シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

奈良で講習会 その2

2009-05-01 15:46:25 | Weblog
 え~、先日のレポートでは「このコースの楽しさを伝えきれていないだろうがッ!」というお叱りの声がどこからか聞こえて来そうなので、改めてその模様をお伝えすることにします(^^)

 実を言うとどこをどう走ったのか、前の方について行くのが精一杯であんまり覚えておりません。が、記憶をたよりに地図に落として見ました。まずはR369沿いを南に走りまして川沿いを山登り。内牧の手前で右折しましてグランフォンド吉野のコースに入って行きます。菟田野(ウタノ)から佐倉峠を越えまして高見川沿いを下って行きます。この辺りの川は清流といってもいいでしょう。川の流れは美しく、川底までクリアに見えます。鮎も釣れる川でありますよ。趣のある川沿いの道をどんどんと下って行きます。気持ちいいです。途中ヘリポートがあり、ヘリコプターが2機も駐機してありました。何のためのヘリなのかと思ってましたら、材木の積み出しに使うんだそうです。吉野杉って高級だもんね。発電所が見えたりもしますが、基本的には本当に長閑な山村の風景が広がる中を快適なサイクリングが楽しめました(^^) とはいえ登りでも速い皆さんは下りでも速いです。津風呂ダムへの入り口をかすめて河原屋のファミマで休憩。そこから高見川と別れて小島峠を越えまして三茶屋へ、さらに関戸峠を越えて宇陀路大宇陀の道の駅へ。松山城下町の趣ある町並みを見ながらR376に乗りそのまま榛原駅へと向かいます。そこから出発地点の運動公園に戻りまして一周65㌔のループコースが完結しました。
 とにかくこのコースは自然が美しいです。この時期は八重桜が咲いていたり、新緑が蕨う山に山藤の花が紫色のアクセントを添えているなど、見た目にも心躍る景色に癒されました。高見川沿いの道路は結構高いところから川を見おろすような箇所もあり、流れの清々しさや魚を狙う鷺の優雅な姿を見たり、道路脇の民家に突然「草餅みたらし団子」の看板が掲げられていたりと、練習会の途中でなければついふらふらと立寄りたくなるお店も沢山ありました。とても素敵なサイクリングコースです。なるだけ平坦なルートを選んだと、親方は仰しゃっておりましたがそれでも峠の二つ三つは必然的に入って来るのが奈良という土地柄でありますな(^^)

 練習会の後、大阪へ帰る三人組は銭湯を探し当てまして軽く汗を流して帰ってまいりましたです。その後お酒の飲めるお二人は宴会モードに(^^) 僕はスイーツでもって宴会に参加しました。楽しく暮れて行く春の宵であります。

 後刻談ですが、京橋駅まで輪行で帰って来て、駅前で自転車を組み立てて輪行袋を畳んでおりましたら、若いカップル(多分夫婦だな)に声をかけられました。どうも若旦那が僕のCAAD8に興味を持ったようであります。すこし話しをしました。彼は最近ピストを購入して乗り始めたということですが、若奥さんは自転車に乗っていないということでした。ここは人生の先輩として一言アドバイスをしておくべきでありましょう(^^) 「そりゃ奥さんもぜひ乗るべきです!何といっても夫婦で共通の趣味を持つことはとてもよい事だからね。田舎の温泉宿に行くのに、輪行して行って、今の季節なら緑のトンネルの中を、二人で宿まで走って浸かって来るといいんだよ!楽しいよ」と焚き付けておきました(^^) また素敵な自転車カップルが誕生するといいですね(^○^)V