ホリデイ現役添乗員日記

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イタリアでユーロスター騒動

2012-03-19 07:33:05 | ホリちゃんイタリア
ほりちゃんですフィレンツェ~ナポリ間(約450Km)を3時間そこそこで走ろうというユーロスターは魅力的ですね。ただし、いつもスケジュール通り走るのであればね!ただそこはイタリア! なかなか予定通り行かないこともあって、日本では正確さの代名詞のような鉄道が、イタリアではよく遅れる乗り物で困っているのです。



ホリちゃんグループ一行が、ユーロスターでフィレンツェからナポリへ移動の日、まずは、サンタマリア・ノヴェッラ駅へ向かいました。案内ボードを見て、ナポリ行きのユーロスターが最初30分遅れ、それから45分遅れと、小刻みに遅れが出てきて、嫌な予感がしました。案の定、発車時刻近くになってもプラットフォームナンバーが出ません。それから、結局、90分遅れ、最終的には、120分遅れまで行きました その間ホリちゃんは、駅構内のチケット・オフィスへ行ったり来たり!しかし、チケット・オフィスは切符の発券と予約のことしか扱わないから、カスタマーズ・サービスと表記した「顧客担当」窓口へ回されるのだが、そこも超混雑!こんなときのイタリア(に限らず、ヨーロッパの国鉄駅は似たりよったり)国鉄駅は非常に不親切

  ①遅れの原因がはっきりしないし、説明がほとんどない
  ②遅れたことをお詫びし、フォローしようという姿勢がみられない
  ③新しい出発時間の情報がしばしば間違っていて、いちど発表した時間を20分 早   めることすらある

こんな相手です。ホリちゃんもストレスたまって、愚痴をこぼしたくなります。原因は、ナポリ方面の路線上で何らかの運行トラブルが発生し、正常な運行ができなくなった、ということくらい。それ以上問い詰めても、鬱陶しがられるだけまた、同じ路線のナポリ行きユーロスターがほぼ定刻で出るのを察知して、その列車へ振り替えが効くか?ということと、空席状況を質問しに行っているのに、質問には答えずに、一方的に、「ユーロスター何番に振り返るから、それに乗れ」と言います。それで、こちらも、「席はあるのか?」と聞くと、「1車両にまとまるか?ということも含めて、グループ全員の席があるかどうかは、乗ってから車掌に聞け!」ですよ!

 そんな、全員分の席があるかどうかの情報も得られないまま、お客さんを他の列車に乗せることはできません。結局、旅程管理者として、ホリちゃんのとった行動は、予定ユーロスターの最終的出発時間と何時間遅れの情報を現地代理店に報告し、バスの配車や到着迎えスタッフとも連絡をとったこと、さらに、到着後の昼食レストランをキャンセルし、その分お客様には、後日返金の約束をし、今日は駅構内で買って食べてもらったり、あるいは食堂車の利用を案内し、各自食べてもらうこと、それから、スケジュール調整、これがいちばんの問題です。今日は、ナポリ到着後、レストランで昼食をとって、ポンペイの遺跡見学後、ホテルヘという予定でした。しかし、ポンペイの遺跡のスタッフが遅くまで働かないためか、ポンペイの遺跡は15:00で閉まるため、間に合わず明日に回すことになった。

     

     

このため、明日の予定は、朝いちばんでポンペイの遺跡見学をやってから、カプリ島1日観光をやり、最終的にはローマまで行くというハードスケジュールになった。日本では「正確さ」が売りである列車の旅も、イタリアではしばしば不確定要素となって、重大な予定変更の温床となるのです。それでも、世界一平和で、世界一サービス業や乗り物のオペレーションがしっかりした日本からのお客様に起こっている現実と対処法を解って頂くのは至難の業です。

       

ナポリ到着日は、サンタルチア港で記念写真を撮り、簡単なナポリの車窓観光をやってホテルに入りました。

ホリデイツアーに関しては、こちらをご覧下さい。


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