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シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

お伊勢参りラン。その4

2010-11-11 01:34:39 | 自転車百哩走大王

 飯高道の駅でお食事の後は、一路伊勢市へ。
 もう上りはないので、ここは頑張って皆さんについて行きます。ここからはウインドブレーカーは不要ですね(^^)
 時々千切れそうになるのですが、信号で追いついたり、頑張って加速して追いついたりしながら、車列を見失わないように進んで行きます。とは言えここ最近走れてないのが如実にわかっちゃいますねぇ(ーー;) ところどころではやはりメンバーの皆さんに待ってもらったりしてしまいます。う~む、脚引っぱってんなぁ・・・(;^^)

 飯高から先の道は正直言ってここまで走って来た道ほど面白くはありません。景色が素晴らしいわけでもなく、ほんとただの「道」です。なので景色を楽しむのは諦めて、ひたすら走る事に意識を向けます。平地での加速やアップダウンの調整などですね。松阪市が近づくと天候も回復して、晴れ間も見えて来ました。

 僕は高いケイデンスで走るのを好みません。だいたい60台で回しています。当然脚の筋肉は早く売り切れちゃいますが、100㌔程度ならこれでもいいかと思います。160㌔をフルに走るんなら70~80台で回して行かないと持たないのですが、今日は好きに走ろうと思っていたのでそのままちょっと重めのギアで走り続けます。
 伊勢市。今日は大学駅伝が開催されているということで、あちこちに通行規制の看板が出ています。僕たちのコースには関係なかったですが、名古屋から来る東海のメンバーは規制にひっかかったりしなかったのでしょうか(^^ゞ

 15時前、ようやく目的地の伊勢神宮外宮に到着です。無事東海のメンバーとも落ち合いまして、サイクルモード成功祈願のあと、入浴と懇親会(宴会)へ。お伊勢参りランはとりあえず楽しく終わりました(^○^)

 そのあと、18時31分発の近鉄特急とJRを乗り継いで帰路につきましたが、帰り着いたのは22時過ぎ・・・(;^^) いやぁ~、三田は遠いわ!

 


お伊勢参りラン。その3

2010-11-10 02:03:21 | 自転車百哩走大王
 高見トンネルからはず~っと下り基調の山道です。トンネルに入る前に、レインブレーカーを着込みました。なんと言っても秋の峠のダウンヒルですよ。登って来た時にかいた汗が急速に冷やされたら一発で風邪を引いてしまいます。
 このトンネルを抜けてからの10分近いダウンヒルは爽快でした(^^) 曇り空を背景に見える山波と紅葉の鮮やかな対比は深まりゆく秋そのものといった風景です。本日の最高速度62.1㌔をマークしたのはこのあたりですね、きっと(^^) このダウンヒルの模様はこちらでお楽しみください。
  http://www.youtube.com/watch?v=Iuy1VKhGNvQ

 で、平地になると他のメンバーはやっぱり速い(;^^) いつものように一人旅になってしまいました。でもね、この道はやっぱり素敵だぁ(^^) 今度は川沿いを下って行く事になります。川の名前は櫛田川。どこからが櫛田川なのか判りませんが、その上流河川であることは間違いないところです。この辺りは中央構造線が走っている場所で、地質学的にも非常に興味深いところなのです。走っていると「月出の中央構造線1㌔先左折」なんて案内が出ていたり、「中央構造線観察所」なんて言う施設案内もあったりします。が、そういう学術的な事とはな~んにも関係なく、自転車の旅人はこの地形と季節の織り成す景色に目を楽しませながら進んで行くのであります。上流部のこの辺りの水はとっても透明です。川底の石や粘土の色までもはっきりと見えます。褶曲した地層も独特の景観をかもし出しておりまして、渓谷美っていうんでしょうか、とても印象的な風景でした。

 月出あたりで雨がぱらつきまして、しばし小雨の中を走ります。国道166号線は和歌山街道と名を変えますが、道幅が極端に広くなったり狭くなったりを繰り返します。「本当にこの道であってるのかなぁ?」って不安になるような狭さの所もありました。こういう時には一人旅って嫌ですねぇ(^^)   集落が近づくごとに道幅は広くなるんですが、そのあたりがなんとなく面白くもあります。秋祭りのシーズンらしく、村々では祭礼の幟が立てられたり、神社の周辺では交通整理が行われたりしております。 やがて川の景色がとっておきに奇麗になる赤桶近辺へ。川沿いの道のいいところは景色が豊かな事でしょうねぇ(^○^)
 ようやくお昼休憩の場所、飯高道の駅に到着ぅ。みなさんに追いついたよ(^^) お昼ご飯には「キツネうどん」を選択しました。

