ホリデイ現役添乗員日記

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輝かしきセビリア、昔の栄光

2010-11-03 06:05:52 | ホリちゃんスペイン
ホリちゃんです。 スペインに行っていました。今、ちょうど夏時間から冬時間に切り替わったばかりです。10月最後の日曜日である、10月31日を境に、翌日から冬時間になるので、
その晩、時計を1時間遅らせて寝るから、1時間寝坊できるんです。冬時間から夏時間に
切り替わるときは、1時間進めて寝るから、逆に1時間睡眠が減って早起きになります。
日本では、体験しないせいか、皆さん何度説明してもピンとこない人もいます。

   

セビリアは、アンダルシアの最大都市です。上の写真はムリリョ公園です。ムリリョのお墓が中央にあります。ムリリョは、プラド美術館に作品もあるし、セビリア出身の有名な画家なのに、ヴェラスケスやゴヤと比べると、日本人への知名度はいまいちです。

  

  


ムリリョが住んでいた家のあたりは、サンタクルス街といって、昔のユダヤ人街です。
イスラム教徒が支配していた時代は他の宗教にも寛容で、キリスト教徒もユダヤ教徒も
街に同居していました。

それが、レコンキスタ(キリスト教徒の再征服運動)ですっかり変わり、写真のような、
メスキ-タはキリスト教の教会に再建されようとしました。途中、未完成に終わって
良かった、良かった、今でもコルドバのメスキ-タは世界遺産です。

   

1492年という年代は、スペイン人にとって、忘れられない年代です。
レコンキスタが完結するとともに、コロンブスの新大陸発見の年でもあるからです。

   

上の写真のセビリアの大聖堂の中にコロンブスのお墓があります。イタリア、ジェノヴァ
の船乗りだったコロンブスの活躍の舞台はセビリアだったのです。
コロンブスの航海を起点として、アメリゴ・ヴェスプッチが本当にアメリカを発見し、
マゼランは世界一周に成功して、大航海時代の到来を迎えたのです。この時代、セビリアは
新大陸から、ザックザックと入って来る金銀の保管のために「黄金の塔」があったと言われたほど栄えました。

それから500年たった、1992年、スペインは、バルセロナ・オリンピックの開催に成功しました。また、その年、セビリアでは、「イベロ・アメリカ博覧会」という万博が開催されました。

     

万博開催地は、「スペイン広場」と呼ばれ、万博の際、スペイン・パビリオンがあったところです。マリア・ルイサ公園周辺のポルトガル、アメリカ、中南米中心の各国パビリオンは
領事館やレストラン等に転用されて、今でも見事に再利用されています。

   

スペイン広場では、スペインの都市別、地域別の歴史がたどれ、今ではアンダルシア州の
官庁や公共機関として、建物が使われています。 一時、新大陸の冨を独占したと言われる
華やかなイメージのセビリア、あのプロスペル・メリメの「カルメン」に出てくる伊達女や
伊達男、「港、港にいる!」などの通俗的な話題の背景にもなった、アンダルシアの華、
セビリアの全盛期を実感するためにも、アンダルシア主要都市を効率良く回る、ホリデイツアーのスペイン旅行に参加してみませんか?

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