シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

試走レポート【加古川~由良川編】 その1

2009-05-07 13:03:45 | Weblog
 連休二日目の5月4日、以前構想だけ紹介しておりました「日本列島最平坦横断ルート(又は楽ちんルート)」の開拓に行ってまいりました(^^) 本日はその模様をご報告いたしますよ~(^^) [※注、ルートそのものの報告ではないです]
 
 お天気は曇り。予報では午後から雨になるかも知れないということであります。一応降水確率は午前・午後が30%、18時以降が大阪府兵庫県南部で80%、京都府北部が60%というところ。「夏場になった事だし、天橋立には温泉もあるし、降られてもいっか~」というお気楽さで出発です。
 事前のマップ演習では130㌔くらいのルートだし、本格的な峠も無いということでちょっと遅めの出発を計画しました。朝8時の大阪発の新快速電車に揺られまして加古川到着は9時ちょっと前。約1時間の行程です。んでもっていつも要領の悪い石田は自転車の組み立てや水の補給などに手間取りまして、出発地点の高砂海浜公園に到着したのは10時を少し回ったところ。おまけにまたポラール君が臍を曲げてますが、今日だけはどうしても彼にはきっちり働いてもらわないといけないので調整は念入りに、ということでして、まぁ出発は10時ということで(^^) 

 海浜公園に向かう途中でローディーとすれ違いました。練習コースにされているのかなと思いましたが、海浜公園にやって来てここが加古川自転車道の始点であるということを初めて知りました。加古川河口から権現ダムにいたる24㌔ばかりのサイクリングコースのようですが、僕の想定ルートとほぼ平行して延びているようなのでこれを利用する事にしました。風は海風=追い風であります。初夏の潮風を受けながら快適なサイクリングの始まり始まり~(^O^)/
 サイクリングコースの路面の状況は比較的よろしいようです。もしかするとダートな堤防を走る事になるんじゃないかと思ってシクロクロスで乗込んで来ましたがきちんと舗装された路面が続きます。但しこの自転車道路は走り慣れないと実に使い勝手が悪いです。道路の右に設置されていたかと思うと左側へ、堤防を住宅地の方へおりたかと思うと今度はまた堤防上の道を越えて河川敷におりるなど、とにかくこの自転車道を辿る事自体が難しい。救いといえば、堤防上の車の交通量が多いのでそれを避けられる事ぐらいですが、道路をしょっちゅう横断しなくちゃならないのでそっちの方がストレスかもしれません。平荘湖を過ぎて自転車道から外れた時は正直ほっとしました。
 さて、僕がマップ&地勢図と格闘して(な、大げさなもんじゃないか)引いたルートは一言で表すと「複雑」(ーー;)  なにしろ一番「平坦」でなきゃいけないので、数ある道の中で山のほうによるようなルートは却下。川沿いでも尾根が張り出しているような所は少しくらい迂回してでも避ける。こんなコンセプトで選んだもんだから加古川を東にわたったり西にわたったりと結構せわしないのであります。しかも気をつけなくてはいけなかったのは、播州平野という土地は広々としているわりに溜め池が多くて道が複雑に入り組んでおりまして、一本道路を間違うととんでもないところに連れて行かれてしまう(=元のルートに復帰するには山道を走らなくてはいけない)ので「複雑だけど判りやすい」ルートにする必要があったわけです。ああ、これは矛盾だ(;^^) なので勢い主要幹線を辿る事になるわけですが、地図上では細い枝道のように見えても自転車には走り易そうな道があったりもします。加古川の左岸線を走っている時にふと河川敷をローディーが快適そうに走っているではないですか!どうやらずっと堤防上の道と並行しているようです。しめしめという訳で僕も河川敷におりて見ますと・・・。ま、ロードでも走れないわけじゃないですけどちょっとどうかなぁ。砂利が浮いているような道ですよ。シクロだから何にも考えないで走っていられますけどね。それでも堤防上の道が車で渋滞していますから、多少路面の状況が悪くてもこっちの方がストレス無く走れるという点ではよりマシな選択になるのかもしれません。この道を走っていると前方に二人連れのサイクリスト発見。カップルでサイクリングを楽しんでおられるようです。「こんにちは」って声をかけて抜きました。