お伊勢参りラン。その2

2010-11-09 02:20:23 | 自転車百哩走大王

 まずは住吉大社組との合流地点、道の駅宇陀路大宇陀を目指します。この日は秋の観光シーズンということもあって、宇陀の街並みをガイドするボランティアさんが沢山出ておられました。宇陀の街並みも趣きがあっていいですよねぇ(^^)

 さて、この時期のサイクリングで難しいのがウェア。朝夕の寒暖の差が激しいうえに、峠越えを伴うような長距離ライドの場合高度の違いによっても気温に変化があります。加えて「秋の空」っていうのは変わりやすいものの代名詞のようなもので、100㌔も走ればいろんなお天気に遭遇する可能性も。そんな理由でこの日僕が選んだのは、夏物のジャージとビブショーツにレッグガード、アームウォーマーにレインブレーカーというスタイルでした。つまり下半身は夏装備、上半身は晩秋~初冬の装備というわけです。グローブだって夏用と冬用、両方持って行ったもんね(^^)
 で、榛原駅を出発しましてしばらくはその格好だったんですが、やっぱり暑くなって来ました。三田を出る時は朝五時ですから、この格好がちょうど良かったんですけど、少し走って体が温まるともう行けません。で、道の駅で早々にレインブレーカーを脱ぎ、グローブを夏用に替えました。
 住吉大社出発組(って言っても、3人の予定が結局一人になっちゃったってぼやいてましたけど)と合流して、記念撮影。
 「伊勢に着いたら何人かいなくなっているかもしれないから」って・・・(;^^)

 それでは伊勢に向かって出発しましょう!宇陀は奈良の東にあります。高見山地とか紀伊山地に近いわけで、近鉄電車で榛原まで来ると標高は300㍍位になっております。 ということは、住吉組には申し訳ないですが、基本下り\(^○^)/ って思っておりました。が、そこはやはり「山地」でありまして山岳地帯なわけです。最初は高見トンネルに向かっての登りから始まります。緩やかなところもあれば急なところもあるわけですが、基本的に大小いくつもの峠を越えて参ります。初めての道なので脚の使いどころが判らない。なので「親方」のあとにくっついて走っております。この「親方」、既に定年退職されておりましてそれなりのお年なのですが、いまだに若い者には負けておられません。ご一緒するイベントでは僕も毎回の様にちぎられたりしております。

 宇陀の道の駅を出て走り始めた道は「参宮街道」と呼ばれております。ぽつんぽつんと点在する集落をつないで走る長閑な道でして、正式には国道166号線といいます。 この日は紅葉が見事でありました。東吉野村を抜けて行くわけですが、さすがに吉野杉の産地だけあって美林が多いです。濃い緑の山肌を背景に、紅葉している木々が艶やかなコントラストを描いております。
 「いいですねぇ!いいですねぇ!」って、あちこちのポイントで感歎の言葉が口をつきます。いや、本当に気持ちいい景色が続いております。先行して行ったメンバーから遅れて二人で高見山トンネルに向かって登って行きます。10時52分、トンネル入り口到着。本日の最高地点です。高度は751㍍あります。

お伊勢参りラン。その1

2010-11-08 02:41:24 | 自転車百哩走大王
 11月7日、「お伊勢参りラン」と言うものに参走してまいりました(^^) 何の為のお詣りかというと、今週末の土日に開催されます「サイクルモード」の出展成功祈願なのであります(^^) センチュリーランを走る会(百哩走大王)では毎年自転車の遊び方を提案しておりまして、そのブースを構えているのであります。
 ま、そういう口実でわざわざ伊勢まで走りにいくのがセンチュリーランを走る会関西支部(大王関西)の「のり」ですな。今回は東海支部も巻き込んでの企画となりました。

 関西のルートは朝6時に大阪の住吉大社を出発する部隊が奈良の榛原から出発する部隊と合流して、参宮街道→和歌山街道と乗り継ぎ、伊勢を目指します。全行程160キロ。僕も全行程を走りたかったのですが、どうあがいても住吉大社の出発時刻には間に合わないので、榛原からの参加となりました。こちらは9時出発で約100キロの行程となります。
 当日参加したのは9名。榛原駅にはそれ以上のサイクリストが集まってました。奈良のサイクリング協会主催で曽爾高原へのサイクリングなんだそうです。お互いにエールを交換してさあ出発です!


