



ローマ法王の辞任とならんで、今、旅行業界を震撼させているニュースがあります。それは、バチカンでこれまで要らなかった「イヤホーンガイド」を有料で貸し出すようになり、グループで入場したい人は、否応なく借りなければいけなくなりました。「イヤホーンガイド」といえば、当社、ホリデイツアーが「老舗」ですぞ


でも、最近のバチカンのやることはわけがわかりません。まず、バチカン博物館の入場入口にスタッフが予約時間に合わせて「イヤホーンガイド」を持ってきます。有料です。こちらのイヤホーンガイドを持っているかいないかは関係ありません。バチカン美術館に団体で入る人は、強制的にバチカン博物館専用のイヤホーンガイドを借りなければなりません。ところが、これで終わりではありません。バチカン博物館のフィナーレを飾る「システィーナ礼拝堂」を出て来たところで、「監視員」のようなバチカンスタッフが待ち構えています

今度は、サンピエトロ寺院専用のイヤホーンガイドを有料で借りないと、入場させないとのたまうのです




そういえば昔、メディチ家出身の法王の時代に「免罪符」というものがありましたね。サンピエトロ寺院の修復費用に困ったバチカンが、「免罪符」を大々的に売り出して、このお札はご利益があって、これを買うだけで救われる! 天国に行ける!と宣伝し、爆発的に売れましたね!それに意義を唱え、ウィッテンベルク大学 神学教授だったマルティン・ルターが「95カ条の論題」を発表して、宗教改革に直結していった、あの大きな歴史の流れを思い出さずにはいられませんでした

あのイヤホーンガイドは現代の「免罪符」なのでしょうか?財政難が背景にあるかもしれません。取れるところから確実に取ろうという魂胆は見え見えですね

今回は、脱線ブログですみません。また、ツアーのネタに戻るつもりです。
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