを回して行きます。他の3人の足を引っ張らないようにと頑張って来たのですが、アクシデントは突然やって来ました。右の膝に激痛が走ったのです。これは覚えがある。長脛靭帯の疲労というやつです。みるみる速度は10キロ台の前半にまで落ちてしまいます。いくつか山沿いのカーブを曲がり、アップダウンを越えたところにある橋のたもとで仲間たちが待って居てくれました。でももうついて行くことはできません。僕を切り離して先に進んでもらうようにお願いしました。「無理だったらサポートカーに連絡して」と言ってもらいました。でも「走りきりたい、走り抜いてみせる」という気持ちだけは萎えていません。先行する仲間たちを見送って由良川最後の橋である八雲橋を目指します。右脚のクリートを外し、フラットペダルの上に乗せて、左脚だけでのペダリングを試みます。右膝に水をかけつつ、怖々と、わずかに右脚に力をかけて見ますがやはり痛みが走ります。おまけにこの向かい風です。少しづつ無理せずに進むしかないでしょう。1㌔ほど進んだところで安寿姫塚という塚の説明板がありました。そこの前が広場になっていたのでバイクを停め、サドルバックに持っていたテーピングテープを取り出して慣れないテーピングを試みます。曲げる時に痛む筋にそって膝を伸ばした状態でテーピングします。反対側にも同様にテープを貼ります。どうやらこれで少しは痛みがとれそうです。
再び走り始めます。風は相変わらず向かい風。でも時間内に完走することはできるでしょう。サポートカーから声がかかります。「大丈夫?」「はい、なんとか完走します」と答えて先へと進みます。と、後方から「来ましたぁ~」という声が。なんと朝キャンディーを分けてくださったTさんでした。こんなところを走られてたんですねぇ(^^)
「は~い」とお返事をしたものの、ついて行くまでには至りません。由良川の河口が広がり、由良川橋梁が、そして日本海の水平線が見えて来ました。やっとここまで来た。ゴールまで後12㌔程でしょうか。丹後由良の町並みを抜けて、宮津の海を見ながら海岸線の坂道を登って行きます。膝を休めるのを兼ねてちょっと展望台に立寄りました。宮津の海を写真に納めます。再びゆっくりとペダルを回して行きます。粟田の集落を抜けて最後の粟田隧道への登り。でももういけません。膝は限界に達しました。緩やかな坂道。いつもならダンシングですいすいと登って行ける筈の坂道を押してあがるしか無い今の自分。でもそれが今の僕の実力なんだと認めないわけにはいきません。帰ったらポラール君のデータを解析しよう。そんなことを思いながらゆっくりと坂道を登ります。粟田隧道は宮津に向かって下っています。トンネルの中を押して歩くのは気がひけたのでこれはありがたい事でした。5回目の通過でそんなことも初めて気づきました。
そして宮津駅にゴール。完走認定書には9時間2分と記載されました。先にゴールしていたメンバーとも再会できて僕の無事を確認してもらえました。心配してもらってありがとう。
こうして今年の列島横断は終りました。
そんな状態で完走はお見事です!
アクシデントにもへこたれずに、棄権しないで…。
ご立派です!。
何とか走りきれました。でもね、本当は自分の力量を把握してないと仲間にも迷惑をかけてしまうし、自分では反省しきりです。これから本格的なロングライドのシーズンなので、今回の経験を生かして自分のペースで走ろうと思います。
こんな調子で走ってますから、どこかのイベントでご一緒できるときはよろしくお願いします。
次は琵琶湖一周かなぁ。