シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

本日の一冊『サイクリングログダイアリー2009』

2009-04-28 08:34:22 | Weblog
 タイトルからしてわかるように自転車乗りのためのスケジュール帳であります(^^)。これが秀逸であります。はらおびに曰く「長距離サイクリスト専用」(^○^)V
 4月13日に発売されたばかりの本書の編集者は市川寛成氏であります。この方のお名前を見て「アレ?どこかで見かけたような」と思われたあなた。なかなか鋭い記憶力をお持ちですね。5月号のCYCLESPORTSの特集「チームカラーに塗れ!」の72頁をご覧ください。本職グラフィックデザイナー&プロデューサーの自転車乗りであらしゃいますゾ!ま、著者の紹介はこれくらいにしておきまして、肝心の中味でありますがこれが実にいいです。どういいかという所をご紹介します。
 まずこのダイアリーの構成ですが、スケジュール帳だけあって年間カレンダー・月間カレンダー・週別カレンダーと続きます。で一番のお薦めがこの月間カレンダー。毎月のカレンダーの外側に各地で開催される各種イベントの名称と開催日が列記されております。しかもカレンダーの書き込み部分にはそれぞれのイベントの申し込み締切日まで記入されているではないですか!例えば5月のカレンダーの枠外には合計28のイベントが刷り込まれております。その中の一つを見ますと、
 17日 愛知県 琵琶湖 19回ロングライド琵琶湖一周サイクリング大会
と書かれています。これは「5月17日に愛知県サイクリング協会主催で琵琶湖を舞台に開催される19回ロングライド琵琶湖一周サイクリング大会」という意味でありまして、カレンダー部分の5月10日の枠内には「申込締切 ●ロングライド琵琶湖一周」と記されております。これなら絶対申し込み忘れという情けなくも悲しい失態を犯すことはありますまいて(;^^)
 さらに週別ダイアリーについて見ると方眼区分に時間軸があるのはよくあるレイアウトですが、その最後の部分にさり気なく「Km」という刷り込みがあります。この単位記号を見ると、何だか毎日走らなくては気がすまなくなるような恐ろしい誘惑にかられるのは僕だけでしょうか?
 そしてその次に続く第二章部分はサイクリングログメモリと題されておりまして、70頁に及ぶイベント参加記録欄です。日付から当日の天候、スタート時間からフィニッシュ時間、距離、速度、ケイデンス、累計標高などの走行記録に加え、コメント、体調から使用車種、服装、同行者、現地までのアクセスからかかった費用まで記録するようになっております。しかも右頁はあっさり方眼頁となっておりまして、ここにマップやらなんやら書き込む事も可能です。第二章の後半は詳細なイベントの紹介。問い合わせ先も明記されています。
 そして第三章部分は全国の大規模自転車道やサイクリングターミナルの紹介(データ)と地図です。105万分の1図なので、主要幹線を辿るルートなら十分力を発揮してくれます。とどめには各地の月ごとの気象データも巻末に収録されておりまして、遠く離れた地方のイベントに参加する時にもウェア選択の材料を提供頂いております。
 しかもしかもこんなに盛り沢山なのに全国地域別サイクリングイベントがカラー写真入りで紹介された別冊がついて来る!もう一度手にしたら絶対に手放せないスケジュール帳なんであります。
 ここまで至れり尽くせりのダイアリーなので100点満点差し上げたい所ですが、たった一つだけ問題点が・・・。発売日が4月13日なんですわ。1月~3月のイベント紹介がちょっとだけ悲しい。なので96点です!
 この書評をよんで「欲しいかも」と思われた皆さんに一言。いま現在のところこのダイアリーは一般書店では取り扱っておりません。なのでお求めの際は直接発行元のログブック(http://www.log-book.jp/)にお問い合わせください。
 あ、お値段ですか。1600円です(;^^) いや、買って損はしませんって(^^)