

プラハからバスで3時間走ると、中世が現代に息づく町、チェスキー・クルムロフが出てくる




1992年に町全体がユネスコの世界遺産に登録されている。
町全体の美学的価値が早くから認められている。
プラハよりも、ずっとウィーンやザルツブルクに近い、ドイツにも近い国境の町



もういちど、この絵のような景観を見て下さい。
人は、海外旅行に「非日常性」を求める。
従って、目の当たりにするメルヘンティックな景観が、日本のカルチャーから遠ければ遠いほど、日本人の好奇心を刺激する。それで、日本の旅行会社ははずせない



ブルタヴァ川の北側にチェスキー・クルムロフ城がある。チェコでは、プラハ城に次いで大きな城である。このお城は、ローゼンベルク家の時代にゴシック様式からルネサンス様式に改宗され、その後を受けたエッゲンベルク家やシュヴァルツェンベルク家の時代にバロック式に増・改築されたという長いスパンの建築史を持っていて、複合建築様式である。お城だけでなく、町全体も、異なった建築様式の変遷がみられる。本来ならば、歩きながら写真をいっぱい撮りたいところだけど、この町はプラハと違って、日本語ガイドがいないので、いつも、歩きながら通訳する仕事があって、写真が撮れない!
ごめんなさい


シュヴァルツェンベルク家が、19世紀にフルボカー城に居を移してからは、衰退した。時代の流れ、近代化の波に取り残されるということは、町そのものの歴史には、悲劇として位置づけられるのですが、そのことによって、町ごと、古い昔の雰囲気をそっくり残してしまっているから、今の時代、貴重で、ユネスコの世界遺産になる評価ポイントなのです。ユネスコの評価ポイントは、町や建物が、昔の雰囲気をどれだけ残しているかということと、その昔の雰囲気がどれだけ本物であるか? リアリスティックであるか?ということでしょう

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