本稿では筆者の独断で醜い車両を10形式選びたい。
・JR東日本 E3系2000番台 新塗装 (つばさ)
この車両の塗装デザインは現有車両の中でもっとも醜い。こんな醜い塗装デザインは見たこともない。「こんな色の新幹線には乗りたくない」「新塗装ダサ過ぎ」「こんなのダメ許さない」という意見が相次いでいる。塗装変更前デザインは悪くなかったためにいっそう嘆かわしい。こんな醜いデザインは即刻改めるべきである。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:E3_L64-E2_Coupling_in_omiya_20140517.jpg
・JR東日本 E657系 (特急ひたち、ときわ)
ひたち、ときわ用に新造されたJR東日本E657系は現有車両の中で最もおかしな前面をしている。極度の吊り目で、一言でいえば「きつすぎる」顔である。こんな前面デザインは美しさのかけらもない。今すぐ何らかの変更を施して根本改善すべきである。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ueno_tokyo_line_E657.JPG
・JR東日本 253系1000番台(特急日光、きぬがわ)
253系1000番台は成田エクスプレス用から改造を施したもので、日光、きぬがわに使用されるが、何とも不細工である。というのも前面列車名表示窓の位置が悪いため全体に「ブタ鼻顔」になってしまう。さらに全体の配色が悪い。色が濃すぎる上に、とにかくデザインセンスがなさすぎる。もっともデザインの不細工さは近年のJR東日本特急車両の大半に言えることであるが、253系1000番台は成田エクスプレスの頃の洗練されたイメージの面影が1ミリも感じられない駄作である。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JR_East_253-1000_OM-N01_Nikko_1go_20110604.jpg
・JR東日本 E655系 (なごみ)
この車両はお召し列車に使用されるが、不細工極まりない。擬人化すれば、いかにも「頭の悪い出来そこない」に見えるその前面スタイルはお召し列車として到底許容できるものではない。こんな車両に天皇陛下をお乗せするのは失礼極まりないことだ。国の名誉のため一刻も早く不細工極まりない前面スタイルを根本改修すべきである。
・JR東日本 TRAIN SUITE 四季島
この列車は2017年春から営業を開始するクルーズトレインとして注目されるが、こんな不細工な前面デザインの車両に乗る気は全く起こらない。その前面は下を向いており、乗客の楽しさを破壊するものだ。なぜこんなおかしなデザインを造ることができてしまうのか理解に苦しむ。せっかくのクルーズトレインが大なしのデザインであり到底許容できるものではない。まだ登場していないのだから、今すぐ設計を根本的に見直すべきである。
(画像出典 JR東日本)
・JR東日本 HB-E300系
JR東日本が導入したハイブリッド気動車であるが、その技術はともかく、デザインを全く考慮していない駄作である。特に「目」の形状に全く美しさがない。こんな駄作をつくってしまったらリゾートしらかみの利用者も減少の一途であろう。一般利用者は鉄道車両を技術でなくその外観デザインから評価する。最近のJR東日本はおかしなデザインばかり造って車両の価値を下げており非常に問題である。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Resort-shirakami-Aoike_2nd_in_Akita.jpg
・JR東日本 485系改造車「彩」
この車両は何といってもその「目」がおかしすぎる。こんなヘッドライトの付け方は見たことがない。こんなデザインにした担当者のバランス感覚は皆無なのであろう。根本的に狂ったデザインなのであり、到底許容できない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:JRE_485_Irodori_20100724.jpg
・JR東日本 E5系(東北新幹線はやぶさ など)
E5系は新幹線「はやぶさ」で使用される車両であり、最高速度を引き上げたという功績はあるが、いかんせん前面が醜い。JR東海・西日本のN700系は時速300㎞運転可能ながら非常に洗練された前面であり、不細工なE5系との差が際立つ。新幹線車両においてもJR東日本は東海・西日本・九州には遠く及ばないということであろう。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Series-E5-U15_Yamabiko-50.jpg
・JR東日本 E235系 (山手線)
E235系は山手線に導入予定の車両である。新車導入に水を指すようだが、この形式も前面がおかしい。というのは前面の上枠が直線であることにより、目の錯覚から、凹んでいるように見える。鉄道車両の前面上部は必ず緩やかな曲線を描くが、これをE235系は平らにしているのである。これはむしろ凹んでいるように見えてしまうのであり、醜いデザインとなってしまう。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:JR_East_E235_9836M_Test_Run_20150419.jpg
JR東日本は既存概念を打ち破ろうとする心意気はよいが、そのせいで不細工な車両を造りすぎる。こんな駄作を増やしていては鉄道の価値を下げてしまう。まず必要なことは車両デザイナーを選び直すことであろう。具体的には木村一男氏や水戸岡鋭治氏の力を拝借することである。伝統を守りつつ洗練されたデザインにまとめるJR東海や西日本、九州を見習うべきである。
・小田急 3000形
最後に民鉄から一形式。本形式は小田急でもっとも両数が多いが、その前面からはデザインセンスが全く感じられない。美しい車両トップ10で小田急4000形を挙げたが、この3000形は逆に最低の車両である。こんな車両が小田急最多両数であることは小田急にとって恥ずべきことであり猛省が求められる。いずれ何らかの改造を施すときはその醜悪な前面デザインを根本改修すべきである。
※本記事中の写真は一部を除きWikipediaから引用したものである。