 ※家に辿り着いたのが22時となってしまい、記事作成の時間がありませんでした。詳細は明日以降ということでご了承ください m(__)m

お山登り(^^) その3

2010-08-16 01:34:21 | 自転車百哩走大王
 皆様、お盆休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?え、お休み無かったって?すみません、そういう方々もおられて僕たちは日々の生活をさせて頂いております。ありがとうございます。さて、お盆を挟んでしまいましたが「お山登り」の続きでございます。

 登った以上は下らねばなりません。これは自然の摂理です。当然登りよりは下りの方が楽であります。但し体力的な意味に限られますが。
 ここで基本的なお話しをいたします。登りと下りではどちらが危険か。当たり前の事なんですが、下りの方が危険です。ヒルクライムレースの途中で事故が発生したという話はあまり聞きませんが、レース後の下山中に落車して大けがをしたなんて言う話しはよく耳にします。下り走行の特徴は、スピードが「出てしまう」ことにあります。その速度が乗り手のバイクコントロール能力の範囲内に収まっていれば何ということは無いのですが、その範囲を越えてしまうと事故に直結してしまいます。ですからバイクの速度を乗り手のコントロールできる範囲に留めるために、減速する事が重要です。そのためには信頼できる制動装置を装備する事が必要です。
 もう一つ。下りでのバイクコントロールは乗り手の技量が如実に出てしまいます。しかもそれぞれに個性が現れるので集団で峠を下ることは危険を増幅させることがあります。グループで峠を下る時には速く下れる人から順に下りていく事をお薦めします。同じカーブを攻める時にも減速のタイミングやコース取りが乗り手ごとに違う以上、十分な車間距離を置いておかないと、接触事故が起きかねません。下りは乗り手固有のリズムでこなすことが多いので、そのリズムを狂わせる因子はなるべく避けた方が無難なのです。閑話休題。

 それでは下りますよぉ~(^^) で、さすがは高野山です。下りも半端なもんじゃありません。一挙に下ります。記録によれば、最大傾斜で15%、角度にして9°なんて言う箇所もあったらしく(そんなもんその場で見ているような余裕はありまへん)、とにかく先を読みながら自分のコントローラブルスピードに減速しつつ下っていきます。今回はContour HDを装備していかなかったので、スリリングなダウンヒルをご覧頂くわけにはいきませんが、かなりおっかなびっくりの下りでありました。下ったルートはR371でありまして、とにかく狭くて、急で、Rの大きなカーブが続くとってもハラハラ・ドキドキのルートでした。ずっと下りっぱなしなので、常にブレーキをかけているというわけにはいかないのであります。お山のてっぺんでメンバーの一人が「ずっとブレーキを当て効きしているとパンクしますよ」って言ってましたが、実際リムとブレーキシューの摩擦熱でタイヤが加熱してパンクする事もあるらしいです。と言うわけで、直線区間になるとブレーキを開放してリムを冷やすようにして降下を続けます。どの程度の加熱でパンクするのか、経験が無いので解りませんけど(^^) しかし今にしてみれば「あの道で60.6㌔はどうよ?」って自分でも思います(^^; ちょっと飛ばしすぎ?減速中に後輪がドリフトした時もあって、結構びびりました(^^)

 麓のほうに下りて来ますと、急に対向車が増え始めます。丹生川は地元の方の遊び場らしくて、その上流の清川あたりから水遊びをしている親子連れや、バーベキューをしている若者たちなどが見られるようになりました。カーブを曲がった途端に目の前に車がいたりして、危なっかしいので昼間ですがライトを点けて走っていきます。
 途中から道は丹生川沿いを離れて再び峠越えの道に。これがまた結構キツい(ーー;) もう最後になんでよ!とコースコーディネーターを恨みながらの峠越え。これを下ってゴールなんですが、なんか前を走ってるよ?どうやらベンツらしい。ベンツの速度が遅いので先行者から順に追いついてしまいました。煽る気は毛頭なかったのですが、自転車3台でチェイスするような格好になってしまい・・・。運転手さん、ごめんねぇ~(^^ゞ 悪気は無いんだよぉ~(^^)

 ゴール到着は16時すぎ。かくしてとっても苦しいお山登りは終わったのでありました。