鉄道改善案

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「植物園列車」構想

2015年12月01日 | 鉄道車両
 先日「お風呂列車」を提案したが、本稿では「植物園列車」を提唱したい。

1.温室列車
 鉄道車両を「動く植物園」にするにはどうすればよいか。まず思いつくのは車両を温室にすることである。側面、上面を完全に透明化し、全ての面から日光が透過できるようにする。あとは底面にいくらかの土壌を敷いて植物を植えれば温室の出来上がりである。技術的には今すぐ実現可能であり観光列車としてすぐにでも運転できるだろう。

2.貨物列車を植栽列車に改造せよ
 さらに「野外植物園列車」も用意したい。具体的には貨車をベースにし、土壌を敷いて植物を植えることで野外植物園列車が実現可能なのではないか。問題となるのは乗客の安全性であるが、柵を設けて絶対に線路に出ることができないように工夫することが求められる。いずれにせよ技術的にはさほどハードルは高くない。今すぐにも実現可能に思える。

 このような「植物園列車」は簡単に実現できそうだが未だ存在しない。列車固有の振動が植物の生育にどのような影響を与えるか研究する必要があろうが、実現すれば、鉄道車両と緑が融和した空間の創造は一躍脚光を浴び、人気を博すであろう。鉄道の観光的価値を高めるため、JR各社にはぜひとも実現してもらいたい。