いつもならここ安田のローソンは、ロードのグループやペアライダー、あるいは単独行のサイクリストが群れ集う場所なんでありますが、さすがに今日の天気予報ではどちら様も走られてはおりませんようで、その姿を観ることはできませんでした。
さて、ここから進路は東向き。ってことはだ、多分向かい風であります。ふ~、困ったなぁ。
走り出すと案の定向かい風。なかな加速度が上がりませんなぁ。おまけに園部・亀岡へと向かう空には灰色の雲が厚いです。天引きトンネルを下りまして、八坂峠にかかりますが、ここでも土井氏には先行して頂きました。
八坂峠のくだり道、実にタイトでRの強いカーブが続きます。前方から3台繋がって乗用車が上がってくるのが見えました。彼我の現在速度、今とりかかっているカーブと次の反対方向へのカーブのRを考えると減速よりもそのままセンターよりを突っ切った方が安全だと判断してコースを選択して下って行きます。対向先頭車の小母さんだかお嬢さんだかがクラクションを鳴らして来ました。「ビビンな!あんたの動きは見切っとるわ!」安全第一で下っております。
さて八坂峠を下りきるとそこから亀岡への道程が非常に厳しいのであります。とにかく向かい風が強いのであります。おまけに雨が降って来ました。まぁ、降られるとしたらこの辺りだろうなとは思っておりましたので、雨のほうには動じませんでしたが、この風は予想外でした。先月の琵琶湖一周の練習会でも強風に祟られた土井氏でありますが、前回に引き続き風との闘いであります(とはいっても、前回の琵琶一での風は本当にすさまじく、下半しか持てなかったと聞いておりますが)。僕もフロントをコンパクトに落としまして、それこそ先程のはらがたわ峠の登りと同じような進み方になりました。
湯の花温泉に着いた頃に雨風共に弱まりまして、やっと一息つきます。亀岡運動公園前のミニストップで休憩をとります。13時02分。
ここから進路は南に向かいます。来る時が追い風だったので少々心配しましたが、どうやらお天気全般に回復に向かっているらしく、風は弱まってくれました。ですがここから先、法貴峠から笑路(ワロウジ)にかけては結構な登りであります。特に法貴峠の取り掛かりはずいぶんと急な坂道で、S親分がっくりレストラン(廃業した蓬莱と言う名のレストランの廃墟。したから登ってくると峠の頂上を思わせる看板が目につく)だのS親分第二がっくり茶屋(昨年の練習会のおりS親方がここが頂上に違いないと思った施設だが、そこを回り込むと更に登って行く坂が見えた事から)だのがあります。久しぶりの長距離に、果たして足はもつのか?
とは言いつつもコンパクトの力も借りつつ、ようやく本日最後の休憩地点、余野のファミマに到着しました。14時12分。さすがに体が冷えてきております。温かいコーヒーを飲んで体を落ち着かせました。
ここから先はくだり一方です。止々呂美、伏尾と快調に滑り降りて来ます。土井氏もこの爽快さにとても満足頂けたようです。下りきったところが再び猪名川CRとなり、朝来た道を折り返して行きます。川に渡された鯉のぼりを見、引き上げて行くサッカー少年達の姿を見送り、そして雨あがりの堤防沿いに湧いてでる羽虫の群に悩まされながら、大阪駅に着いたのは16時でありました。本日はここで解散。お疲れ様でした。
今日のような天気ではなかなか一人では走り出せないですが、仲間といっしょなら思い切って走り出すことができます。楽しい一日が過ごせた事に感謝であります。
ps.どうも補給で失敗したらしく、脱水&ハンガーノックに陥っておりました。ヘロヘロになって帰宅した後、妻の手作りの夕飯を食べるととっても元気になりました(^^)
久しぶりに走ったので、補給料などを見誤ったようです。CS100心拍計のデータによれば、この日のロングライドで消費したカロリーは2784KCalとなっておりまして、最終盤に速度が出なくなったのはこれが原因かと反省しました。